競艇で儲けるためにはどのように舟券を買えばよいかを徹底検証！

競艇の舟券を購入していて「儲かっている」と断言できる人はどれくらいいるでしょうか。
恐らくこの記事を見ている人で自分が競艇で儲けていると実感している人はごく少数でしょうし、自分の身の回りの競艇ファンに聞いても「儲かっている」と答えられる人はほとんど居ないでしょう。

本記事では競艇で儲けるためには舟券をどう買えば良いのかについて解説していきます。
初めに断っておきますが、あくまでも儲ける確率を高めるための手段を伝えるものであり、確実に儲けるための手段ではないことを頭に入れておいたうえで記事を読み進めてください。

あらためて伝えるまでもありませんが、競艇に100パーセント的中させる方法は存在しないので、確実に儲けるためのアドバイスをすること自体が不可能なのです。

競艇は当てやすいが儲けることは難しい

最初に競艇は「当てやすいが稼ぐことが難しい公営競技である」ということを理解しておく必要があります。
まず競艇が当てやすいという部分ですが、これは単純にひとつのレースで出走する人数が公営競技のなかで最も少ないことが理由です。

競馬ではレースによって出走頭数が変動しますが最大18頭、競輪は7車あるいは9車、オートレースは8車となっています。
対して競艇は全レースが6艇で争われるので、投票券の選択肢が必然的に少なくなりほかの公営競技と比べると的中率は高くなるため、競艇は当てやすいという結論に至るのです。

にも関わらず、儲けることが難しいというのは非常に矛盾している気がしますが、これには明確な理由があります。
ほとんどの競艇ファンならば「1号艇の勝率が圧倒的に高い」ことは競艇における常識として知っていることでしょう。

この競艇独特の特徴こそが競艇で儲けることが難しい一番の要因となってしまっているのです。
1号艇の1着率が高いわけですから、確実に的中させたいと思うならば1号艇を軸に舟券を購入することになるでしょう。

しかしそれは、自分だけではなく多くの競艇ファンも考えていることです。
競艇ファンの中には「1回の的中で一獲千金を狙う」という人も中には居るでしょうが、そういった人はごく少数です。

したがって自然と1号艇が含まれた買い目に人気が集中します。
そして実際にその通りの結果となることが多いので、ほかの公営競技と比べると大きなリターンを見込むことが難しいのです。
その一方でもちろん1号艇の選手が負けることもあるのですが、1号艇の有利さを知れば知るほど1号艇を外して買うことは難しくなります。

1号艇中心で購入して当たった時はオッズが低いのであまり利益が出ない一方で、どんな舟券を買ったとしても負けた時の損失は一定なので負けたときのダメージが大きく、場合によっては一度負けただけで前回の勝ち分を失ってしまうこともあります。
大きなリターンが見込めないので負けたときのダメージが大きいというのが競艇が儲けにくい理由だと覚えておきましょう。

舟券代が全額配当金になるわけではないことを理解しておく

競艇で儲けることが難しい理由のひとつとして、競艇そのものが胴元である運営側が必ず儲かるシステムであるという事が挙げられます。
競艇の舟券が的中した時に支払われる配当金は私たちが舟券を購入するときに支払った「舟券代」を使っています。

ところが、私たちの舟券全額が配当金に変わるわけではありません。
私たちが支払った舟券代は、まず「控除」といって競艇場を運営する側が全売上げのうち25パーセントを確保します。

そして控除25パーセントを差し引いた残りの75パーセントが配当金に変わるというわけです。
つまり、競艇というのはこの75パーセントの配当金を奪い合う椅子取りゲームだと考えればよいでしょう。
したがって何も考えずに普通に舟券を購入していると回収率は75パーセントに落ち着くので稼ぐことができないようになっているというわけです。

競艇で儲けるためには3連単を購入することがほぼ必須

舟券にはいくつか種類がありますが、競艇で儲けようと考えているのであれば、舟券は3連単一択になるでしょう。
先ほど少し触れた通り、競艇は人気が集中しやすいうえに人気通りの結果になる可能性があるため、実際の配当金というのは低くなりがちです。

3連単の平均配当はだいたい7,000円くらいとなっていますが、これは数十万円といった超高額配当となった場合も含めた平均値です。
実際によく出る配当金となれば、1,000円〜3,000円程度になるでしょう。

3連単以外の実際に出る配当金は間違いなく3連単以下になるので、万が一不的中になってしまった場合はコツコツ稼いできたお金を一発でゼロにしてしまう可能性がかなり高いです。

舟券を購入するレースを厳選しよう

競艇で儲けるために購入する舟券は3連単一択である理由は理解してもらえたでしょうか。
ここで大きな問題が出てきます。
いかに的中させやすい競艇とは言えども3連単の的中難易度はさすがにかなり高く、3連単の的中率は120分の1、パーセントに直すとたった0.8セントです。

この1パーセント以下の3連単という舟券を的中させるためには少しでも当たる確率が上昇するレースの舟券を購入しなければなりません。
ここでは競艇で稼ぐために、3連単の的中率がアップする可能性が高いおすすめレースを紹介します。

荒れる可能性が少ない1号艇1着率が高い競艇場の舟券を買う

競艇は1号艇がほかの艇よりも圧倒的に有利である、ということは先に説明しました。
競艇ファンであれば誰もが知っている常識中の常識でしょう。

1号艇には人気が集中するのでオッズは低くなるのですが、競艇で一気にお金を稼ぐことはほかの公営競技と比べると圧倒的に難易度が高いので、競艇で稼ぐためには少額をコツコツ稼いでいくのが一番の近道です。
そのため、ここは競艇のセオリーに逆らうことなく素直に1号艇が1着になる可能性が高いであろうレースを極力選択するようにしましょう。

データを見ていないと分からないものですが1号艇の1着率というのは競艇場ごとに異なっています。
このことを知らない人は、「競艇場毎の1号艇1着率の差なんてだいたい数パーセント程度だろう」と思い込んでいるかもしれませんが、その考えは大きな間違いです。

競艇データベースサイトとして有名なもののひとつに「艇国データバンク」があり、ここでは各競艇場の1号艇1着率を比較することができます。
1番1号艇1着率が高い競艇場は「芦屋競艇場」で64.1パーセント、逆に最も低い競艇場は戸田競艇場で44.5パーセント、その差はなんと約20パーセントとなっています。

1号艇1着率が20パーセントも違うというのはかなり大きいので、競艇で稼ぎたいのであれば「1号艇1着率が高い競艇場で勝負する」ことが基本中の基本といえるでしょう。

芦屋競艇場以外で1号艇1着率が高いのは「大村競艇場」「徳山競艇場」「下関競艇場」の4つです。
この4つの競艇場のレースを集中してチェックするとよいでしょう。

予想がしやすいレースを知っておく

レース選定をするうえでまず選ぶべき競艇場については理解できたと思います。
競艇場を選ぶことができたら、次は実際に舟券を購入するレースを選んでいくことになります。
レース選定を間違えなければ舟券の的中率は飛躍的に上昇するので、予想しやすいレースについてはしっかり理解しておきましょう。

一般戦の予選

競艇はグレード制になっていて、グレードが低い順から「一般戦」「G3レース」「G2レース」「G1レース」「SGレース」の5つに分かれています。
このうち儲けるために舟券を購入するのに適しているのは間違いなく一番下のクラスである「一般戦」です。

レースグレードは上がれば上がるほど「出走条件」というものがどんどん厳しくなっていきます。
つまりレースに出走する前の段階で予選をやっているようなものなので、重賞レースに出走している選手というのはいずれも実力上位の選手ばかりです。

実力上位の選手ばかりだと、選手の優劣を判断することが難しくなるので、予想が難しくなります。
一方どんな選手でも出走できる一般戦だと選手の能力差がはっきりしているレースというものが必ずあるので、そういったレースを見つけると予想難易度は大きく下がります。

さらに勝ち進んだ選手しか出走できない準優勝戦や優勝決定戦よりも全選手が出走する予選のほうが選手の実力差が大きいので予想しやすくなります。
一般戦の予選は予想をしやすいレースのひとつです。

モーニングレース

競艇で儲ける事を優先するのであれば、モーニングレースは必ずチェックしておきましょう。
モーニングレースとは通常よりも早い、だいたい9時くらいに最初のレースが始まるレースの事を指します。

モーニングレースを実施した最大の理由は「収益アップ」です。
レースを実施する時間が増えれば増えるほど舟券を購入できる人が増えていくので、必然的に舟券の売り上げはアップしていきます。

そして収益をアップさせるための仕掛けとして、実はモーニングレースでは、選手同士の力の差がはっきりしている予想しやすいレースになっている事が多いのです。

1号艇にA1級選手を配置しているレース

当てやすいレースを探す際には、特殊な番組構成になっているレースを知るというのも有効です。
先程紹介したモーニングレースというのは、決まってこの特殊な番組構成となっているため、おすすめのレースとして紹介しました。

特におすすめなのが、「1号艇がA1級選手で残りはB級選手」というレースなのですが、流石にここまで好条件のレースに厳選すると1レースも見つからない事があるので、1号艇がA級選手で他はB級選手という条件で探してみましょう。

この条件ならば、1着は大抵の場合は1号艇固定で問題ありません。
ただ2着以下に関しては、どの選手を選び、どの選手を除外していくかを吟味する必要があります。

実は先に紹介した「1号艇の1着率が高い」4つの競艇場はいずれもこの「A級選手1号艇で残りはB級選手」という構成になっているレースが複数開催されるので、他の競艇場よりも1号艇が勝利しやすくなっているのです。

出走表を見て選手の総合能力を徹底的に分析する

レース選定に関しては上に紹介したものを選べば問題ないでしょう。
しかし最終的に的中するかどうかを左右するのは、「買い目の取捨選択」です。

特に軸にする選手を間違えてしまうと3連単はほぼ当たりません。
1号艇が1着になりやすいレースを徹底的に厳選しているのは、軸の選定を失敗する確率を極力下げるためでもあります。

残りの買い目に関しては、「出走表」をよく見て各選手の総合能力を徹底的に分析するしかありません。
特に注意すべきは「2号艇」と「4号艇」です。

2号艇はスタートタイムをチェックしましょう。
スタートタイムが早ければ2号艇は外の艇をブロックする役割をしてくれる為、インコースの艇が舟券圏内に入りやすくなります。

一方4号艇のスタートタイムがかなり早かったりモーターの性能が良い場合は要注意です。
4号艇はアウトコースの中でももっとも内側に位置しており、スタートが抜群であれば一気に加速して1番に第1ターンマークに到達し、内側の艇をごぼう抜きしてしまいます。
ターンの仕方によっては内側の艇のスピードを殺してしまい、インコースの艇が全滅してしまう事もあるのです。

3連単の舟券は10点以内にする

買い目の取捨選択ができたら舟券を購入する事になりますが、たとえ3連単であっても買い目は10点までにしておきましょう。
1号艇が1着になる可能性が高いレースに厳選したわけですから、その時点で高配当はまず望めません。
したがって多額の舟券代を支払うと儲けが出ないどころかマイナスになってしまう恐れさえあります。

10点以内であれば本命決着になったとしてもマイナスになる事はまずないでしょう。
もちろん購入前に各買い目のオッズを確認し、どの舟券が当たってもプラスになるかどうかを確認する事を忘れてはいけません。

競艇で儲けることができない人の特徴を頭に入れておく

儲ける方法と同時に競艇で稼げない人とはどういった買い方をしている人かというのを理解しておく事も有効です。
儲けてない人と逆の事を心掛けていればいずれはプラス収益になります。

競艇で一獲千金を狙おうとしている

競艇のレース結果を見ていると、1日に複数のレースで3連単数万円クラスの高配当になっているものです。
この結果を見て、「自分も一獲千金を狙おう」と高配当の舟券ばかり買っている人がいますが、こういった人たちはまず競艇では稼げていません。

高配当のレースというのは、多くの人が予想していない結果になっているという事を忘れてはいけません。
競艇には1号艇が有利だという逆らえない特徴があるため、他の公営競技以上に高配当のレースを当てづらくなっています。

当たったかどうかしか見ていない人

競艇で稼ぐ事ができない人に多く見られる特徴のふたつ目は、「当たったかどうかしか見ていない」人です。
競艇を娯楽として楽しんでいる人たちの大部分がこの特徴に該当するのではないでしょうか。

舟券代を遊興費として捉えているのであればそれでも良いでしょう。
しかし儲けようと考えているのであれば、今すぐこの考えは改めなければなりません。

当たったかどうかは結果を確認すればすぐに分かることです。
それよりもレース前の予想と実際のレース展開がどうだったかを比較し、次の予想に活かすための復習をするようにしましょう。
復習を繰り返す事でレースの経験はどんどん蓄積されていき、予想精度アップにつながります。

目の前のレースに一喜一憂している

当たったかどうかしか見ていない人と少し共通していますが、目の前のレースで一喜一憂している人も競艇で儲ける事はなかなか難しいでしょう。
こういった人は感情的になりがちで、予想が的中して配当金を得ると、「今日はもっと勝てるのでは？」と調子に乗って本来予定に入れていないレースの舟券を受け取った配当金で購入してしまったりします。

また、逆に負けた時に「負けた分を取り返したい」という気持ちを優先して同じく予定外のレースで勝負する事もあるでしょう。
このような「その場のノリ」で購入した舟券はたいてい的中しません。

せっかく得た配当金をみすみす失ってしまう事になるか、損失を余計に膨らませてしまうだけです。
本気で儲けたいのであれば、感情を動かされてしまいやすいレースは一切見ずに結果だけを確認し、収支を記録するといったストイックな付き合い方をするのがベストです。

まとめ

ここまで競艇で儲けるための方法や、競艇で儲からない人に共通する特徴について解説してきました。
競艇は他の公営競技と違ってコースによる明確な有利不利があるため人気が集中しやすく、一回で大きく稼ぐ事は非常に難しくなっています。
ここはセオリーに逆らわずに徹底的に1号艇が有利となるであろうレースを選び、堅実に的中を積み重ねてコツコツ儲けるのが最も確実です。

そして目の前のレースで感情が動かされると当初の予定が狂ってしまい、無駄な損害を被りやすいので、本気で儲けようと考えているのであれば、舟券を購入したらレースは一切見ずに結果だけを確認するようにした方が良いでしょう。