「馬券はよく当てるけど、実際には収支がマイナスになりやすい」
競馬ファンの間から、こうした声をよく耳にします。
馬券はよく的中させているのに、なぜ収支がプラスにならないのでしょうか?
それは、すべてのギャンブルにおいて、馬券等を当てること(的中率)と収支をプラスにすること(回収率)はまったくの別物という認識が足りないからです。
馬券等をよく的中させていたとしても、投資した資金の分に対して回収(投資した資金の額以上に儲けること)ができていなければ、収支がプラスになることはありえません。
そこをきちんと認識できていなければ、ギャンブルで勝利を収めることは未来永劫無理です。
今回は、回収率を上げて収支をプラスにするべく、平均的な回収率はどのくらいなのか、そして回収率を上げるにはどうしたらいいかを考えていきます。
「回収率」と「的中率」の違いを述べて、回収率を上げて競馬に勝つための方策を探っていきますので、最後までどうかお付き合いください。
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「的中率」と「回収率」についてー両者はまったくの別物
最初に「的中率」と「回収率」の違いについて説明していきます。
この2つは似て非なるものであり、まったくの別物ということを強調しておきます。
的中率について
まずは「的中率」ですが、読んで字のごとく「どれだけ的中できたか」の確率です。
計算方法は、以下のとおりです。
「的中率」の計算式
この場合は、何レース馬券を的中させたかという割合の話なので、仮に馬券の収支がマイナスであったとしても、的中率100%ということもあるのです。
的中率100%という文字を見ると、数字的に非常に見映えのするものですが、これがいわゆる「数字の魔物」であって、よく心を踊らされるものだったりします。
競馬新聞や予想サイトのCMでよく「ダントツの的中率!」などという売り文句がありますが、あくまで「的中」する確率に過ぎず、儲けを表す「回収」ではありませんから、要注意です。
回収率について
次に「回収率」について説明します。
計算方法は、以下のとおりです。
「回収率」の計算式
「回収」とは、自分が投じた資金を取り返す、いわゆる「儲け」になる部分ですから、ここが高くなければ、正直競馬に勝ったとは言えません。
したがって、仮に100円投じて110円回収したとしても「勝ち」であり、反対に10,000円投じて9,990円回収したとしても「負け」なのです。
その指標が「回収率」であり、ここが100%になったら「収支トントン=引き分け」であり、101%になってはじめて「勝ち」と言えます。
例1)1日で1万円馬券を購入して、払い戻しがちょうど1万円だった場合
払戻金額10,000円 ÷ 馬券購入金額10,000円 ✕ 100 = 回収率100%
これがいわゆる「収支トントン」のケースです。
100%といえば聞こえはいいですが、投資金額がそのまま返ってくるだけですので、あまりめでたい気分にはなれないですね。
例2)1日で1万円馬券を購入して、払い戻しが3万円だった場合
払戻金額30,000円 ÷ 馬券購入金額10,000円 ✕ 100 = 回収率300%
極端な例ですが、率だけで見れば「爆勝ち」のケースですね。
後述しますが、回収率300%という数字は、プロの予想家でもなかなか叩き出せるようなものではなく、これだけの数字を計上できれば、そこでその日の勝負は終わりにしたほうが賢明でしょう。
たいてい「爆勝ち」したあとのレースって、みんな欲をかいて大金を投じたり、大穴馬券に手を出したりして失敗し、せっかくの儲けを溶かしてしまいがちですから。
例3)1日で1万円馬券を購入して、払い戻しが7千円だった場合
払戻金額 7,000円 ÷ 馬券購入金額10,000円 ✕ 100 = 回収率 70%
これは収支マイナスのケースです。
これも後述しますが、プロの予想家でも回収率はだいたいが70〜90%程度であり、毎回回収率を100%以上叩き出せる人は、そうそういません。
ですので率だけで見れば、これが普通なのかもしれないですね。
「回収率」を上げるための方法と目安について
競馬で勝つためには、「的中率」よりも「回収率」が大事であるということは、以上の説明でお分かりいただけたかと思います。
「回収率」を上げることが、さらなる儲けにつながり、勝利への近道となりますが、ではその「回収率」を上げるためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
以下の方法が効果的かと考えられます。
回収率を上げるためには(1)計画的に収支を計算する
第一に考えられるのは「計画的に収支を計算し、プラスに持ち込むようにする」です。
的中を狙うことは当然のことですが、的中しても「トリガミ」収支マイナスで終わってしまっては、まったく意味がありません。
たとえば予算が1,000円あるとして、こんな感じで馬券を買うことにしました。
一見予算を均等にして、バランスよく買っているように見えますが、仮に2ー4で決まってしまった場合、配当金はたった540円しかなくマイナスで、トリガミになってしまいます。
これでは馬券を買ったところで、お金をドブに捨てているようなものです。
また2ー15が的中したところで、儲けはたった480円程度しかなく、儲けという意味では旨味がなさすぎですので、もっと儲けが出るようにしましょう。
そのためにはオッズを常に確認し、プラスが出るように賭け金を設定するのです。
具体的にはこんな感じになりました。
2ー4以外の馬券の賭け金を一律100円ずつ削減し、2ー4以外の馬券で決まったとしても、賭け金の元が取れてプラスにすることができるように設定してあります。
また仮に2ー4が押し切った場合に備えて、2ー4以外の買い目から一律100円削減して浮いた分を、2ー4に上乗せして賭け金600円としておきました。
こうしておけば2ー4で馬券が決まっても1,620円の配当を手にできますので、プラスで終えることができるというものです。
大事なことは「マイナスにならない」ことであり「トリガミにならない」こと。
プラスにするための調整は、いくらでもできるということを覚えておいてください。
回収率を上げるためには(2)買う馬券を使い分ける
競馬における馬券の種類は、全部で8種類あります。
これらすべてをレースの度に買っていたら、予算がいくらあっても足りませんし、その馬券検討をしていたら、時間が足らずに日が暮れてしまいます。
しかし、これだけ多くの種類の馬券があるのですから、有効活用しない手はありません。
的中させることだけを考えていたら、自然と倍率が低くて安い馬券ばかりに手を出すようになり、儲けを出すどころではなくなってしまいます。
そこで馬券を有効活用すべく、以下のような買い方をおすすめしたいと思います。
レースが荒れそうなら枠連、馬連、ワイド、3連複のボックス馬券を買う
出走する各馬のレベルがほぼ均一で、どの馬が1着になってもおかしくないレースの時、どの馬から買えばいいか悩むところですよね。
単勝オッズを見ても1番人気に支持された馬は、オッズが4倍台と押し出された感じで支持されたような感じであり、軸馬として確たる信頼はないようです。
そうなると他の信頼できそうな馬を探したいところですが、どの馬も似たりよったりの実力で本命にするにはいまいち自信に欠けています。
こういうレースは確実に荒れることが予測でき、手広く抑えないと馬券を的中させるのは至難の業であると言えるでしょう。
そういうときは、自分が購入しようとしてる馬をまとめて、ボックス馬券にしてみるのです。
頭数的にはだいたい5頭くらい買っておけばいいでしょう。
こうすることによって、自分が買おうとしていた馬をすべて馬券に含めることができますし、無理に1頭だけ軸にして、紐にした4頭で馬券が決まってしまうような悲劇は避けられます。
5点ボックスは枠連・馬連・ワイド・3連複ともに1,000円であり、手頃に勝負できる金額なのも嬉しいですね。
レースが堅そう、あるいは自信がある場合は、単勝1本勝負とか馬単、3連単で勝負
よほどそのレースの予想に自信があったり、このレースはこの馬が必ず1着に入る!という確固たる自信があるときは、単勝1点や馬単、3連単での勝負をおすすめします。
自分の予想に自信があるのでしたら、購入する馬券を減らして、余計な馬券代を浪費する必要はありませんし、何より1点で馬券が取れるという事実は非常に大きいです。
また単勝は1頭だけ当てるという物なので、元々倍率はそれほど高くありません。
それならばいっそ1点で勝負したほうが効率的ですし、的中させたらカッコいいです。
馬単や3連単はさすがに1点勝負で的中させるのは簡単ではありませんが、確固たる軸馬から4〜5点ほど流して的中させれば立派なものだと言えるでしょう。
オッズ次第だが、手堅い馬の複勝馬券を購入する
こうした話をするときに必ず出てくるのが、1991(平成3)年から3年連続で有馬記念3着を果たしたナイスネイチャの存在です。
最後に3着に入った1993(平成5)年は同馬の複勝が450円もついて、仮に1,000円購入していたら4,500円の配当になっただけに、あながちバカにはできません。
しかし「手堅い」といっても程度問題であり、いかに上位進出できる力を持っていたとしても倍率が1.1とか1.5倍しかつけないというのならば、購入しても旨味はないでしょう。
オッズ次第とここでは書きましたが、ではどのくらいのオッズが狙い目でしょうか?
少なくとも、複勝オッズが2倍つけることを想定しましょう。
これなら的中した時には、賭け金を倍にすることができますし、3着までに入れば的中ですから安心してレースを見ることができるでしょう。
こうした手堅い馬は、競馬新聞の出走馬の欄に、競馬場ごとや距離別の成績が掲載されていますので、馬の着順成績と合わせて確認すれば見つけ出すことができます。
回収率を上げるためには(3)参加するレースを厳選する
競馬は1日12レース、もし3場開催でしたら36レースあります。
1日36レースもやっていたら、検討だけで時間がかかりますし、疲れてしまうでしょう。
また馬券を買い続ければ分かると思いますが、自分で買っていて苦手な競馬場やコース・距離などが出てくると思います。
苦手なレースなどがあったら、それだけで負けそうな気分が漂いますし、精神衛生上もよくありませんから、そうしたレースは避けたほうが無難です。
苦手なレースはこのさい回避して「見(けん)」を決め込むのも立派な戦法。
無駄にお金を使う必要はありませんし、それならその分の資金はプールしておいて、自信のあるレースの資金として使ったほうがよっぽど利口です。
専門家だって自信のあるレースなんて1日1レースあるかないかであって、自信のないレースであったら、新聞に印は打つけど、馬券は一切買わないと聞いたことがあります。
回収率を上げるためには、無理矢理全部のレースに参加するのではなく、むしろ参加するレースを厳選し、自信のあるレースだけ積極的に参加するようにしましょう。
回収率を上げるためには(4)リーディング上位騎手に乗っかる
勝ち星を量産して、全国リーディング上位の常連になっている騎手の顔ぶれは、いつもお決まりですが、こうした騎手の存在は絶対に無視してはいけません。
こういう騎手には黙っていても素質馬や高い実力を持った馬が集まりますので、当然のことながらまた白星を量産し、勝ち鞍を積み重ねていきます。
ということは、自分自身の馬券の回収率を上げるのでしたら、彼らリーディング上位の騎手たちに乗っかって、運を託すのがいいでしょう。
もちろんそうした騎手の騎乗馬には人気が集中しますので、オッズを見ながら賭け金を調整するなどの工夫は必要ですが、知らない馬に託してお金を無駄にするよりはマシでしょう。
要は競馬で勝って儲かればいいのですから、実力派の騎手に乗っかったところで気にする必要はありませんし、ドシドシ乗っかって金儲けをするに限ります。
人気の騎手や馬に乗っかるのを嫌い、無頼派を気取って無謀な穴狙いをする人に限って、無駄にお金を浪費して、そのうち姿を消すのがお決まりのコースですから。
平均的な回収率ープロ予想家を参考に
最後に、平均的な回収率はどのくらいかという点について、競馬ネットで最大の規模を誇っている「netkeiba.com」プロ予想家たちの、2022年度回収率を参考にご紹介します。
「netkeiba.com」プロ予想家たちの2022年度回収率
- 全予想家 129人
- 最高回収率 「ヨメウマ」さん 146%(+562,950円)
- 回収率100%超え 22人
- 回収率70%〜99% 69人
- 回収率69%〜40% 31人
- 回収率39%以下 7人
こうして見てみると、プロの予想家でも回収率100%超えというのは簡単なことではなく、毎回予想に苦労しているということがよく分かります。
また回収率70%〜99%の予想家が69人という事実を見ると、平均的な回収率は一般的に言われているように、だいたい70%〜90%くらい(少なくても80%くらい?)でしょうか。
回収率100%以上稼ぐというのは、プロ野球で打率4割を達成するようなもので、かなり至難の業であるということがお分かりいただけるかと思います。
打率4割は、あのイチロー選手でも達成できなかった夢の記録だけに、もし毎年年間回収率100%超えという予想家さんがいたら、その人はもはや神様かもしれませんね。
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まとめ
以上「平均的な競馬の回収率はどのくらいか?」という点について、ご紹介しました。
今回の記事をまとめると、以下のとおりとなります。
まとめ
- 「的中率」と「回収率」はまったくの別物。「回収率」を上げないと競馬には勝てない。
- 「回収率」を上げるには、買う馬券や参加するレースを臨機応変に変えるなど工夫が必要。
- 実力派騎手に乗っかるのも「回収率」上昇の一つの手段。人目を気にせず乗っかろう。
- 平均的な回収率は70%〜90%くらい。プロの予想家でも回収率100%超えは至難の業。
「回収率」を上げないと競馬には勝てませんが、だからといってその点だけに汲々とするのも面白くありませんから、自分なりのスタイルを確立するのもいいでしょう。
とにかく馬券でやられまくらないように、ほどほどに馬券を買って、お金の無駄遣いにならないように気をつけたいですね。