競馬で必ず儲かる買い方はあるのか？回収率を上げるために意識すべきポイントを解説

「必ず儲ける」とは、誰でも特定の買い方をすれば必ず儲かるという意味ですが、結論から言うと、競馬で誰でも必ず儲かる買い方は存在しません。

ですが、長期的な視野で見ていけば、儲かる可能性が高くなる買い方はあります。
この記事では、儲かる可能性が高くなる買い方を解説していきます。

競馬で必ず儲かる買い方はあるの？

冒頭でお伝えした通り、競馬で必ず儲かる買い方はないと思った方が良いでしょう。
もし、仮にあることを前提に考えても、全員がその買い方をしたら、オッズに影響が出て、本来勝てていた買い方も、勝てなくなってしまいます。

ですから、仮に必ず儲かる買い方を知っている人は、他の人に儲かる買い方を教えることは無いと考えてよいでしょう。
よく、「ギャンブルは人と同じ買い方をすれば負ける」と言われることがあります。

これは、ギャンブルでは大多数の人は負け組であり、人と同じ買い方をするということは、多数派である負け組と同じ買い方をしてしまうことに繋がるからです。

ですから、競馬で勝つためには、なるべく人と違う買い方、つまり、自分で考えたオリジナルの買い方をすることが重要なポイントになります。
今回は、実際にある人と違う買い方を紹介し、少しでも儲かる可能性が高まる方法をお伝えしていきます。

的中率と回収率のバランスを知ろう

競馬で年間を通して勝つためには、回収率が100％を超えている必要があります。
回収率は購入金額に対して獲得した金額が大きければ100％以上となり、獲得した金額よりも購入金額の方が大きければ100％を下回ります。

ですから競馬で利益を出す人は回収率の管理が重要なのですが、意外とおろそかになりがちなのが、的中率の確認です。

的中率とは購入した馬券が的中する割合を示す数値ですが、一般に10～30％前後の数値が理想と言われています。
例えば10％を切るような的中率で回収率がプラスの場合は、極端な高配当的中の影響で回収率が一時的に引きあがっている可能性が高く、長期的に見ると安定感に欠ける買い方といえます。

また、的中率が40％以上の人は、利益を出すよりも馬券を当てることに意識が集中しており、あまり利益の出ない本命馬券を中心に買い、結果として利益が少なくなっている可能性が高いです。

穴狙いであれば的中率10％前後、本命狙いでは30％前後が理想の的中率と言われますが、安定した利益を出すためには、自分の馬券が本命狙いなのか、穴狙いなのかを把握し、自分の馬券スタイルに合わせて、年間を通して理想の的中率に収まるようにすることも重要になります。

今回紹介する買い方も、目先の回収率だけでなく、その買い方が自分に合った買い方なのかを把握する手段として的中率を確認することは有効な指標となります。

また、普段回収率を気にしたことがない人は、一度的中率を確認してみてはいかがでしょうか？
特に的中率が10％を下回る人、40％以上の高い的中率の人などは、利益を出すためには、買い方を見直してみてもよいかもしれません。
最終的には回収率以外に自分の的中率がどの位なのかは、常に把握するようにしておきましょう。

競馬で儲かる可能性の高い買い方を解説

では、実際に儲かる可能性の高い買い方を解説します。
最初に紹介するのは、マーチンゲール法と呼ばれる買い方です。

マーチンゲール法は、ルーレットの赤白のように勝率5割のゲームで、外れたら掛け金を倍にして当たるまで掛け続ける買い方ですが、競馬でも比較的勝率の高めな単勝1番人気の馬を、倍プッシュで買うことで応用が可能です。

冒頭では必ず儲かる買い方は存在しないと言いましたが、このマーチンゲール法を使えば、実は競馬でも必ず儲けることができます。
ただし、準備段階として莫大な資金が必要となり、よほどの大金持ちでなければマーチンゲール法を競馬で適用させることは不可能です。

実際に競馬で活用するとなると、初回100円スタートで始めた場合でも、10回目には金額が50,000円を超え、20回目には金額が5千万円を上回ります。
また、仮に20回不的中が続いた場合は、資金があったとしても、購入金額からオッズに大きく影響してしまうため、配当が極端に下がることから現実的ではありません。

実際に1番人気の単勝を買い続けても20回以上馬券に絡まないことはよくあるため、資金の準備という点だけでなくオッズへの影響を考えても、現実的な応用は難しいと思ってよいでしょう。
では、次にマーチンゲール法以外の儲かる可能性の高い買い方をいくつか解説します。

血統で買って儲ける方法

競馬の予想プロセスの中では血統も重要な要素ですが、この血統を深堀りしていけば回収率100％以上の利益を出すことが可能です。

その中でもわかりやすいのが、血統の中でも種牡馬に的を絞って、回収率が優秀な種牡馬を過去データから探し、該当種牡馬の産駒を買い続けることが、儲けるためのおすすめの買い方となります。

やり方は簡単で、買い続ける種牡馬を選定したら、後は1年間その種牡馬の産駒を買い続けるだけです。
具体的なポイントは、ディープインパクト産駒など、種牡馬ランキングトップ10に入るような、誰でも知っているメジャーな種牡馬を選定するのではなく、あまり知られていない種牡馬を過去データを元に調べて選定するのが重要です。

ただし、マイナーな種牡馬でも新規の種牡馬は実績が不明のため、選定は控えた方が懸命です。
マイナーな種牡馬の中でも、直近5年間のデータから全体的に回収率が高く、産駒が現役で活躍中の種牡馬を選ぶようにしましょう。

さらに、大まかにこういった条件に強いといったように、特徴がある種牡馬であれば、購入条件が絞りやすくなり、無駄な買い目を減らすことができるため、選定する際は、購入条件が絞りやすい種牡馬を選定するのがベストです。

特にメジャーな種牡馬は全体的に見て出走頭数が多く、特徴や傾向が把握しづらいという理由からも、出走頭数が全て簡単に把握できるような種牡馬を選定するのがおすすめとなります。

騎手で買って儲ける方法

馬券を騎手を基準にして買うことを「騎手買い」と呼ばれますが、この騎手買いも上手くハマれば利益を出すことができます。
やり方は血統の種牡馬と同じく、過去データから回収率の高い騎手を探し選定し、選んだ騎手を年間通して買い続けるだけです。

種牡馬と同じく、特定の条件に強いなど、特徴がわかりやすい騎手が最も狙い目となります。

ただし、リーディングトップ10に入るような騎手が騎乗する馬は人気馬となる傾向が高く、期待値の面であまりおすすめできません。
騎手買いで騎手を選定する際は、年間勝率が1割以下の騎手の中から選ぶようにしましょう。

また、近年は女性騎手が増えてきていますが、女性騎手は現行のルールでは斤量に恵まれており、騎手買いの中でも特におすすめとなっています。
女性騎手の特徴を掴み、斤量の恩恵のないレースは除外し、得意な条件で勝負するだけで、利益を出すことは十分に可能です。

血統や騎手で買って儲ける際の注意点

血統や騎手を基準に馬券を買う際に気を付けたい注意点がいくつかあるため、ここで簡単に解説します。
まず、最初の注意点としては、当日単勝5倍以下のオッズは極力買わないことが重要です。

なぜなら、5倍以下のオッズであっても、不的中となるケースが高く、ローリスクローリターンのギャンブルとなるため、結果として回収率低下に繋がる可能性が高くなるからです。
過去データを分析する際も、単勝5倍以下のオッズや1番人気は除外して分析するようにしましょう、

2つ目は、データ分析の際に単勝万馬券など高配当によって回収率が引き上げられているかどうかのチェックも大事です。
なぜなら、単勝万馬券が1つ出るだけで、大幅に回収率が上昇し、単勝万馬券が無ければ結果として回収率が100％を下回っていたケースも少なくないからです。

過去データから10～50倍以内の配当で、コンスタントに回収率を上げている騎手が、騎手買いでは狙い目となります。

3つ目に馬券は必ず単勝で買うようにしましょう。
なぜなら、単勝回収率が最もデータとして分析しやすいだけでなく、複勝回収率まで視野に入れると回収率は単勝と比較すると大幅に下がってしまうためです。

単複同時購入をすることで、的中率は上がりますが、回収率という点から見ると、結果として外れ馬券が増えることに繋がるため、馬券は単勝1本に絞るのがベストです。

人の予想に乗って儲ける方法

先ほどギャンブルは「人と同じことをしては勝てない」と言いましたが、当たっている人の予想に上手く乗ることで、年間回収率100％を超えることも可能です。

従来であれば競馬新聞の特定の記者の予想に乗る方法が主流でしたが、近年はネット上で予想を公開している人も多く、こういったネット上に公開されている予想は、ソースが残っていることが多いため、データ分析の際に回収率の計算がわかりやすくおすすめです。

人の予想を確認する手段としては、競馬新聞やスポーツ新聞の記者の予想だけでなく、YouTubeの競馬YouTuberの予想やTwitter、note、netkeibaで公開されている有料予想など、現在では様々な買い目の確認手段があります。

やり方は簡単で、多くの人は予想プロセスも公開しているため、予想プロセスを確認し自分にあった予想家の中から、安定した利益を出している予想家を探すだけです。

そこから、その人の予想に完全に乗っても良いですし、自分なりにアレンジを加えて買い方を工夫することもできます。
ただ、安定した利益を出すという点からは、アレンジを加えるよりも完全に予想に乗った方が、利益にブレがないためおすすめです。

また、人気の予想家は参考にする人も多く、それだけ、多くの人が同じ馬券を買うということになるため、オッズ的な旨味が減ってしまいます。
ですから、予想家の中でもあまり知られていないけど、予想の精度が高い人を探し予想に乗ることがポイントになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は人と違う買い方という視点から、必ず儲かるわけではないが、儲かる可能性が高い買い方を紹介しました。

誰でも最初は、予想プロセスなどで人と同じ買い方をし競馬の知識を深めていきますが、多数派と同じ予想プロセスでは利益がでないことに気付きます。

回収率に伸び悩んでいる人は、全体で見ると少数派といえる買い方を極めることで、利益を出す可能性が高くなるという点は、知識として知っておきましょう。