競馬コラム

競馬はペースの見極めが非常に重要!レース展開を左右するペースについて徹底分析

競馬はペースの見極めが非常に重要!レース展開を左右するペースについて徹底分析

競馬の馬券を予想する際は、そのレースがどのような流れで進んでいき、最終的にどの馬が馬券圏内に入るかを考えることになりますが、その際に重要となるのがレース全体のペースです。
本記事では予想の際に必ず考慮することになるレース全体のペースについて解説していきます。

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ペースはレース全体の流れを決める非常に重要な要素

ペースはレース全体の流れを決める非常に重要な要素

競馬のレースはひとつの競馬場で1日に12レース実施されます。
中央競馬場では同じ日にふたつ無いし3つの競馬場でレースが実施されるため、1日に24レースまたは36レース実施されていることになります。

これだけの数のレースが実施されていると、一口にレースといってもその展開は千差万別で全く同じようなレースは一つとしてありません。
そして、レースの性質を決定づける重要な要素がペースとなります。

競馬の実況を見ていると、たまに「タフなレース」といった言葉が出てくることがありますが、このタフなレースというのはペースによって生み出された現象なのです。

競馬のペースは大きく分けて3つ

競馬のペースは大きく分けて3つ

競馬のペースは大きく分けると、「ハイペース」「ミドルペース」「スローペース」の3つに分けられます。
しかし最終的にどのペースになるのかはレース中に判明するわけではなく、レースが終了し、レース全体のタイムがどのように変化したかを確認することによって決定します。

まずハイペースについてですが、ハイペースはレース前半のタイムがレース後半のタイムよりも早い場合を差し、逆に後半のタイムのほうが早ければスローペース、前半後半でほとんどタイムが変わらなければミドルペースという扱いになります。

前半と後半のタイム差の明確な基準というものは実は設けられていません。
JRAなど運営側はレース全体のペースについてレース終了後に発表する義務はないため、そもそもレースのペースについての規定が存在しないからです。

レースのペースについてはスポーツ新聞など、競馬に関する情報を提供している側が勝手に決めて勝手に出していると思ってもらえればよいでしょう。

しかしながら、多くの場合前半よりも後半のほうが1秒以上早ければハイペース、逆に後半の方が1秒以上早ければスローペースと判断されることが多いようです。

ペースは基本的に逃げ馬によって決まる

ペースは基本的に逃げ馬によって決まる

競走馬にはそれぞれ得意な走り方があって、「逃げ」「先行」「差し」「追い込み」の4つに分類されます。
このうち先頭を走るのは逃げ脚質の馬であり、この逃げ馬がどのように走るかによってレースのペースは決定づけられます。

したがって、レースのペースを予想する際は逃げ馬がどのような走り方をするか、そして逃げ馬が複数頭いるのかそれとも1頭だけなのかを見るようにすると決まりやすいです。

逃げ馬にも大きく分けて2タイプ

逃げ馬にも大きく分けて2タイプ

逃げ馬はどの馬よりも前に出て走ることを得意としていますが、その逃げ馬にも大きく分けるとふたつのタイプがあります。

もちろん競走馬によってはこの二つの逃げ方をレースによって使い分けることができる馬もいるので、各競走馬の走り方の特徴は実際のレースの映像を見るなどしてしっかりと把握するようにしましょう。

マイペースタイプ

マイペースタイプは相手関係なくとにかく自分のペースでどんどん先頭を走っていくタイプの馬になります。
このタイプの逃げ馬が出走している場合、まずスローペースになることはありません。

相手の馬がどのように動くかは関係なく、とにかく自分が走れるペースだけを最優先にしてレースを進めていくので、他の馬が追いかけようとしないとその差はどんどん開いていき、気づいたときにはどう頑張っても追い付けないというような状況に陥ってしまいます。

このタイプの馬で有名なのはなんといってもサイレンススズカです。
サイレンススズカは自分のペースで逃げることができる上に最終直線で更にスピードを上げることができるので、ある意味究極の逃げといっても過言ではありません。

現役馬であればパンサラッサがこのタイプで、2022年天皇賞秋では最後に追いつかれたものの、圧巻の大逃げで2着に入線しています。

溜め逃げタイプ

溜め逃げタイプは相手の動きを見つつ臨機応変にペースを変えるタイプで、先ほどのマイペースタイプと比べると器用な立ち回りができる逃げ馬といえるでしょう。

このタイプの馬が逃げ馬の場合は逃げ馬だけではなく、後続の馬がどのように追走してくるかによってペースが決定します。

後続がどんどん追いかけてくるようであれば、追い付かないようにスピードを上げるのでハイペースになりますし、逆に全く追いかけてこないのであれば無理に逃げる必要がないのでミドル又はスローペースになります。

過去の名馬でいえばキタサンブラックがこのタイプの逃げ馬になるでしょう。
現役の逃げ馬ではタイトルホルダーがどちらかといえば溜め逃げタイプに該当しますが、タイトルホルダーはマイペース逃げも可能ですし、2022年宝塚記念では先行策でも優勝しているので戦略の幅はとても広いです。

逃げ馬がいない場合ペースはどうなる?

逃げ馬がいない場合ペースはどうなる?

逃げ馬が1頭もいないレースではそもそもペースを作る役が居ません。
この場合のペースはどのようになるのでしょうか。

逃げ馬が1頭もいない場合、どの馬もあまり先頭に立って目標にはされたくないと考えているので、レースがスタートするとお互い譲り合う形になります。
しかしどの馬も積極的に前に行こうとはしないので、必然的にペースはもの凄く遅くなります。

こうなると通常は有利とされている先行馬にとっては不利な展開となり、最終直線で勝負をしかける差しや追い込み馬が勝ちやすいレースになるでしょう。

騎手もそのことは十分わかっているので、場合によっては目標にされることを承知で先行馬が前にでて自分に適したペースを作るといった状況も考えられます。

それぞれのペースについて更に細かく分析

それぞれのペースについて更に細かく分析

スローペース、ミドルペース、ハイペースと3つのペースがある事は理解してもらえたと思いますが、それぞれのペースはさらに2つのタイプに分ける事ができます。

ここからはそれぞれのペースを更にふたつに分け、どのような特徴があるのかを確認していきます。

スローペース

スローペースはタイムをコース前半と後半に分けた際に前半よりも後半の方がタイムが早かったレースが対象となります。

後半の方が早いということは、前半では抑え気味に走り、後半で力を爆発させたという事になるので、スローペースと予想できるレースでは多少スタミナに不安がある馬でも本来の力を発揮しやすいです。

スローペースといっても同じように力を使うのではなく、後半から徐々にペースが上がっていくタイプと、最終コーナーを回ってから一気にペースが急上昇するタイプとかあります。

後半から徐々にペースが上がっていくタイプのスローペースはそれなりにスタミナを要する展開となり、瞬発力を持ち足としてる馬には向いていません。

逆に最終直線で一気にペースが上がるタイプの場合は最後の直線勝負になるので、一瞬の切れ味に定評のある馬に有利なレース展開と言えるでしょう。

ハイペース

スローペースとは全く逆の展開になるのがハイペースです。
ハイペースの場合は瞬発力よりもスタミナ勝負となるので、持久力が問われるレースとなるでしょう。
「タフなレース」という表現がされるのはこのハイペースな展開となった場合によく使われます。

ハイペースになるのは逃げ馬の走り方による部分が多いですが、終始同じようなペースでガンガン飛ばしていくタイプと、後半で少しペースを落として最後に再びペースを上げるというタイプに分けられます。

ガンガン飛ばす展開になると、全てのタイプで最もスタミナを要求されるレースになります。
後半にはほとんど余力が残ってないので、切れ味や瞬発力はあまり意味をなしません。
前を走るほどスタミナを多く消費するので、「前崩れ」になりやすいのがこのタイプのレースとなります。

一方で後半一旦ペースが落ちるパターンのハイペースは完全に逃げ馬にペースを握られている状況といっても良いでしょう。
ガンガン飛ばすタイプの場合、スタミナを考えずに逃げている可能性もあるので、実は差し馬や追い込み馬にとっては悪くない展開です。

ところが後半ペースが落ちるタイプだと逃げ馬は余力を残しつつ逃げているので、最終直線でもガス欠になって遅くなる展開はあまり期待できません。

前半の早いペースで疲れないスタミナと、後半再び早くなった時に対処できる瞬発力と両方の力が要求されるため、かなり総合力が問われるレース展開になります。

ミドルペース

ミドルペースは距離によってタイムが変動する緩急タイプと終始同じようなペースで走る事になる一本調子の2タイプに分かれますが、いずれにしろミドルペースの場合は「この能力が高い馬にとって有利な展開」といったものはなく、全ての能力が平均して高いレベルにある競走馬が勝ちやすいです。

したがって、その馬の本当の実力が知りたいのであれば、ミドルペースのレースでどのような結果を残してきたかを調べてみると良いでしょう。

同じタイムでも馬場状態によって競走馬への影響は大きく異なる

同じタイムでも馬場状態によって競走馬への影響は大きく異なる

ペースを考える際、タイムだけに注目してしまいがちですが、レースが実施された時の天候も考慮しなければなりません。
晴れていて良馬場の時の1ハロン11秒と、雨が降って不良馬場の時の11秒では走っている競走馬が受ける影響は全く違います。

芝コースの場合、馬場状態が悪くなればなるほどスピードを出しづらくパワーとスタミナが必要になります。
したがってより走っている馬にとってタフなレースとなるでしょう。

ダートの場合は逆にスピードが出やすくなるので、馬場状態が悪い時のタイムが晴れている時と同じであれば、どちらかというとペースは遅いという事になります。

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まとめ

競馬の予想には展開を考える事が必要不可欠ですが、その展開を大きく左右するのがレース全体のペースです。
レースのペースには「ハイペース」「スローペース」「ミドルペース」の3つがあり、それぞれのペースで走っている競走馬が受ける影響が異なります。

ペースは基本的に逃げ馬が作るので、レース全体のペースを考慮するときは逃げ馬が何頭いるか、そしてその逃げ馬がマイペースで飛ばすタイプなのか、後ろの走りを見てペースを調整できるタイプなのかを把握できればレース全体のペースはだいたい予想できます。

ペースを考慮する際はタイムだけではなくレース当日の天候も考慮しなければなりません。
芝コースとダートコースで雨が降った時の影響が真逆な点には注意しましょう。

  • この記事を書いた人

中森

競馬歴22年の中森です。 競馬だけで生活しています。 独自のリサーチと情報収集力で競馬予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競馬予想に役立つような情報を発信中。

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