競艇の3連複は儲かる？必勝法や当て方のコツは？

競艇にはいくつかの賭け方がありますが、一般的に注目されているのは「3連単」のみで、他の賭け方に関しては競艇に触れている人でなければほとんど知らないのではないでしょうか。
本記事では競艇の賭け方でも特に注目度が低い「3連複」について特徴と必勝法を解説します。

3連複とはどんな賭け方？

例えば「1-2-3」という舟券を3連単と3連複それぞれで買ったとしましょう。
3連単は着順も当てなければならないので、当たりとなる買い目は「1-2-3」だけです。
しかし3連複は番号さえ当たっていれば的中になるので、以下6つが的中の対象になります。

単純計算で3連単の6倍当たりやすいというわけです。
3連単が注目されるのは当たった時の配当金が大きいからですが、その分的中率はわずか0.83パーセントと非常に低いです。
3連複は3連単の影に隠れているため存在感はあまりありませんが、3連複には3連単にはない魅力があります。

競艇の3連複の平均配当と的中率について

3連複と3連複を比べた際の最大の魅力は「3連複は3連単と比べると格段に当てやすい」という点です。
3連単の的中率は先ほど紹介した通り約0.83パーセントですが、3連複の的中率は約5パーセントとなっています。

0.83パーセントを6倍すればだいたい5パーセントになるので、計算上からも3連複は3連単の6倍当てやすいという事が分かります。
平均配当に関しては、だいたい1,200円くらいだと言われています。

3連単の平均配当はおよそ7,000円くらいと言われていて、平均配当で比較しても3連単は3連複のおよそ6倍という事になります。

3連単が注目され、他の舟券とは比べものにならない圧倒的な人気になっているのは平均配当が飛び抜けて高いからですが、3連単と3連複を比較すると、数値上ではリスクとリターンはほぼ同じという事になります。

「平均配当は3連単の6分の1になってしまうけど、その分3連単の6倍当たりやすい」と考えれば、3連複を買うというのも十分選択肢のひとつにひても良いのではないでしょうか。

実際のレースの配当金はどれくらい？

3連複の平均配当はおよそ1,200円であると紹介しましたが、これは全てのレースの配当金を平均した金額です。
そこで実際の3連複の配当がどれくらいになっているのか、直近のレースを見てみる事にしました。
右側の数字は配当金で、「円」という単位は省いています。

レース①

2023年4月4日児島競艇場一般戦

レース②

2023年4月4日宮島競艇場G1レース

レース③

2023年4月1日住之江競艇場レディース戦

一般戦、G1レース、レディース戦の3パターンのレースで3連複の配当金を見ていくと、一般戦とG1レースは3連複全体の平均配当に近い数値となりましたが、レディース戦に関しては平均510円とかなり低い結果となりました。

3連複の舟券を購入する際は、万が一の事を考慮するのであれば実際の配当は500円くらいになると想定しておいた方が良いのかもしれません。

そもそも3連複で稼ぐことはできる？

この記事を読んでいて多くの人が気になっているのは、「3連複で稼ぐ事はできるの？」という点ではないでしょうか。
結論から言えば、3連複で稼ぐ事は可能です。

ただし、稼ぐためには買い方や勝負するレースを工夫する必要があります。
実際の配当を見ても分かる通り、レースによっては2倍を切る配当になってしまう事もあるので、普通に舟券を買っていると舟券代が配当金を上回ってしまう事もあるからです。

3連複で稼ぐために心掛けたいこと3つ

3連複で稼ぐためにはどのような事に注意すれば良いのでしょうか。
本項目ではすぐにでも実践できる3連複で稼ぐために心掛けるべき事を3つ紹介します。

買い目点数はできるだけ少なく！

3連複で稼ぐためには買い目点数をできる限り少なくしておく必要があります。
さすがに200円といった配当になる事は滅多にありませんが、1,000円以下の配当になる事は普通にありますし、今回実際に配当金を確認しても、1,000円を超えているのは全36レース中10レースと3分の1以下です。
したがって買い目点数は5点以内にしておくのが無難でしょう。

1点当たりの賭け金を5,000円以上にしない

3連複で稼ぐためには、1点あたりの賭け金を多くしすぎないようにして下さい。
稼ぎたいのにあまりお金を賭けてはいけないというのは言葉的には矛盾しているのですが、オッズのシステム上3連複では大金をひとつの買い目に賭ける事ができないのです。

競艇の舟券でもっとも多く売れているのは3連単で、3連単以外の舟券の売り上げを合わせても全く敵わないくらいの圧倒的な売り上げ比率となっています。
つまり元々の売り上げ金額が少ない上、3連複はその中のひとつの舟券でしかありません。

ひとつの買い目あたりの売り上げ金額は微々たるものなので、ひとつの買い目に数万円単位のお金が支払われれば瞬く間にオッズに影響し、1番人気となってしまうでしょう。
レース全体の売り上げによっていくら支払うとオッズに影響するかは変わってきますが、5,000以上は買わないようにするのが無難です。

手広く賭けられないので本命のみに絞る

3連複の買い目は5点以内にした方が良いと先に解説しました。
つまり本命も穴も両方狙うといった買い方をするのはかなり難しいです。

3連複を購入する際は本命にのみに集中して舟券を購入するというのが基本的な戦略になります。
大きく利益を狙いたいのであれば上限5,000円以内で賭け金を増額すると良いでしょう。

3着に入りそうな艇の選定が的中不的中を大きく左右する！

3連複は着順は関係なく的中するので、1着と2着になりそうな選手は割と容易に選定できます。
問題は3着に入る艇で、3着は展開次第でどの艇にもチャンスがある着順ですし、3着に入るか入らないかで予選は結果が大きく変わるため、かなり熾烈な争いが繰り広げられます。

3連複は3着の選定が当たるかどうかの大きな分かれ目になるといっても過言ではありません。
1着と2着になる選手の番号を見て、その2艇が上位に入ってくれると有利になる番号を考えて探すようにすると、かなり正確に3着になりそうな艇を見つける事ができます。

買い方が分からなければボックス買いがおすすめ

舟券を複数購入する際の買い方として用いられるのは、以下の3種類です。

この中でどの買い方が良いか迷ってしまったのであれば、3連複では「4つの番号を選んでボックス買い」をするのがおすすめです。
この買い方なら4点なので5点以内で済みますし、3つは本命、残りひとつは中穴あたりの艇を選んでおくと、思わぬ高配当が的中する事もあります。

また、絶対的に強い選手が2名出ているのであれば、その選手を軸にあえて穴の2艇を選んだり、強い2名が争って片方が着外になる事を想定した買い目にする、両者共倒れで着外になり大穴決着になる事を想定する…など、少ない買い目で色々と応用が効くおすすめの買い方です。

まとめ

ここまで3連複について解説しました。
3連複は着順関係なく1着から3着までに入る選手を当てれば的中となる舟券です。

3連単の陰に隠れがちですが、的中率を比べると3連単の6倍とかなり高く、平均配当も3連単の6分の1とはいえ、1,200円とそれなりの配当を期待できるため、選択肢に含める価値は十分あります。

とはいえ、大きく稼ぐには向いていない舟券である事は否めないため、稼ぐためには買い方を工夫しなければなりません。
具体的には、以下3つの事を心掛けると3連複で稼ぎやすくなるでしょう。

3連複の買い方ですが、どのように買えば良いか迷ったら、購入する番号を4つに絞り込んでボックス買いするのがおすすめです。