競馬の基礎知識

馬単フォーメーションの買い方やメリット・デメリットを具体例を交えて解説

馬単フォーメーションの買い方やメリット・デメリットを具体例を交えて解説

現在、競馬で人気の馬券は高額配当が魅力の3連単ですが、2頭を対象とした馬券の中では馬単は最も配当金額が高い馬券です。

馬単はマイナーなイメージを持つ人も多いですが、馬単フォーメーションといったように、馬単独自のテクニックも存在しています。
この記事では馬単の特徴や馬単フォーメーションについて解説していきます。

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競馬で馬単とは?

マークシートー馬単(引用元:YOUTUBE)

馬単は1着馬と2着馬を着順を指定して購入する投票方法になります。
似たような馬券が馬連ですが、こちらは指定した2頭が1着2着に入れば的中なのに対し、馬単では1着馬と2着馬の着順も一致した場合に的中となり、1着に指定した馬が2着、2着に指定した馬が1着のケースでは不的中となります。

このように着順を指定する必要があるため、馬連と比較すると純粋な的中率が馬連の半分以下と大きく下がります。
逆に的中率が下がる代わりに的中時の配当は大きく上昇し、特に同じ人気薄が1着でゴールした場合は、馬連の倍以上の配当を得ることができる点が馬単の大きな魅力です。

過去には枠番連勝単式があった時代もありましたが、現行の8枠制になって以降、2002年に3連複の導入と合わせて、馬番連勝単式(馬単)が新しい投票方法の1つとして導入されます。

単式の投票券は元々、競艇などの公営ギャンブルで馴染みのあった投票法ですが、競馬では枠単を除けば2002年が最初の導入となり現在に至ります。

2021年の段階では馬単の馬券のシェアは5.7%となっており、この数値は枠連の2.4%に次ぐ2番目に低い数値ですが、多くの人が馬連に移行したことで時代の流れによりシェアが低下したのが枠連です。

それに対し、2頭を対象とした馬券の中で最も高配当になる馬単は、決して人気がないわけではなく、状況に応じた有効な投票法の1つとして、競馬ファンからは根強い人気があります。

馬券を馬単で買うメリット

馬単で馬券を購入するメリットは、やはり高配当が手軽に狙いやすい点です。
特に1着に人気薄が入った場合は、例え2着が1番人気だったとしても万馬券になるケースも少なくなく、上位人気を2着の軸に固定することで、簡単に高配当を狙うことができる点は大きなメリットです。

実際に1番人気が2着に敗れるケースも多く、特に未勝利戦や条件戦で2着の多い馬は、圧倒的1番人気に支持されやすいですが、勝負どころのツメが甘く2着に敗れるケースも少なくありません。

こういった馬を見極めて、意図的に2着固定にすることで、高額な配当を簡単に狙う方法は、馬単で利益を出すためのオススメの購入方法の1つとなります。

また、単純に馬単の方が馬連と比較しても払戻金額が高く、過去最高配当金額は馬連ですと100円の投票で約50万円ですが、馬単だと100円の投票で約150万円が過去最高の配当金額です。

このように最高配当金額だけを見ても3倍以上の差があり、上位人気1着下位人気2着のケースでは両者の差は2倍以下を下回るケースもありますが、下位人気1着上位人気2着ですと、多くの場合両者の差は2倍以上を上回ります。

馬単のメリットを活かすためには、この下位人気1着上位人気2着の組み合わせを意識して積極的に購入することが重要なポイントです。

馬券を馬単で買うデメリット

次に馬単で馬券を購入するデメリットですが、馬連と比較すると同じ購入金額では純粋な的中率は半分となってしまう点で、具体的には逆目の場合に不的中となります。

逆目とは指定した馬の着順が不的中のケースで、選んだ馬自体は正解であっても、指定した着順が逆の場合は問答無用で不的中となります。

このデメリットを回避するためには、最初から馬単ではなく馬連を購入すれば問題ありませんが、馬連ですと馬単よりも的中時に大きく配当金額が下がってしまいます。

これを解決するために馬単マルチと呼ばれる、両方を購入する方法もありますが、全レース裏表を買うと投資金額の増加に繋がり、本来の低い的中率を考えると効率の悪いギャンブルになってしまうため、素直に馬連1点を買った方がオススメです。

ただし、荒れる可能性があるレース、特に人気薄を中心に購入するケースでは、着順の指定が難しいため馬単マルチで両方を購入するのも有効な馬券戦略の1つです。

基本的には片方のみ購入がベストですが、穴馬の軸狙いでは馬単マルチ、上位人気馬の軸狙いは片方のみ購入といったように、ケースに応じて上手く使い分けてデメリットを回避するようにしましょう。

馬単フォーメーションとは

マークシートーフォーメーション(引用元:JRA)

馬単には流し、ボックス、マルチといった買い方がありますが、その中でもおすすめの買い方が馬単フォーメーションです。

馬単フォーメーションでは、1着と2着に指定した馬の全通りの組み合わせを購入します。
1着に馬番1、2番、2着に1、2、3、4番を指定した馬単フォーメーションの買い目は以下の通りです。

1⇒2、1⇒3、1⇒4、2⇒1、2⇒3、2⇒4

これは一般に馬単フォーメーション2‐4と呼ばれる買い目となり、合計で6点の買い目となります。
馬単流しと購入方法は似ていますが、馬単フォーメーションの特徴は1着でゴールする可能性の高い馬を2頭以上選ぶ点にあり、そして、1着に指定した馬に限り2着も視野に入れたマルチの買い目を入れる点が、馬単流しと異なります。

馬単フォーメーションのメリットは買い目を絞り込むことができる点で、上述の2‐4の馬単フォーメーションでは4頭の馬を選びつつも、僅か600円の買い目で済ませることができ、選ぶ頭数が増える程、ボックス買いよりも買い目を抑えることができる点がメリットです。

逆にデメリットはボックスと比較すると着順不的中による買い漏らしが生じる点ですが、これを避けるために自信のある2頭以上の馬に限り、マルチで購入を行うのが馬単フォーメーションの特徴で、流し馬券よりは買い漏らしを減らす工夫ができる点から的中精度が高いです。

ただし、1頭目の馬に限りマルチ購入をすることで的中精度を上げている分、流し馬券よりは少ない投資金額で手広く流すことが出来ない点も、フォーメーションのデメリットとなります。

明確に強い馬が存在するため、穴まで手広く押さえておきたい場合は馬単流し、波乱も期待できる場合は馬単フォーメーションといった形で使い分けるとさらに効果的です。
では、実際に代表的な馬単フォーメーションを見ていきましょう。

馬単フォーションの基本形「2‐6」

馬単フォーメーション2‐6では、1着に指定する馬を2頭、2着に指定する馬を1着に指定した馬2頭も合わせて合計6頭選ぶ買い目となります。
1着に馬番1、2番、2着に1、2、3、4、5、6番を指定した買い目は以下の通りです。

1⇒2、1⇒3、1⇒4、1⇒5、1⇒6、2⇒1、2⇒3、2⇒4、2⇒5、2⇒6

馬単フォーメーションは6頭の馬を選べますが、1点100円購入の場合、投資金額が千円で済むという点が最大の特徴です。

1Rあたり僅か千円の投資で、万馬券を含む高額配当を狙うことができるため、馬単フォーメーションは非常におすすめの買い目となりますが、1着に指定する軸馬の選び方には注意点があります。
軸馬2頭を選ぶ場合には人気馬2頭を選ばずに、人気馬1頭と穴馬1頭から穴馬を選ぶようにしましょう。

なぜなら、1番人気、2番人気馬を1着に指定した場合、的中精度は上がりますが、人気サイドの決着を拾ってしまうため結果として配当金額が大きく下がる可能性があるからです。

そのため、1頭は人気サイドの自信のある馬を手堅く選び、2頭目に穴馬の中から1着になる可能性のある馬を選ぶことで、2頭目の穴馬が勝利した時に、高額配当を的中可能性が大きく高まり、馬単のメリットである高額配当の恩恵を受けることができるからです。

トリガミを視野に入れた馬単フォーション「2‐7」

馬単フォーメーション2‐7では、1着に指定する馬を2頭、2着に指定する馬を1着に指定した馬2頭も合わせて合計7頭を選ぶ買い目となります。
1着に馬番1、2番、2着に1、2、3、4、5、6、7番を指定した買い目は以下の通りです。

1⇒2、1⇒3、1⇒4、1⇒5、1⇒6、1⇒7、2⇒1、2⇒3、2⇒4、2⇒5、2⇒6、2⇒7

馬単フォーメーションでは全体で7頭の馬を選び、1点100円購入で1,200円の投資となります。
馬単フォーメーションよりもさらに1頭視野を広げることができる購入方法ですが、上位人気同士の買い目の場合に生じるトリガミや、利益があまり出ない馬券2点を無条件で消すことで、2‐6と同じく投資金額が1000円というリーズナブルな金額に収めることができる点が最大の特徴です。

特に1頭目に選んだ人気馬と上位人気馬2着の組み合わせは、払戻金額が投資金額1200円を下回るケースも多く、また利益が出ても2倍以下となるケースも少なくありません。

こういった買い目を2点無条件で消し、2頭目に選ぶ馬の幅を広げることができる点が馬単フォーメーション2‐6と比較した馬単フォーメーション2‐7のメリットとなります。

馬単フォーメーションと同じように、軸馬2頭に関しては人気馬1頭と穴馬1頭の選択でもよいですが、敢えて人気馬2頭を軸に選び、オッズの旨味の欠ける買い目でもある上記の例でいう1⇒2、2⇒1の買い目を消し、穴馬に幅を持たせることもできます。

このようにレースの人気に応じて、軸馬選定に幅を持たせることができる点も、馬単フォーメーション2‐6には無い、馬単フォーメーション2‐7のメリットです。

状況に応じて馬単フォーメーションで軸馬2着固定も有効

上述した馬単フォーメーション2‐6と2‐7は、1着固定を前提にした馬単フォーメーションですが、状況に応じて1着ではなく2着に絡むことを前提にフォーメーションで購入することができます。
具体的に1着に馬番1、2、3、4番、2着に1、2番を指定した買い目は以下の通りです。

1⇒2、2⇒1、3⇒1、3⇒2、4⇒1、4⇒2

馬単フォーメーション2‐4と同じく買い目は100円で6点購入となりますが、実際は2着を軸馬に指定した馬単フォーメーション4‐2となり、マルチ購入の部分を除き、買い目は馬単フォーメーション2‐4とは大きく異なります。

馬単フォーメーションの軸馬2着固定は、上述した馬単フォーメーション2‐6、2‐7の変化形である、馬単フォーメーション6‐2、7‐2として狙うことも可能です。

特に過去の成績で2着が多い馬などが2頭以上いるレースや、下級クラスで2着の多い1番人気馬がいる場合に、積極的に狙っていける有効な馬券戦略の1つとなります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は馬単のメリットや、有効な馬券戦略の1つである馬単フォーメーションについて紹介しました。

馬単のメリットは払戻金額が馬連と比較して高い点であり、このメリットを活かすためにも、人気サイドを軸馬にし的中率を上げる方法よりも、1頭を穴馬の中から軸馬として選ぶことが基本です。

元々低い的中率を上げるよりも、的中時の払戻金額を上げた方が、長い目で見ると回収率UPに繋がるため、馬単を初めて購入する人はこの基本を意識するようにしましょう。

  • この記事を書いた人

中森

競馬歴22年の中森です。 競馬だけで生活しています。 独自のリサーチと情報収集力で競馬予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競馬予想に役立つような情報を発信中。

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