競馬の基礎知識

3連複フォーメーションは10点買いが最強!おすすめの買い方をわかりやすく解説

3連複フォーメーションは10点買いが最強!おすすめの買い方をわかりやすく解説

3連複フォーメーションと聞くと、競馬初心者はなにやら意味不明なものに感じるのではないでしょうか。
競馬を始めて数ヶ月くらいだと、ようやく単勝や馬連に慣れてきた頃だと思います。

単勝を当てるのも難しいのに、3連複なんて無理だと思っていることでしょう。
ましてやフォーメーションなど、何のことかよく分からないのではないでしょうか。

この記事ではそんな競馬初心者に向けて、3連複フォーメーションをわかりやすく解説します。
3連複というと買い目点数が多くなって、お金がいくらあっても足りないという印象がありますね。

そのため購入金額を抑えようと3点や4点など中途半端な買い目で馬券を買い、その結果やっぱり当たらなかったなんてことがあると思います。
買い目点数がある程度増えても、結果的に的中率や回収率が上がればいいですよね。

そこで3連複をフォーメーションで買う際は、10点に絞ることが最強ということを紹介したいと思います。
10点に絞ることで投資金額が抑えられ、さらに的中率・回収率を上げることができるのです。
3連複フォーメーションでおすすめの10点買いを解説します。

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3連複フォーメーションとは?

3連複フォーメーションとは?

3連複フォーメーションとは一体何でしょうか?
3連複もフォーメーションもよく耳にする言葉ですが、競馬初心者の方で正確な意味を理解している人はそんなに多くない印象です。
ここでは3連複とフォーメーションに分けて詳しく解説します。

3連複とは?

3連複は正式名称を、馬番号三連勝複式勝馬投票法と言うそうです。
なんだか堅苦しくて難しい名前ですね。
しかし内容はそれほど難しいことはありません。

3連複は1着・2着・3着となる馬の馬番号の組合せを当てるもので、1着・2着・3着の着順は問わない馬券です。
3連複と並んで人気の3連単は、1着・2着・3着を着順通りに選ぶ必要があるのが特徴です。
そのため3連単は、3連複よりも当てるのが難しい馬券ということになります。

JRAの9種類の馬券で、3連複は3連単に次いで売上第2位です。
全体の21.7%、1/5の売上が3連複となっています。
1位は3連単で29.0%、二つ合わせたシェア率は50%を越えます。

3連複と3連単の馬券を3連系と言いますが、その3連系馬券だけで半分以上の売上があるのです。
3連複は選んだ馬が3着までに入っていればいいので、3連単より的中率が高いのが特徴です。

しかしフルゲート18頭が出走する場合、全ての組合せは816通りもあるため、的中率は0.12%しかありません。
そのためなんか当たりそうと思って買い続けると、すぐにお金がなくなってしまうので注意してくださいね。

フォーメーションとは?

フォーメーションは、1頭目・2頭目・3頭目をそれぞれ1頭以上選択して、購入可能な組合せの全てを購入する投票方法です。
例えば1頭目に1番、2頭目に2番・3番、3頭目に4番・5番の馬を選んだ時の3連複の買い目は次のようになり、点数は4点です。

1-2-4 1-2-5
1ー3-4 1-3-5

3連複は着順に関係ないので、上の組合せのどれかで1着〜3着までを占めれば当たりとなります。
2番〜5番の馬は、3着以内に入らなくてもまだ他の2点の買い目で当たる可能性があります。

しかし、1番の馬が3着以内に入らないと全ての買い目でハズレとなってしまうのです。
そのため1頭目に1頭の馬で選択する場合は、信用度の高い馬を選ぶようにしましょう。

まとめると3連複フォーメーションは、3連複の馬券をフォーメーションという買い方で買うということになります。

3連複フォーメーションのメリット・デメリット

3連複フォーメーションのメリット・デメリット

どんなことでもメリットがあればデメリットがありますが、3連複フォーメーションにもメリットとデメリットがあります。

3連複フォーメーションのメリットデメリットを知っていれば、馬券購入のヒントにもなります。
それぞれを確認していきましょう。

3連複フォーメーションのメリットは?

3連複フォーメーションの最大のメリットは、買い目点数を効果的に絞り込めることです。
3連複の馬券はやみくもに買っていては、いつまでたっても当たりません。

フォーメーションを考えることは、軸になる馬を探すことに繋がります。
そして軸馬を決められれば、それだけでかなりの買い目を絞り込めます。

また3連単のように1着・2着・3着の着順を気にしなくていいので、買い目点数を抑えながら当たる確率も上がります。
軸馬を探して買い目を絞り、フォーメーションで買ってみましょう。

3連複フォーメーションのデメリットは?

3連複フォーメーションのデメリットは、配当がそれほど高くない場合があることです。
当たりやすいということは、それだけ配当が低いということにもなりますね。

3連複フォーメーションで買った際に、配当が低かった例を紹介します。
2023年4月2日の中山競馬場第6R、3歳1勝クラスは1着5人気・2着1人気・3着2人気の決着でした。
払戻金は以下のようになりました。

券種 払戻金
単勝 2,040円
馬連 1,310円
馬単 4,920円
3連複 1,860円
3連単 27,180円

5番人気が1着になったことで、馬単や単勝よりも3連複の配当が低かったのです。
3頭も当てたのに、馬単や単勝より低いのは納得がいかないかもしれません。
しかしそれでも当たりは当たりなので素直に喜んで、配当についてはこんなこともあると割り切りましょう。

3連複フォーメーションのトリガミの可能性

3連複フォーメーションのトリガミの可能性

3連複フォーメーションは思ったほど配当が高くない場合があると紹介しましたが、トリガミの可能性はどうなのでしょうか?
トリガミとは、馬券が当たっても購入金額より払戻金額が低いことを言います。
当たって損したということですね。

3連複の平均配当は約2,600円、中央値は約5,400円と言われています。
なお平均配当は単純な平均値ではなく、調和平均という値を用いています。

調和平均とは

平均の速度や仕事の速さを考える際に多く利用される算術で、単純に平均配当を求めるよりも感覚的に妥当な平均値となります。

調和平均を馬券の配当に応用すると、超高額配当が平均値に与える影響が小さくなるので、実感に近い数字を求めることができます。

これから考えると、3連複フォーメーションは買い目点数を26通り以下にしないといけないことになります。
では毎レース20点くらいの買い目でいいかというとそんなに単純ではありません。

2023年4月2日中山競馬第4R、障害4歳以上未勝利では1人気・3人気・2人気で決まり、3連複配当は320円でした。
このレースを20点も買っていては完全にマイナスになってしまいますね。
これは極端な例ですが、3連複の配当が1,000円を下回ることも多くあります。

このようなことから、3連複フォーメーションは10点以上の買い目で、トリガミの可能性があると言っていいのではないでしょうか。
3連複フォーメーションを買うレースの見極めと、買い目を絞り込むことが大切だと分かりますね。

3連複フォーメーションと3連複ボックスの違い

3連複フォーメーションと3連複ボックスの違い

フォーメーションに似た馬券の買い方でボックスというのがあります。
ボックスは、選んだ馬の全ての組合せを購入する投票方法です。

フォーメーションで1頭目1番・2頭目2番・3頭目3番4番5番で設定すると、買い目は1-2-3、1-2-4、1-2-5の3点です。
その5頭をボックスで買うと買い目は一気に10点となり、その組合せは次のようになります。

1-2-3 1-2-4 1-2-5 1ー3ー4 1-3ー5
1-4-5 2-3-4 2-3-5 2-4-5 3-4-5

このように3連複ボックスは3連複フォーメーションに比べて買い目が増える分、的中率が上がり、時には高配当になる可能性もあります。

単純に上の馬番号をそのまま人気順と考えてみると分かりやすいです。
3連複フォーメーションでは一番高配当になる可能性があるのが、1-2-5の組合せです。

一方3連複ボックスは、3-4-5が来ればある程度の配当が期待できますね。
また3-4-5だとフォーメーションはハズレとなってしまいます。

デメリットとしては1-2-3で決まった場合、3連複ボックスだとトリガミの可能性が大きいことです。
フォーメーションとボックス、どちらが良いということはありませんが、レースによって使いわけるのが良いようですね。

3連複フォーメーション10点のおすすめの買い方

3連複フォーメーション10点のおすすめの買い方

ここまで見てきたように、3連複フォーメーションはトリガミにならないようできる限り買い目を絞り込みながら、配当の高いところを狙っていく必要があります。
そこで、3連複フォーメーション最強の買い方として、買い目を10点にする方法を紹介します。

レースによって軸馬の頭数が変わるので、軸馬が1頭の時、2頭の時、さらに軸馬を絞り込めない時に分けて見ていきましょう。

軸1頭の時の1-5-5戦法

軸馬が1頭の時に有効なのは、1-5-5戦法です。
これは1頭目に軸となる1番を選択して、2頭目・3頭目に2番・3番・4番・5番・6番を選択します。
そうすると買い目は以下のようになります。

1-2-3 1-2-4 1-2-5 1-2-6 1-3-4
1-3-5 1-3-6 1-4-5 1-4-6 1-5-6

軸馬の1番は必ず3着までに入らないとハズレとなるので、かなり信用のおける馬がいる場合に有効な作戦と言えます。
軸馬以外は5頭も選択できるので、〇や▲だけでなく、穴馬を3頭入れるのがおすすめです。
選んだ穴馬が3着までに入れば高配当も期待できますね。

実際のレースで説明します。
2023年の京都記念はダービー馬ドウデュースが参戦し、単勝2.5倍の1番人気となりました。
そんな時は1-5-5戦法を使い、ドウデュースを軸馬として設定しましょう。

結果は1着ドウデュース、2着に6人気マテンロウレオ、3着に4人気プラダリアとなり、3連複配当は3,470円となりました。
2着が6人気で3着が4人気なので、2頭目3頭目にこの馬を設定するのはそれほど難しくありません。

このように軸馬が1頭の時は買い目が絞りやすく、しかも当たりやすいのが嬉しいですね。
10点買いのため配当が1000円以上ならトリガミにならないので、3,740円の配当は大成功といえるのではないでしょうか。

軸が2頭の時の1-1-10戦法

次に軸馬が2頭いる場合の買い方を紹介します。
軸が2頭いる場合、3連単の時は1着2着の設定に迷いますが、3連複ならどちらも3着以内なら当たりとなるので比較的簡単に設定できます。

軸が2頭の時の3連複ファーメーション10点買いは、1-1-10戦法が有効です。
2頭の軸馬の馬番を1番・2番とすると、1-1-10戦法の買い目は次のようになります。

1-2-3 1-2-4 1-2-5 1-2-6 1-2-7
1-2-8 1-2-9 1-2ー10 1-2-11 1-2-12

このように軸馬を2頭と決めると、3頭目を幅広く買うことができます。
そのため3頭目に人気のない馬が入ってくると高配当も期待できるので、このようなケースの3連複フォーメーションはおすすめです。

例として2023年のダイヤモンドステークスを振り返ってみましょう。
1番人気が3.1倍でシルブロン、2番人気が3.7倍でミクソロジーでした。
どちらも連勝で臨んだレースでしたが、突き抜けた人気にはなりませんでした。

こんな時こそ、3連複フォーメーション1-1-10戦法は効果を発揮します。
シルブロンもミクソロジーも1着は難しくても、3着までに入る可能性は高いと考えられます。
この2頭を軸にして、3頭目を幅広く10点のフォーメーションで買います。

結果は1着ミクソロジー・2着に13人気のヒュミドール・3着シルブロンで3連複配当は17,300円にもなったのです。
1番人気のシルブロンが3着になり、穴馬が2着に入って当たるのは3連複の良いところですね。

軸が絞り込めない時の2-2-3戦法

最後に2-2-3戦法を紹介します。
3連複フォーメーションの2-2-3戦法は軸馬を絞り込めない時に有効です。
2-2-3戦法は6頭の馬をうまく組み合わせた買い方となり、買い目は次のようになります。

1-3-4 1-3-5 1-3-6 1-4-5 1-4-6
2-3-4 2-3-5 2-3-6 2-4-5 2-4-6

6頭の3連複をボックスで買うと、買い目は20点になります。
それをフォーメーションにすることで、10点に絞り込むことができました。

この戦法が成功した例として、2023年のシルクロードステークスを紹介します。
1人気は未勝利戦から4連勝したマッドクールの2.5倍でした。
しかし、2人気ナムラクレア、3人気トウシンマカオは共に重賞レースを勝ったこともあり地力があります。

また近走の凡走から10人気となったファストフォースも重賞のCBC賞を制しています。
結果は、1着ナムラクレア・2着ファストフォース・3着マッドクールで3連複配当は6040円となりました。

ファストフォースを6頭の中に組み込めるかがポイントですが、重賞を勝っている馬なので十分に考えられますね。
このように絞り込めないレースの時は、2-2-3戦法を試してみてください。

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3連複フォーメーション10点のまとめ

この記事は3連複フォーメーション10点について解説してきました。
この記事をまとめると次のようになります。

まとめ

  • 3連複フォーメーションは10点に絞ることが最強
  • 3連複フォーメーションは買い目を絞り込めるメリットがある
  • 3連複フォーメーションは配当がそれほど高くないデメリットがある
  • 3連複フォーメーションは10点以上の買い目でトリガミの可能性あり
  • 3連複ボックスはフォーメーションより買い目が増えるが高配当の可能性がある
  • 軸が1頭の時は1-5-5戦法
  • 軸が2頭の時は1-1-10戦法
  • 軸が絞り込めない時は2-2-3戦法

3連単は高配当が魅力ですが、当てるのは難しい馬券です。
その点3連複は3着までに入ればいいので、的中率がぐっと上がります。
馬券を当てることを第一に考えると、3連複フォーメーションを極めてみるのもいいかもしれませんね。

前述のダイヤモンドステークスのように、人気馬2頭と穴馬1頭が入ったときは高配当の可能性があっておいしい馬券になります。
3連複フォーメーション10点戦法を利用して、効率的に馬券を購入してくださいね。

  • この記事を書いた人

中森

競馬歴22年の中森です。 競馬だけで生活しています。 独自のリサーチと情報収集力で競馬予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競馬予想に役立つような情報を発信中。

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