3連単と言えば競艇。
2000年10月に、日本の公営競技で初めて3連単を導入したのは競艇だ。やはり、3連単でも120通りにしかならず当てやすいという競艇だからこその初導入だったのだろう。
ただ、当てやすいからといって高配当が出ないわけではない。また、1コースが強すぎる競艇ならではの3連単の買い方工夫によって、高配当が取り易いという事実もある。
極端に言えば、出走表を見なくても、6号艇からの3連単総流し2,000円の舟券を買って待っているだけで万舟が取れるのが競艇。
それでは、競艇における3連単の配当金額や効果的な3連単の買い方について、紹介をしていきたいと思う。
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3連単の歴史
日本の公営競技においては、射幸心を煽ってはいけないという主催者側の思惑のため、当たりにくく配当の高い3連系の投票券の発売は長らく見送られていた。
しかし、ファンのニーズも高まり、好景気のなかギャンブルに対する一定の国民への理解を得ることができたことで、2000年10月に公営競技のなかで競艇が先陣を切る形で3連単が導入された。
しかし、導入当初はファンの戸惑いもあったのと、2連単などと比較して3着に何がくるのか分からない3連単は大口投票がしにくいこともあったのか、翌年度の売上は落ちた。
その後、3連単は順調に定着はしたものの、舟券の全体の売上が頭打ちすることになったため、ナイターを施行する5つの競艇場において、2010年に「2連勝ナイトフェスタ」を数日間行うことになった。
これは当たり易い2連単・2連複だけを発売し、次のレースへの再投資を促し売り上げの増加を目論む方策だったが、売り上げは予想に反するもので、逆に3連単がファンに定着していたことを証明するものだった。
今では舟券の92~93%を3連単が占めており、舟券イコール3連単といってもいい状況だ。
3連単の配当金額
3連単の平均配当額と最高配当額は、どれくらいなのだろうか。
最も当てにくく配当の高い3連単とはいえ、安い時には300円なんてこともあるのが競艇。
しかし、朝の1レース目から6号艇のマクリが決まり、万舟どころか10万舟なんて事もあるのも競艇。
では、3連単の平均配当額と最高配当額ベスト10をそれぞれ見ていこう。
3連単の平均配当額
まずは、舟券別の平均配当額の表をみてくれ。
舟券 | 平均配当額 |
2連複 | 約900円 |
2連単 | 約1,800円 |
3連複 | 約1,200円 |
3連単 | 約7,300円 |
3連単の平均配当額は、意外に高く約7,300円もある。
競艇では3連単の1番人気は、1,000円を切っている事が多く、平均配当額はもっと安いというイメージだが、約7,300円もあるのだと言うことは覚えておこう。
ただし、10万を超えるような超高額舟券が、この平均配当額を一気に引き上げていることもあるため、1日単位や短いスパンではもう少し平均配当額は下がる。
3連単の最高配当額
3連単の最高配当額は、2011年5月22日の徳山競艇場の第2レースの682,760円。
このレースの結果は4-5-2と、予想に反して1着は6号艇ではない。それもそのはず、6号艇は3号艇と共にフライング返還されており、この4-5-2もなんと24番人気でしかない。
このレース、1号艇と5号艇が抜けた人気で、進入は152/463でした。ただ、展示の際は152/364だったので、それで4号艇がさらに人気を落としていたのかもしれない。
スタートは内の3艇が遅れて外の4、6、3号艇が捲り、最初のターンでは6-3-4の順で向こう正面の直線を流れていく。
しかし、ここで先頭の6号艇と2番手の3号艇がフライング欠場となり、先頭が4号艇で2番手に1号艇となり,第2マークではその4号艇と1号艇が競るも4号艇が残して体制は4-1-5-2となる。
この4-1-5であったなら、正確なデータが残っていないため詳細は不明ですが、ここまでの超大穴にはならなかっただろう。
しかし、ダントツの1番人気である1号艇が、最下位人気の4号艇を次の2週目の第1マークで外からツケマイ気味に捲った際に悲劇が起こる。
力差を考えると逆転していた可能性が高いのだが、なんとここで1号艇が転覆してしまった。
そして、残った3艇の4-5-2で決まったという、何かが起こり過ぎたレースだった。
次の表は、2020年3月17日現在の3連単の高額配当ベストテンだ。
順位 | 競艇場 | 日付 | レース | 金額 | 結果 |
1 | 徳山 | 2011/5/22 | 2R | 682,760円 | 4-5-2 |
2 | 三国 | 2016/3/21 | 1R | 650,610円 | 6-3-5 |
3 | 徳山 | 2019/1/16 | 2R | 595,550円 | 6-4-3 |
4 | 丸亀 | 2020/3/14 | 5R | 554,930円 | 6-5-4 |
5 | 若松 | 2003/12/10 | 5R | 537,990円 | 2-6-5 |
6 | 蒲郡 | 2013/10/5 | 7R | 514,810円 | 6-2-5 |
7 | 大村 | 2014/7/12 | 6R | 511,500円 | 6-3-4 |
8 | 福岡 | 2008/4/25 | 3R | 506,500円 | 5-2-3 |
9 | 唐津 | 2015/10/3 | 10R | 498,640円 | 6-5-3 |
10 | 三国 | 2018/7/14 | 3R | 489,350円 | 5-4-6 |
やはり6号艇が1着の組み合わせが多く、他の傾向としては7レースまでがほとんどであること、インの強い徳山・大村がランクインしていることなどがわかる。
3連単の最低配当額
3連単の最低配当額は、2011年11月26日の津競艇場で行われた「第31回ちどり杯争奪戦」3日目の2レースの1-2-3で決まった「190円」だ。
このレースは企画レースである「2ッキーレース」という本命番組で、元々低配当の多いレースだが、190円というのはすごい。
ちなみに3連複は110円だった。
3連単の買い方
3連単の買い方には、大きく分けて流し、ボックス、フォーメーションの3通りがある。
では、それぞれの特徴や効果的な買い方について説明しよう。
流し
基本的には、1着になる艇を決めて2着、3着を数艇流す買い方だ。
2着に2艇、3着に4艇といった買い方はフォーメーションになるので、ここでは流すヒモは同じ艇数という前提で話していこう。
その場合、1着に1号艇、ヒモに5艇とすると総流しになりますが、点数は20点と多くなり、人気の1号艇からの流しではトリガミになる可能性が大きくなる。
よって、ヒモを3~4頭に絞らなくてはならないが、それなら2着と3着で差をつけられるフォーメーションの方が買い方としては妥当だろう。
なので、流し舟券を買う場合は、1着に1号艇又は人気艇以外を選ぶか、その1号艇又は人気の艇を2着か3着にする買い方をおすすめする。
特に、レースが荒れると読んだ場合は、1着を6号艇にした3連単総流し20点で勝負して大穴を狙うのが、競艇ならではの買い方としてさらにおすすめだ。
さらに、高額配当ベスト10を見ても分かるように、超高額配当は1号艇が絡まないため、6号艇を1着、ヒモを2~5号艇とした3連単の流し舟券12点の1,200円で10万舟を狙うのも楽しい買い方だ。
ボックス
3連単のボックスはどうしても点数が増えてしまいます。
3艇 | 6点 |
4艇 | 24点 |
5艇 | 60点 |
6艇 | 120点 |
5艇の60点と6艇の120点は点数が多過ぎるため、ほぼトリガミとなるため、普通は買うことはない。
4艇のボックスの24点もやはり点数として多いことから、トリガミの可能性が多いため、買うとすれば1番人気の艇を外して買う以外にないだろう。
そこで、オススメするのは3艇のボックスの複数買いだ。
例えていうと125、126、156のボックス18点という買い方で、これは1256の4艇のボックスから256のボックスを除いた買い目であり、1号艇アタマのヒモ256のマルチと同じことになる。
点数と配当のバランスから、ボックスで買うならこのようなボックス3通りの18点がオススメの買い方となる。
ただし、123のボックスと1-2-3の3連単1点では、123のボックスの回収率が70%で1-2-3の1点が85%というデータもあり、ボックスそのものがあまり効率の良い買い方ではないところもあるため、結論から言うと次に説明するフォーメーションが最も適した買い方となる。
フォーメーション
流し舟券は人気薄の艇からの総流しでの大穴狙いに限られ、ボックスは回収率の面から買い難いというデメリットがあるため、3連単の買い方の本命は、やはりこのフォーメーションとなる。
1着に本命、2着に対抗と単穴、3着にヒモ候補と買い方も分かり易く、フォーメーションを組む事自体は簡単ですが、問題となるのは点数だ。
配当から考えて、一般的には8点~12点あたりが適していると言われているので、それを目安にするか、又は3連単の1番人気のオッズを上限とし、仮にそのオッズが6倍なら6点とするのがいいだろう。
最後に8点の場合のオススメの買い方を紹介する。
数字は基本的には1が本命、23が対抗と単穴、45がヒモと予想した場合を想定している。
- A 1-23-45の4点
- B 1-45-23の4点
- C 23-1-45の4点
このうちのAとBの合計8点またはAとCの合計8点が、点数と配当のバランスが良くおすすめだ。
なお,どちらも1-23-23が入っていないため、その人気どおりで決まると思った場合は、逆にその2点で勝負してほしい。
まとめ
競艇の舟券の売上のほとんどは3連単で、その他の舟券は売り上げが低くオッズの変動が激しいため、収支計算のめどが立たないこともあり、勝負するなら3連単となる。
なお、3連単の控除率は25%で、これは競馬の27.5%と比較してお得になっており、その点からも「3連単は競艇!」と言っていいだろう。
また、機械的に6号艇からの総流し20点で万舟、さらにその買い方から1号艇を除く12点では10万舟をも狙えるというのは、競艇ならではだ。
3連単を極めて、競艇を楽しんでいこう。