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3連複軸2頭ながしのおすすめの買い方を徹底解説!

3連複軸2頭ながしのおすすめの買い方を徹底解説!

3連複のながしには大きく分けて軸1頭ながしと軸2頭ながしが存在します。
1頭ながしのほうが幅広く購入できるので的中率を高めることができますが、軸2頭ながしは決まってしまえば大きく回収率を向上できます。

軸2頭ながしは選択した2頭の軸馬が必ず馬券に絡まなければ配当にならないため、予想難易度は高まりますがその分期待値もあります。
今回は、3連複軸2頭ながしのおすすめの買い方を解説していきます。

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3連複軸2頭ながしとは?

3連複軸2頭ながしとは?

3連複軸2頭ながしは2頭の軸馬を選択し、残る1頭の枠を複数の相手馬で購入する多点買いです。
3連複は選択した3頭の馬が着順不動で馬券に絡むことで配当になる券種です。
軸2頭ながしでは2頭の馬を固定してしまうことで、買い目を抑えながら高配当が得られる買い方です。

選択した2頭の軸馬が必ず3着内に入線しなければいけない

3連複軸2頭ながしの最大の特徴は、選択した2頭の軸馬が必ず3着以内に入線しなければならないことです。
例えば、AとBという2頭の馬を軸2頭に選択し、C,D,E,F,Gという5頭の馬を相手候補に入れた場合の組み合わせは以下の通りになります。

A-B-C
A-B-D
A-B-E
A-B-F
A-B-G

たった5頭の組み合わせで購入する仔ができるのですが、いずれの組み合わせでもAとBの2頭は馬券内にかかわっています。
この2頭のうちどちらか片方が着外に敗れてしまえばその時点で馬券は外れてしまいます。

また、相手馬が全頭馬券内に入線した場合でも、軸となるAとBが馬券外に敗れてしまったら馬券は外れです。
そのため、3連複軸2頭はながしの中でも難しい買い方といえるのです。

ワイドに似た買い方

3連複軸2頭ながしはワイドと似ているという人もいます。
ワイドは選択した2頭の馬が着順問わず3着以内に入線したら的中となる券種です。

確かに、軸2頭ながしにおける軸馬2頭も必ず3着以内に入線しなければ的中にならないため、ワイドで予想するのと似ています。

ワイドと違うのは、そこからさらに相手馬を加えることです。
ワイド1点買いにプラスして相手を予想するのが3連複軸2頭ながしの予想スタイルといえるでしょう。

3連複軸2頭ながし以外の3連複の買い方

3連複には軸2頭ながし以外にもさまざまな買い方が存在します。
ここからは、軸2頭ながし以外の3連複の買い方を紹介します。

3連複1点買い

3連複1点買いは、たった1つの組み合わせで3連複を予想する方法です。
3連複は組み合わせ数がたくさんあるため、一般的には多点買いで購入することが継続されます。
しかし、出走頭数が少なかったり抜けた馬が3頭しか存在しない場合は1点買いも悪くありません。

しかも、1点買いは払戻が馬券購入費を下回るトリガミの発生もありません。
レースは相当絞らなければいけませんが、ある意味もっとも理想的な買い方といえるでしょう。

3連複ボックス

3連複のボックスは選択した馬の組み合わせをまとめて購入する買い方です。
最大のメリットは幅広く購入できることです。
例えば、A,B,C,D,Eの5頭を3連複ボックスで購入した場合の組み合わせは下記の通りになります。

A-B-C
A-B-D
A-B-E
A-C-D
A-C-E
A-D-E
B-C-D
B-C-E
B-D-E
C-D-E

全部で10通りとなります。
選択した馬がすべて3着以内に入線すれば馬券は的中となりますし、ながしと違って軸馬を選択する必要もないため予想が楽なのもメリットです。

しかしながら、組み合わせが多くなるため購入点数が増えてしまう欠点もあります。
A,B,C,D,Eの5頭をボックスで購入するとしたら点数は10点になりますが、そのうちの2頭を2頭軸に設定できれば購入点数は3点まで抑えることができるのです。

軸馬が定められないレースを3連複で購入したい場合にボックスは役立ちますが、買い目を広げすぎたらトリガミが発生する恐れもあるのでオッズを見ながら馬券購入したいです。

3連複フォーメーション

3連複のフォーメーションは着順ごとに買い目を複数選択できる買い方です。
ながしの場合は軸馬は1着に固定されています。

しかし、フォーメーションの場合は1頭目を2頭、2頭目を3頭、3頭目を6頭のように自由に選択できるのです。
組み合わせの自由度の高さがフォーメーションの最大のメリットといえるでしょう。

非常に便利ですが、自由度が高いため早見表が存在しません。
何も考えずに買いたい馬を増やし続けたら予想以上に購入点数が増えてしまうケースもあるので、購入点数が増えすぎないように注意したいです。

3連複軸1頭ながし

3連複軸1頭ながしは軸馬を1頭選択し、残りを相手でながす買い方です。
軸1頭はその名の通り1頭しか軸馬を選択しません。

2頭目と3頭目は複数の相手馬でながします。
そのため、軸2頭ながしよりは購入点数が増えてしまいます。

しかしながら、軸馬が1頭が馬券に絡めばあとは相手馬次第で的中が決まるため、必ず軸2頭が入線しなければならない軸2頭ながしよりも的中率は高いです。
軸馬が1頭しか決まらないケースでは軸1頭ながしが役立つのです。

3連複軸2頭ながしのメリット3選

3連複軸2頭ながしのメリット3選

3連複軸2頭ながしは使い方によっては大きく回収率を向上することができます。
ここからは、3連複軸2頭ながしのメリットを3つ紹介します。

3連複なので高配当に期待できる

3連複の平均払戻は2万円前後といわれています。
これは、全券種のなかでも3連単に次いで払戻率は高く、高配当に期待できるのです。

もちろん、選択した3頭がすべて馬券内に入線しなければならないので予想は容易ではありませんが、当たった時のリターンにも期待できるので予想し甲斐のある券種といえるでしょう。

意外と的中率も高い

意外かもしれませんが3連複は的中率が高いです。
例えば、圧倒的に強い馬が2頭出走しているレースがあるとします。

この場合はこの2頭を軸にしてしまえばあとは複数頭ながすことで小数点でなおかつ高確率で馬券を的中させることができるでしょう。

軸を定めなければいけませんが、そこさえクリアすればローリスクハイリターンな買い方ができるのです。
そして、3連複は選択した馬が3着内に入線してしまえば着順は全く気にしなくてもいいという特徴があります。

この特徴を理解すれば拾えるレースも存在します。
例えるなら、圧倒的1番人気の馬が3着に敗れるケースです。

2021年の大阪杯におけるコントレイルは単勝オッズ1.8倍に支持されましたがレース直前に振った雨の影響で3着に敗れてしまいました。
この大阪杯でコントレイルを軸にした馬連や馬単を購入していた人は馬券は不的中です。

しかし、コントレイルを軸にした3連複を購入している人は、相手次第で馬券的中もありました。
3連複は着順次第では馬連や馬単よりも的中の可能性が高い券種といえるのです。

購入点数を抑えることができる

3連複軸2頭ながしのもっともすぐれているポイントは購入点数を抑えることができる点です。
似たような買い方に軸1頭ながしがあります。
軸馬AからB,C,D,Eという5頭の相手馬にながした場合の組み合わせは以下の通りになります。

A-B-C
A-B-D
A-B-E
A-C-D
A-C-E
A-D-E

組み合わせ数は6点でした。
では、Bを軸馬として追加して軸2頭で購入した場合、組み合わせは以下の通りになります。

A-B-C
A-B-D
A-B-E

軸馬が1頭追加されたことで組み合わせは3点まで抑えることができました。
軸2頭ながしは購入点数を極力迄抑えることができるのが最大の利点です。
また、購入点数は相手馬の数で決まるため、非常に分かりやすいのもメリットといえるでしょう。

3連複軸2頭ながしのデメリット2選

3連複軸2頭ながしのデメリット2選

3連複軸2頭ながしは小数点で高額配当に期待できる買い方です。
しかし、必ずしもメリットばかりではありません。
ここからは、3連複軸2頭ながしにおけるデメリットを2つ紹介します。

必ず軸2頭が馬券に絡まなければならない

3連複軸2頭ながしにおける最大のデメリットは軸馬2頭が馬券に絡まなければ馬券は不的中となることです。
軸2頭は絶対に3着以内に入線しなければならず、どちらかが馬券外に敗れてしまえばその時点で馬券は紙くずとなります。
軸2頭が馬券に絡むことが3連複軸2頭ながしにおける絶対条件なのです。

着順次第では馬単や馬連よりも配当が劣りやすい

もうひとつのデメリットは、着順次第では馬単や馬連よりも配当が劣る可能性があることです。
3連複は着順を問わない券種なので、とにかく選択した馬が馬券に絡んでくれればそれで的中となります。

しかし、人気馬2頭と不人気馬1頭が3着以内に入線し、その不人気馬が2着内に連対した場合は3連複の配当が馬連や馬単より下回ることがあります。

2020年の有馬記念がいい例で、この年の有馬記念は1着に1番人気のクロノジェネシス、3着に2番人気のフィエールマンが入線しました。
しかし、2着には後方から末脚をフルに伸ばした11番人気のサラキアが入線したのです。

サラキアの激走により、3連複は7,370円でしたが馬単は11,360円、馬連も10,330円の万馬券となったのです。
穴馬の入着順次第では、3連複は馬連よりも配当が下回るケースもあるのです。

3連複軸2頭ながしの軸馬の選び方

3連複軸2頭ながしの軸馬の選び方

3連複の軸2頭ながしははまれば高回収率に期待できますが、どのように軸馬をさがせばいいのか分からないという方も多いでしょう。
ここからは、3連複軸2頭ながしにおける軸馬の選び方を紹介します。

ワイド1点買いで予想するように軸馬を決める

3連複における軸馬2頭ながしは、軸となる馬が2頭とも馬券にからまなければ配当は得られません。
これは、3着以内に入線する馬を2頭選択して予想するワイドと全く同じ考え方で予想してもらってよいです。
軸馬2頭の選出方法はワイド1点買いで予想するのと同じなのです。

安定した成績の馬を探す

軸馬となる馬は3着以内に入線してくれれば着順は問いません。
これまでの成績から、常に上位争いに加わっている馬はいつでも安定した走りを見せています。

もちろんコースや距離適性も重要ですが、過去の戦績を見ながら上位争いしている馬は今回も上位に加わる可能性が高いので軸に最適なのです。

得意舞台を見極めたい

競走馬によっては特定の舞台で真価を発揮する馬もいます。
例えば、特定の競馬場で好走率を高める馬です。
マツリダゴッホやウインブライトといった馬は勝利の多くを中山競馬場で手にしました。

名牝アーモンドアイは中山は全くダメでしたが東京競馬場はこれまで9戦走って【7-1-1-0】、東京競馬場における複勝率は100%だったのです。

特定の競馬場を得意としている馬は、意外と人気していないこともあります。
配当妙味も高いので、コース適性にも目を配りたいです。

3連複軸2頭ながしの組み合わせを人気別に紹介!

3連複軸2頭ながしの組み合わせを人気別に紹介!

3連複は高配当につながることもありますが、人気次第では1,000円を下回ることも少なくありません。
高回収率に期待するのであれば、人気馬と穴馬の組み合わせも重要なのです。
ここからは、3連複の組み合わせパターンを人気で紹介します。

人気同士の組み合わせ

選択したすべての馬が上位人気に支持されている場合、3連複の配当は安くなりやすいです。
なぜなら、着順問わず選択できるので予想が容易で、どうしても多くの人が投票してしまいます。

2016年のマカヒキが制した日本ダービーは、上位3頭が皐月賞で馬券に絡んだ3頭でした。
3連複の配当はたったの850円だったのです。

人気同士の組み合わせは1,000円以下の決着になることもあるので、よっぽど買い目を絞らなければトリガミが発生する恐れもあるのです。

人気馬2頭+穴馬1頭の組み合わせ

人気馬2頭と穴馬1頭の組み合わせはそこそこの配当につながりやすいです。
先ほど紹介した2020年の有馬記念は1番人気と11番人気と2番人気の決着となりました。
11番人気のサラキアが単勝オッズ74.9倍の不人気馬だったこともあり、3連複は7,370円となっています。

ただし、3連複の平均配当は2万円なので、それと比較すると配当は低いです。
また、この有馬記念は馬連や馬単が万馬券となりました。
穴馬の入線順位次第では馬連や馬単よりも配当が低くなることもあるのです。

人気馬1頭+穴馬2頭の組み合わせ

人気馬1頭と穴馬2頭の組み合わせは平均以上の配当を得ることができます。
2017年の菊花賞はこれまで経験したことがないような不良馬場でレースが行われました。

1着こそ1番人気のクリンチャーが入線しましたが、2着には10番人気のクリンチャーが、3着には夏の上がり馬である13番人気のポポカテペトルが入線したため、3連複の配当は13万6,350円になりました。
平均以上の配当がありますが、なんといっても穴馬さがしが難しいです。

軸2頭ながしで穴馬2頭を組み合わせる場合は1頭以上穴馬を選択しなければなりません。
よっぽど舞台適性のある馬でないと軸には不向きなので、人気馬1頭+穴馬2頭で購入する際は軸1頭ながしのほうが向いているかもしれないです。

全頭穴馬の組み合わせ

全頭穴馬で3連複が決まった場合は当然ながら配当妙味は高くなります。
アカイイトが制した2022年のエリザベス女王杯は10番人気⇒7番人気⇒9番人気の決着で3連複は28万2,710円になりました。
上位3頭すべて穴馬で決着づいたときの3連複の配当は10万円台になることが多いです。

ただし、全頭穴馬で決まるレースは基本的にありません。
大抵、なんらかの人気馬が1頭以上入線することが多いです。

ロマンはありますが、いくら配当妙味があったとしてもそれで決着づかなければ意味がないので意図的に狙うのは非常に難しいのです。

高配当が狙える3連複軸2頭ながしの買い方2選

3連複軸2頭ながしは高配当に期待できますが、組み合わせ次第では配当が1,000円を切ることも少なくありません。
3連複軸2頭ながしはただでさえ難しい買い方なので、少しでも配当妙味を高めて購入したいです。
ここからは高配当に期待できる買い方を2つ紹介します。

人気馬と穴馬を組み合わせて買う

ひとつめの買い方は人気馬と穴馬を組み合わせることです。
3連複は人気同士の組み合わせだと、どうしても配当妙味が小さくなります。

しかし、1頭でも穴馬が馬券に絡んだら配当が跳ね上がるケースも少なくありません。
そのため、高配当に期待したいのであれば穴馬を積極的に組み合わせましょう。

1点あたりの購入点数を引き上げる

1点あたりの購入点数を引き上げる買い方もおすすめです。
3連複軸2頭ながしの最大のメリットは購入点数を絞ることが可能なことです。

フルゲート18頭のレースで全通り購入したとしても組み合わせ数は16通りで済みます。
そのため、1点当たりの購入資金を増やせる余裕もあるのです。

3連複は人気馬2頭と穴馬1頭の組み合わせの場合、1,000円台で決着づくこともあります。
このようなパターンで配当妙味を高めるのであれば、1点あたりの購入額を増やすしかないですが、3連複軸2頭ながしはその余裕があるので、強く張ることでリターンを増やすことも可能なのです。

3連複2頭軸ながしが向いていないレースの特徴2選

レースによっては3連複2頭軸ながしが向いていないレースもあります。
どのようなレースが向いていないのか、2つの特徴を紹介します。

出走馬の実力が拮抗している

ひとつめは出走馬の実力が拮抗しているレースです。
競馬は一日に20から30レース近く開催されていますが、そのなかには抜けた馬がいるレースもあれば、誰が勝ってもおかしくないレースも存在します。

後者のケースの場合、1番人気でも単勝オッズが5倍台以上ついていることがありますが、これは馬券購入者の投票が各馬に分散してし、誰が勝つのか多くの馬券購入者も読み切れていない場合に見られます。

当然のことながら、軸馬2頭を選択するのも容易ではありません。
このようなレースで3連複を当てたいのであれば、ながしではなく幅広く抑えることができるボックスで購入するのがよいでしょう。

軸が2頭定められないレース

軸2頭を探すのは容易ではありません。
例えば軸馬1頭はかんたんに予想できたとしても、残りの1頭が全く定められない場合は無理に軸2頭で購入する溶離も軸1頭でながしたほうが的中率を高めることができるでしょう。

3連複2頭軸ながしは軸馬2頭が必ず馬券に絡まなけばならないので、どうしても軸馬が2頭選択できない場合は無理に購入しないほうがよいです。

まとめ

今回は3連複2頭軸ながしについて紹介しました。
3連複2頭軸ながしは選択した2頭の軸馬が馬券に絡まなければならないため、ボックスやフォーメーション、軸1頭ながしと比較しても難易度の高い買い方です。

しかし、3連複軸2頭ながしは買い目を抑えることができるので軸馬さえ見出すことができれば回収率向上に期待できます。

今回は3連複2頭軸ながしの基本と買い方について紹介しました。
当記事を読んで3連複2頭軸ながしに興味を持たれた方はぜひ購入を検討してみてください。

  • この記事を書いた人

中森

競馬歴22年の中森です。 競馬だけで生活しています。 独自のリサーチと情報収集力で競馬予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競馬予想に役立つような情報を発信中。

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