枠連というと、30歳代以下の人にとっては馴染みの少ない馬券なのではないでしょうか?
2021年の馬券の種類別購入比率で、枠連はわずか2.4%でした。
しかし逆に言うと、2.4%も購入されているとも言えます。
三連単など高配当が期待できる馬券が主流となっている現在ですが、それでも枠連を購入する理由があるのだと思います。
それは古くからの競馬ファンには慣れ親しんでいる馬券であることと、枠連ボックスでの購入は当たりやすいと思われているからだと考えられます。
果たして枠連ボックスは本当に当たりやすいのでしょうか。
この記事では枠連ボックスは当たりやすいのか、またメリット・デメリットと買い方までを詳しく解説します。
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Contents
枠連は歴史が古い?
枠連は正式名称を枠番号二連勝複式といい、1963年に8枠制としてスタートしました。
それまでは単勝・複勝と一時期あった重勝式だけが発売されていましたが、いろいろな議論の末に8枠で枠連が導入されたのです。
当初は東京・中山・阪神・京都の中央競馬4場と地方の大井競馬場での導入でした。
そして1969年10月には、中央競馬の全ての競馬場で運用されるようになりました。
そしてそこから1991年に馬連が導入されるまで30年以上、枠連は馬券の主力となります。
1990年の馬券の種類別購入率で、枠連は95.0%のシェアとなっていました。
単勝・複勝よりも配当が高く、そしてほどほどに当てやすいというのも魅力だったようです。
そのためシンボリルドルフが三冠制覇した頃からのオールドファンの中には、いまだに枠連のみで勝負している人も多くいます。
また三連単やWIN5でなかなか的中しない30代以下のファンは、枠連が比較的当たりやすい馬券のため、少し買うようになってきた人もいるようです。
時代の変化と共に、枠連が再び人気になることがあるかもしれませんね。
枠連ボックスは的中率が高い?
枠連は他の馬券の種類に比べて当たりやすいような感覚がありますが、具体的にどの位の的中率なのかを見ていきます。
現在中央競馬で発売されている馬券は、応援馬券を含めて全部で10種類あります。
そして、複勝・応援馬券・単勝の次に当たりやすいのが枠連です。
2頭以上をセットにする馬券では一番高い的中率となります。
また枠連は、9頭以上出走するレースでは何頭増えても8枠までという大きな特徴があります。
そのため三連単の膨大な組み合わせ点数のように苦労することはなく、いつでも最大8枠という安心感もありますね。
また出走頭数が8頭以下のレースでは、枠連は発売されないので注意してください。
枠連の全通りの点数は?
枠連の全通り購入の点数は、最大36点となります。
出走が9頭の場合、8枠に2頭が入るので8-8というゾロ目がプラスされて全部で29点です。
そして1頭増えるごとに7枠・6枠と下の枠が2頭体制になっていき、16頭でどの枠も2頭入ることになります。
そうすると全ての枠でゾロ目が発生するので、点数は36となるのです。
また17頭目がいる場合は8枠が3頭となり、その際は8-8のゾロ目は3頭の内2頭が1着2着になれば的中となります。
このように全部買っても36点というのは、三連単に慣れている世代にとっては当たりやすく感じることでしょう。
馬連・ワイドと的中率を比較
次に枠連と似たような馬券の種類である馬連・ワイドと的中率を比較してみましょう。
その結果は、枠連が最も的中率が高いということになりました。
馬連はともかくワイドは選んだ馬が2着・3着でも当たりなので、1着・2着を当てる枠連より的中率が高いように感じます。
それでは18頭立ての場合の的中率を一覧にしてみましょう。
馬券の種類 | 的中率 |
---|---|
枠連 | 2.78% |
馬連 | 0.65% |
ワイド | 1.96% |
18頭立ての馬連・ワイドの全通りの買い目は153点になります。
馬連はその内の1点のみが的中なので1/153で的中率は0.65%です。
一方ワイドは1着・2着の他に1着・3着、2着・3着でも当たりなので、3/153で1.96%の的中率となります。
こうして一覧にすると、枠連が他の馬券に比べてかなり当たりやすいということがわかります。
枠連ボックスのメリットは?
ここまで枠連は的中率が比較的高いことを見てきましたが、次に枠連をボックスで買った時のメリットを紹介します。
枠連ボックスのメリットは、買いやすいこととレースが見やすいということです。
それぞれを見ていきましょう。
簡単に買える
中央競馬で枠連ボックスの馬券は、赤のマークカードのボックス面を使用することで簡単に購入できます。
まず場名・レース番号をチェックし、式別で枠連をチェックします。
次に枠番の買いたい番号全てにチェックを入れ、そして金額を入れれば完成です。
注意事項として金額は1点あたりのものなので、4枠選んで6通りの買い目とすると100円にチェックしても購入代金は600円となります。
そのため混雑時に自動発券機を利用する際は、あらかじめ購入代金がいくらになるのか確認しておくことをおすすめします。
赤のボックス用カードは通常カードで1点ずつチェックを入れるよりかなり楽なので、ぜひ活用してみてください。
レースが見やすい
枠連で馬券を買った時のもう一つのメリットとして、レースが見やすいということがあります。
これは騎手の帽子が枠によって色分けされているからで、レースがスタートしてから展開を把握しやすいです。
騎手の帽子の色は、1枠白・2枠黒・3枠赤・4枠青・5枠黄・6枠緑・7枠橙・8枠桃となっています。
中央競馬では騎手の着る勝負服は馬主によって決まっているので、同じ騎手でもレースによって変わります。
そのため勝負服でレースを追うことは難しく、常に変わらない帽子の色の方が良い目印となるのです。
枠連ボックスのデメリットは?
続いて枠連ボックスのデメリットを紹介します。
枠連ボックスは、マークカード上の問題と返還に注意が必要なことがデメリットになります。
一つずつ確認していきましょう。
全ての買い目が同一金額
まず一つ目のデメリットは、赤のマークカードは全ての買い目が同一金額の購入になってしまうことです。
例えば1枠2枠3枠を枠連ボックスで購入する時、3枠が弱いので1枠2枠を厚めに買いたいとします。
しかし赤のマークカードではそれができず、1-2・1-3・2ー3が全て同じ金額になってしまうのです。
金額に差を付けたい場合は、緑の通常カードで1点ずつチェックし金額欄を変える必要があります。
しかし緑の通常カードは点数が多くなればなるほど間違いやすくなりますし、また手間がかかり少しめんどうですね。
ゾロ目が買えない
次のデメリットは、赤のマークカードではゾロ目が買えないということです。
8枠の2頭と6枠・7枠の馬を買いたい場合に、赤のマークカードで6・7・8とチェックして購入したとします。
そうすると6-7・6-8・7-8は購入できていますが、8ー8のゾロ目は買えていないのです。
8-8で買いたい場合は、緑の通常マークカードで購入する必要があります。
ゾロ目で的中する時は高配当の場合が多いので、買い漏れのないよう注意してください。
返還に注意が必要
馬券の種類で枠連のみにあるデメリットは、出走取消・競走除外で返還にならない場合があることです。
返還にならないのは次のようなケースです。
返還にならないケース
- 取消・除外馬の同枠に他の馬がいる場合
- ゾロ目で購入の際、同枠に他の馬が2頭いる場合
一方で返還となるのは次のようなケースです。
返還になるケース
- 取消・除外馬の同枠に他の馬がいない場合
- ゾロ目で購入の際、同枠に他の馬が1頭しかいない場合
このルールは枠連のみに適用されるものでちょっと分かりづらいですが、単純に買った枠の馬が取消・除外になったら損をすると覚えておいたらいいと思います。
このルールが改正されて返還されるようになったら、枠連はもっと売上を伸ばすのではないでしょうか。
枠連ボックスの買い方のコツ
枠連は8枠で最大36点しか買い目がないので、あまり数多く買ってしまうと当たっても購入金額より低い払い戻しになる可能性があります。
そこで、枠連ボックスをどのように買ったらいいのか、買い方のコツを解説します。
同枠に人気のない馬がいる時は買い!
まずは人間の心理を利用した買い方を紹介します。
それは、同枠に人気のない馬がいる時は買うということです。
例を挙げて説明します。
2023年2月19日に行われたフェブラリーステークスは、1着4枠7番のレモンポップ、2着8枠15番のレッドルゼルで、1番人気・3番人気の固い決着でした。
そして配当は馬連970円に対し枠連1140円で、なんと枠連の方が高かったのです。
この理由はレモンポップの同枠に14番人気、レッドルゼルの同枠に15番人気の馬がそれぞれ入っていたことによります。
ほとんど上位に来ないと分かっている馬がいる場合、人はその馬を完全に切ってしまうということがあるからです。
そのような馬が同枠にいる場合は枠連ではなく、馬連を買う傾向があります。
そのためフェブラリーステークスではオッズが変化し、馬連と枠連の配当の逆転現象が起こったのです。
このように人気薄の馬が同枠にいたら、馬連より枠連を買ってみることをおすすめします。
しかし必ずしも逆転現象が起こるわけではないのでご注意ください。
点数はできる限り少なく
もう一つの買い方のコツは、点数はできる限り少なく、おすすめは3枠ボックスの3点です。
3枠ボックスの3点としたのは、4枠ボックスだと買い目が一気に6点となり、当たっても損をすることがあるからです。
枠連は当たりやすいだけに配当も低い傾向にあるので、狙いは絞った方がいいですね。
まず過去の実績や他馬との力関係、コース適性などから3頭を選びます。
そしてその時同枠に人気薄の馬がいたら、配当が馬連より高くなる可能性があるので買います。
しかし同枠に人気馬が同居していたら、枠連ボックスではなく馬連の方が無難です。
2023年2月19日東京競馬場第2Rは、枠連3-4で400円、馬連は5-8で59500円の配当でした。
1着馬が11番人気・2着馬が3番人気だったため、馬連では高配当になりました。
しかし1着馬の同枠に1番人気馬がいたため、枠連の配当は低くなったのです。
このように馬連に比べて枠連の配当が、極端に低くなることがあるので注意が必要です。
また選んだ3頭の内の2頭が同枠だったら、まよわずゾロ目を厚く買うことをおすすめします。
前述の例と同日の第7Rは枠連2-2で760円、馬連が3-4で680円の配当でした。
日頃から馬連を買っている人は、3番4番が強いと分かると何の疑いもなく馬連で3-4を買います。
これは他の馬もからめて馬連を買うので、ボックスやフォーメーションで買いやすいということがあるのだと思います。
一方枠連に慣れている人は、チャンスだとばかりに2-2のゾロ目を買って勝負します。
配当金額はわずか80円の差ですが、これが積もるとバカにできない金額になります。
このように狙い目にゾロ目がある時は高配当のチャンスなので、おもいきって買ってみることをおすすめします。
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まとめ
この記事は枠連ボックスについて解説してきました。
この記事をまとめると次のようになります。
まとめ
- 枠連は1963年に8枠でスタート
- 枠連の全通りの買い目は36点
- 枠連はワイドよりも的中率が高い
- 枠連ボックスは買いやすくレースが見やすい
- 枠連ボックスは返還の際注意が必要
- 買い方のコツは同枠に人気薄馬がいる時は買うこと
- 枠連ボックスは3枠3点に絞ること
- 選んだ馬がゾロ目の時は厚く買う
枠連ボックスで馬券を買っているとたまに、助かったと思うことがあります。
それはこんな時です。
最後の直線で自分の選んだ馬が馬群に沈んでいきます。
がっくりと肩を落としている時、後方から一気に追い上げて2着を確保したのが同枠の馬だったような時です。
こんな時は枠連で良かったと心から思います。
このように思わぬことで救われるのも、枠連の魅力かもしれません。
枠連ボックスは当たりやすいため初心者にもおすすめですし、馬連専門の人にも見直してもらいたい戦術です。
枠連ボックスを活用して的中率を上げていきましょう。
そして的中率が上がれば、より競馬が楽しくなっていきますね。