競艇の舟券を全通り購入すると何通り？3連単全通り購入で儲かるかも検証してみた！

競艇のレース結果を見ていると、3連単では1万円以上のいわゆる万舟券が毎日のように発生しています。
それも1レースや2レースではありません。

競艇は毎日複数の競艇場でレースを実施しているので、万車券も5レースや6レースは普通に発生します。
それを見ていると、「3連単を全通り変えば儲かるのでは？」と思ってしまうことでしょう。

そこで本記事では3連単を全レース購入すると利益が出るのかを、実際のレース結果を確認して検証する事にしました。

競艇の舟券全通り購入すると幾らになる？

競艇のそれぞれの舟券を全通り購入すると舟券代は幾らになるのか、表にまとめました。
舟券代は1点100円で計算しています。

賭け式	組み合わせ(通り)	舟券代(円)
単勝	6	600
複勝	3	300
ワイド	15	1,500
2連複	15	1,500
2連単	30	3,000
3連複	20	2,000
3連単	120	12,000

全24競艇場で3連単全通り買ったらどうなるか検証してみた！

競艇の3連単の舟券を全通り購入すると120通りなので、最低でも12,000円必要なことは先に紹介した通りです。
つまり全12レースを全通り購入すると144,000円になります。

という事は、全12レースの配当金が144,000円以上になれば全通り全レース購入しても利益が出るという事となり、もし実際に検証してみて利益が出るようであれば、「全レースで全通り購入する」というのが最強の舟券術だと証明できます。

そこで、全24競艇場で3連単を全通り購入するとどうなるかを検証することにしました。
「競艇倶楽部」というサイトでは各舟券の全配当金についてまとめてくださっているので、そのサイトを使って検証しています。
配当金は2023年6月15日時点でできるだけ直近のレース結果を利用することとしました。

桐生

桐生競艇場は全配当金が76,590円となり、全舟券代144,000円と比べると圧倒的に少ない金額となってしまっています。

戸田

戸田競艇場の配当金は76,390円で桐生競艇場とほぼ同額であり、結果も桐生競艇場とほぼ同じです。

江戸川

江戸川競艇場の配当金は79,730円でした。
桐生。戸田競艇譲渡ほぼ同額であり、144,000円にはとても及びません。

平和島

平和島競艇場の全レースの配当金を合計すると、66,080円でした。
1万円程度の万舟券が2回出ただけで、残りは数千円単位のオッズばかりとなっていて、144,000円には程遠い金額となっています。

多摩川

多摩川競艇場の全レース配当金は99,830円となっています。
144,000円には50,000円以上足りず、全レース全通り勝っていると大損するという結果になりました。

浜名湖

浜名湖競艇場の配当金は46,870円で、何と全通り購入すると想定すると10万円近く負けてしまうことになります。

蒲郡

蒲郡競艇場全12レースの配当金は89,290円でした。
万舟券は3レース出ていましたが、そこまで高額の配当ではなかったため、万舟券の出現率の割には配当金はそれほど高額とはなっていません。

常滑

常滑競艇場の配当金の合計は53,040円でした。
浜名湖競艇場と同様に、全通り購入していると大損するという結果になっていることでしょう。

津

津競艇場の配当金の合計は61,940円で、全レース舟券代の144,000円にはこの競艇場も遠く及んでいないという結果になっています。

三国

三国競艇場の全レース配当金の合計額は16,350円でした。
これまで調べた3連単合計額の中でも最も低くなっています。

最も高額な配当でも3,300円と3連単平均配当には遠く及ばない金額であり、平均で万舟券にならなければ全通り購入ではプラスにならないため、全く金額が足りていないという結果でした。

びわこ

びわこ競艇場の配当金の合計は127,710円となりました。
96,650円という競艇としてはかなりの高配当のレースがあったため、ここまで高額の配当金になったのですが、それでも144,000円には届いていません。

住之江

住之江競艇場の配当金の合計はなんと21,470円となっています。
配当金が1,000円台のレースばかりなので、本命決着が多かったのでしょう。
全レース全通り購入していれば120,000円以上負けているという計算になります。

尼崎

尼崎競艇場全12レースの配当金の合計は145,080円となりました。
第2レースで11万円超えという超高配当が出たため合計額が一気に上昇、僅かではありますが全レース全通り購入しても利益が出るという結果になっています。

鳴門

鳴門競艇場の全12レースの配当金は54,570円という結果でした。
この日のレースはほとんどが1号で1着となっていて、全通りの舟券代12,000円を超える配当になったのは1レースだけです。

丸亀

丸亀競艇場の全レースの配当金の合計額は25,740円となりました。
住之江競艇場に匹敵するほどの低い金額であり、仮に全レース全通り購入していると10万円以上の損失を被っていることになります。

児島

児島競艇場の全レース配当金はトータルで33,150円で、ここでも144,000円には全く届かないという結果でした。
この日の児島競艇場に関しては万舟券が1レースも出ていません。

宮島

宮島競艇場全12レースの配当金の合計は91,590円で、144,000円には届かないという結果でした。
万舟券が3レース出ているものの、残りのレースは2,000円を切る配当ばかりとなってしまっているのが届かなかった要因です。

徳山

徳山競艇場の全レース配当金を合計した金額は68,130円でした。
この日の徳山競艇場では万舟券が出たレースが3つあったのですが、それ以外のレースの配当金が軒並み低かったため、思ったほど高額にはなっていません。

下関

下関競艇場の全レースの配当金合計は71,080円です。
この日の下関競艇場はオール女子戦となっていました。

女子戦は荒れやすいとよく言われていて、実際にそれなりに高額の配当金となっていたのですが、それでも144,000円の半分にも届いていません。

若松

若松競艇場の全レース配当金の合計は88,580円となりました。
5万円超えという高配当のレースがありましたが、残りのレースがあまり高配当とはならず、全通り購入し続けるとマイナスになるという結果になっています。

芦屋

芦屋競艇場の配当金の合計は115,860円でした。
かなりの高配当のレースもあったのですが、残念ながら3万円近く足りないという結果です。

福岡

福岡競艇場では105,870円という結果でした。
万舟券が3レース出ていて、そのうち一つは4万円超えとかなりの高額だったのですが、残りのレースが3,000円未満の配当がほとんどだったため、残念ながら144,000円を超える配当とはなっていません。

唐津

唐津競艇場の全レース配当金の合計は125,110円となりました。
万舟券が3レースで、更に2レースは4万円超えの高配当となったのですが、それでも僅かに全レース全通り購入した時の舟券代には届いていません。

大村

大村競艇場の全レース配当金の合計は52,250円でした。
全レース全通り購入した際の舟券代144,000円とは9万円以上も差があり、もし実際に購入していれば大損していたことでしょう。

全24競艇場を全部合わせたらどうなった？

ここまで全24競艇場の3連単の合計金額を調べ、全通り購入するとどうなるか検証しましたが、個々の解説を見れば結果は明らかでしょう。
ですが、せっかく検証したので最終的な収支はどうなるのかを計算する事にします。

全24競艇場の全12レースの配当金を合計すると、1,858,380円となっています。
24競艇場で1点100円で全レース全通り購入すると、3,456,000円必要なので、引き算するとなんと150万円以上負けているという結果になりました。

全通り買いは絶対的中するが…

全通り購入すると、当たり前ですが100パーセント的中します。
競艇で絶対に的中させる事ができる唯一の方法が「全通り購入」なのです。

ところが結果を見ても明らかなように、たとえ的中したとしても配当金が全レース全通り購入した時の舟券代に全く届いておらず、全レース全通り購入する買い方では勝てないと思っておいた方が良いでしょう。

まとめ

本記事では3連単を全レース全通り購入するとどのような結果になるのかを検証しました。
1日に10会場以上でレースが行われる競艇では万舟券が5レースや6レース出るのは当たり前で、結果だけを見ると何も考えずに全レース全通り舟券を購入すれば儲かるのではと思ってしまいがちです。

そこで試しに3連単を全24競艇場で全12レース全通り購入するとどうなるか検証しましたが、結果は150万円以上マイナスと散々な結果になってしまいました。

やはり舟券で利益を出すためにはしっかりとレースを分析し、予想をして必要な舟券だけを購入することが必須なようです。