競馬を始めて最初に買う馬券は何でしょうか。
おそらく多くの人が、比較的当たりやすい単勝・複勝の馬券を買うのではないかと思います。
馬連やワイドだと2頭以上選ばないといけないので難しくなり、馬券代も増えて初心者には負担に感じますね。
その点単勝や複勝は1頭の馬のみなので、わずか100円から競馬を楽しむことができます。
そして競馬に慣れてくると3連複や3連単を買うようになりますが、最終的に単勝のみに戻ったという競馬ファンも少なくありません。
それだけ単勝馬券には、競馬の魅力が詰め込まれているようです。
この記事では競馬は単勝のみで勝負するのが最強なのか、そして初心者が1レース1,000円、1日10,000円で楽しむ方法について解説します。
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Contents
競馬の単勝とは?
昔から本命党は単勝、穴党は3連系とよく言われています。
10,000円の元手があるとすると、本命党は2.5倍くらいの単勝のみに全額賭け、穴党は3連複や3連単に200円ずつ50通りの買い目で買うというようなことです。
単勝が当たれば払い戻しは25,000円になり、同じ金額を穴党が得るためには3連複や3連単の配当が12,500円ないといけません。
この配当額を当てるのはけっこう難しい印象ですが、それでも50通りも当たる可能性があるというのは大きなメリットです。
一方単勝を1点だけ買った場合は、その馬が2着以下ならハズレとなります。
潔いというか男らしいというか、言い訳できないのが単勝馬券で、単純だけど奥が深い感じがしますね。
JRAによると単勝は正式には単勝式という名称で、1923年から発売されている最も歴史ある投票法ということです。
そのためか、オールドファンの中には競馬は1着を当てるものと考えている人が多くいます。
そんな単勝馬券を的中率と売上比率から、もう少し詳しく見ていきましょう。
単勝の的中率は?
1着を当てるシンプルな馬券である単勝ですが、的中率はどのくらいになるのでしょうか。
例えばフルゲート18頭が出走したとすると、単勝の的中率は1/18で5.56%となります。
5.56%しか当たらないのかと思うと、かなり難しそうに感じますね。
しかし1・2着に入る馬を当てる馬連は、18頭のフルゲートで153通りもあり的中率は0.65%しかないのです。
それから比べるとはるかに当たりやすい馬券と言えます。
では、単勝の的中率を出走頭数ごとに見ていきましょう。
8頭から2頭ずつ増やしたものを一覧にしました。
出走頭数 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 |
---|---|---|---|---|---|---|
的中率 | 12.50 | 10.00 | 8.33 | 7.14 | 6.25 | 5.56 |
このように単勝の的中率は10頭以下だと10%を超え、かなり当たりやすいということになります。
しかし当たりやすいということは配当も低いということで、1頭だけ抜けた人気になると、配当が100円代ということもあります。
そのためどのレースに賭け、どのレースを見送るのかを考える必要がありますね。
単勝の売上比率は?
JRAが発売する馬券は全部で9種類ありますが、その内単勝の売上比率は約7%と言われています。
3連単が約29%、3連複が約21%なので、それから比べるとかなり低いです。
しかし、近年は単勝の売上が伸びているようです。
2000年頃は2%代だった単勝の売上比率が2010年には4%代、2017年には6%代まで上がっています。
その他の馬券では複勝やワイドが伸びていて、その分3連単・枠連がダウンしました。
単勝馬券の売上が伸びている理由の一つとして、応援馬券的なものが伸びたと言われています。
2016年に藤田菜七子騎手がデビューして大ブームになり、2022年は今村聖奈騎手が快進撃を続けました。
これらが若い世代のファンを拡大させ、単勝馬券の売上アップに繋がったということです。
しかし応援馬券だけでは、売上比率を変えてしまうまではいかないでしょう。
単勝馬券の売上増の根底には、新型コロナウイルスの大流行、ロシアによるウクライナ侵攻、それに伴う様々な値上げ等の情勢不安があるような気がします。
そのため競馬ファンの考え方も、保守的になってきたのではないかと想像します。
それまでの3連単で一発当ててやるということから、確実性の高い単勝馬券へシフトしていると考えてもいいかもしれません。
その他理由はいろいろあるのでしょうが、単勝売上のアップは競馬の原点回帰ともいえて嬉しいですね。
競馬で単勝のみを買う時の5つのメリット
馬券を買う時は例えば単勝と馬連、ワイドと3連複などのように、いくつかの種類を組み合わせることが多いかと思います。
それを単勝のみで買う時には、5つのメリットがあるので紹介します。
単勝のみで買うとその馬が2着以下ではハズレとなるので、馬連やワイドも買って保険を付けたいところです。
そうしないで単勝のみで勝負するのは少し勇気が必要ですが、それ以上に大きいメリットがあるので見ていきましょう。
当たると嬉しい
単勝のみで買った時の最初のメリットは、当たると嬉しいことです。
どの馬券でも当たれば嬉しいのですが、単勝で当たった時はより一層嬉しいです。
これは選んだ馬が1頭だけということと、その馬が1着になったことが絡むからだと思います。
馬連やワイドだとその馬が2着・3着でも当たる場合があります。
でもそんな時はなんだか嬉しさがボケるというか、素直に喜べない感じです。
それが単勝の場合は堂々と1着になるのですから、やはり格段に嬉しいのです。
自分が選んだ馬が先頭でゴールを駆け抜ける時の快感は、何ものにもかえがたいですね。
予想時間が少なくて済む
単勝のみで買った時の次のメリットは、予想時間が少なくて済むことです。
競馬の予想は、過去の実績を見て、コース・距離適性を見てなど大変で時間がかかりますね。
特に3連系の馬券を買う場合、1・2・3着まで予想するには全ての馬を十分に確認する必要があります。
それが単勝のみの場合は、△だと考えた馬はすぐに予想から外してしまえばよく、そのためシンプルに検討できます。
単勝馬券を買う時は◎〇▲の3頭を十分に深堀して1頭に決めれば良いので、検討する時間の短縮になりますね。
少額で競馬に参加できる
単勝のみで買った時の第3のメリットは、少額で競馬に参加できることです。
単勝馬券はわずか100円で買うことができ、それだけで十分に競馬を楽しめます。
逆に単勝のみで1万円も馬券を買うと、心臓に良くないようにも感じます。
これが馬連などの馬券だと買い目が1点では済まないことが多く、最低でも3点くらいは購入することになります。
それに対して単勝馬券は買い目を1点に絞れて、少額で競馬が楽しめるのは大きなメリットですね。
値上がりばかりが続くこの時代に、わずか100円で競馬が楽しめるのは嬉しいです。
レースが楽しみやすい
単勝のみで買った時の4番目のメリットは、レースが楽しみやすいということです。
単勝馬券で買った馬は大抵1頭ですよね。
そうするとレースの際は、スタートからその馬だけを追っていれば良いということになります。
そして1頭だけを追いかけていると、レースがものすごく見やすくなるのです。
位置取りや仕掛け所などが良く分かって、競馬の勉強にもなるのではないでしょうか。
これが馬連を何通りも買っていたとすると、あちこちの馬に目移りして、最終的にどの馬が勝ったのかも分からなくなってしまいます。
単勝のみで馬券を買うとそれが防げるので、ぜひ一度試してみてください。
次の馬券に活かせる
単勝のみで買った時の第5のメリットは、次の馬券に活かせるということです。
これは第4のメリットにも関連するのですが、レースでその馬だけを追っているので、勝っても負けても原因が分かりやすくなります。
もし2着に敗れたとしたら位置取りが悪いのか馬場が悪いのか、上がりが掛かり過ぎたのかなどの要因が分かります。
これを把握しておくと、その馬が次のレースに出走した際に買うか買わないかの判断材料になるのです。
以上5つのメリットを確認してきましたが、単勝のみの馬券は魅力がいっぱいなのでぜひ買ってみてください。
初心者におすすめ単勝馬券を1000円で楽しむ3つの方法
競馬を1日楽しむために、どれだけの資金が必要でしょうか。
競馬に1日にいくら使うかは人それぞれだと思います。
競馬初心者は、そんなことは考えずに馬券を買っていることでしょう。
しかし1日に使う資金を限定することは、レースを絞り込むためにとても大事なことです。
そこでここでは競馬初心者の皆さんに、1レース1,000円、1日10,000円の資金で楽しむ3つの方法を紹介します。
1日全部負けても10,000円なので、1日の遊び代として高い金額ではないと思います。
オッズ1倍台の時は買わない
単勝1番人気の勝率をご存知でしょうか。
例えば1番人気の勝率が70%くらいあるなら、常に1番人気になっている馬を買っていれば間違いありませんね。
しかし1番人気馬が1着になる確率は、JRAで約30%・地方競馬で40%ほどと言われています。
意外と低い数字ですよね。
プロも含めていろいろな角度から予想して馬券を買って、その結果1番人気になった馬が約3回に1回しか勝てないのです。
競馬はそれだけ不確定な要素が多く、その分おもしろいのですが難しくもあり、奥が深いですね。
能力の違う馬が1頭いると、その馬は圧倒的な1番人気になります。
その場合のオッズは1倍台のことが多く、1.5倍とすると1,000円買っても1,500円にしかなりません。
そして1番人気馬の勝率は30〜40%ほどです。
そうすると単勝1倍台の馬に、大事な資金をつぎ込むことがもったいないように感じます。
当たっても1.5倍ほどの払い戻し、ハズレれば0円ですから馬券を買うリスクの方が大きいです。
そんなことから、競馬初心者は単勝オッズが1倍台の時は買わないように提案します。
そのレースで使わなかった1,000円は、次のレースに持ち越しましょう。
1頭に絞り込めない時は買わない
次に紹介する方法は、1頭に絞り込めない時は買わないということです。
1頭に絞り込めないということは自信を持って買えないということなので、そのレースは見送ることをおすすめします。
一例として、2023年の皐月賞は戦前から混戦が予想されていました。
2歳馬の頂点のGⅠレース、朝日ハイフューチュリティステークスとホープフルステークスの勝ち馬が出走しなかったのが要因です。
そのため人気は割れて、押し出された形で1番人気になったファントムシーフでも単勝オッズは3.8倍もありました。
結果は2番人気で5.5倍のオッズだった、ソールオリエンスが勝ちました。
配当的にはおいしい馬券といえますが、的中させるのはかなり困難です。
こんな時は買わずにただ見るだけにしておきましょう。
特注馬はおもいきって買う!
ここまで馬券を買わないことばかり紹介しましたが、いよいよ買う時です。
事前の研究で特注馬がいるレースは、おもいっきって買いましょう。
単勝オッズが1倍台だったり、絞り込めずに見送ったレースの資金をここでおもいきって使うのです。
例として2023年大阪杯を振り返ります。
大阪杯の1番人気は桜花賞・オークスの牝馬2冠になったスターズオンアースでした。
しかし2022年10月の秋華賞以来の出走だったり、過去のレースでは差しが届かず2着に敗れることもあるなど不安材料があります。
そこで追い切りで抜群の動きを見せたジャックドールを本命とします。
結果はジャックドールがギリギリ逃げ切って1着、スターズオンアースはハナ差届かず2着となりました。
ジャックドールの単勝配当は、360円です。
これを見送った2レース分と併せて3,000円分買ったとすると、払戻金は10,800円となります。
1日の資金を一気に取り戻し、これで美味しい夕食が食べられますね。
このようにこの馬だとひらめいた時は、おもいきって買ってみてください。
競馬単勝のみのまとめ
この記事は、競馬で単勝のみで勝負する場合の買い方などを解説してきました。
この記事をまとめると次のようになります。
まとめ
- 単勝は最も歴史のある投票法
- 単勝の的中率は18頭で5.56%
- 単勝の売上比率は約7%で近年上昇している
- 単勝のみで買う時は5つのメリットがある
- 単勝は当たると嬉しい・予想時間短縮・少額で参加・レースが楽しい・次に活かせる
- 単勝のみの馬券は1レース1000円・1日10000円で楽しめる
- 単勝オッズが1倍台の時は買わない
- 1頭に絞り込めない時は単勝を買わない
- 特注馬がいる時は単勝をおもいきって買う
3連単で高配当が当たるととても嬉しいです。
しかし買い目点数が多くなって、大きく負けてしまうこともあります。
3連単はハイリスクハイリターンの馬券といえますね。
一方シンプルな単勝は、当たるとやっぱり嬉しいです。
それは1着のみを当てるという、競馬の原点だからではないかと考えています。
オッズ1倍台や絞り込めない時は単勝を買わないと紹介しましたが、競馬場で馬券を買わないのは結構辛いです。
しかしそれでもじっと我慢するのが大事です。
大きく飛躍する時は、一度身をかがめてって言いますからね。
単勝のみの馬券は大勝することはありませんが、競馬が楽しくなることは間違いありません。
紹介した戦法を利用して、競馬ライフを楽しく続けてほしいと思います。