競艇初心者におすすめの賭け方や選ぶべき競艇場について解説！

ここ数年、有名芸能人を起用した競艇のコマーシャルがテレビなどで頻繁に放送されており、これまで競艇にまったく興味がなかった人も競艇という競技に触れる機会が増えてきました。

競艇をやったことがない人からするととっつきにくいかもしれませんが、競艇の舟券は100円から購入できるので興味を持ったのであれば是非チャレンジしてみてほしいです。
本記事では競艇初心者に向けてオススメの賭け方や舟券を初めて購入するのに最適な競艇場を紹介していきます。

まずは競艇という競技について知ろう

競艇の舟券を購入するのであればまずは競艇という競技について基本的な知識だけでも知っておきましょう。
競艇はボートに選手が乗り、1周300mのコースを3周して1番最初にゴールすることを競い合うスポーツです。
レースは必ず6名で開催され、それ以上増えたり減ったりもしません。

競馬は最大18頭で開催されることを考慮すると、およそ3分の1の人数で実施される競艇は数字上で言えば的中を狙いやすい公営競技といえるでしょう。
レースは3日〜6日間の期間で開催され、まず予選を何レースか行います。

予選では着順に応じて点数が付与され、点数上位の選手が準決勝に出走でき、準決勝で上位に入った選手たちが優勝決定戦に進み、優勝決定戦で1着になった選手がそのレースの優勝者となります。

舟券を買うなら知っておくべき常識

競艇の舟券を購入するのであれば、絶対に知っておくべき常識がひとつあります。
それは「1号艇がほかのコースに比べて圧倒的に有利である」という点です。
なぜ1号艇が有利なのかというと、これは競艇という競技の性質上どうしても結果的にそうなってしまうからです。

水上で行われるとはいえ競艇もトラック競技です。
コースを周回する以上、コーナーから距離が近ければ近いほどトータルで走る距離は短くなります。

陸上競技であればコース毎にスタート位置を後方にずらして距離差をなくすことができますが、水上で行われる競艇ではボートの位置を固定できないのでスタート位置をずらしてもハンデ差が均等になくなることはありません。
そのためスタート位置はどのコースも同じにせざるを得ないため、1コースはもっとも距離が短くなって有利になるというわけです。

そしてもうひとつ、「ボートの性能がすべて同じ」であるのも1号艇が有利となる理由のひとつとなっていることは間違いありません。
ボートの大きさなどはすべて同じに作られていますし、モーターも完全に同じではありませんが設計上はすべてのモーターの能力は全く同じに設計されています。
そのため、直線部分で前の艇を抜くということはほとんど出来ず、前の艇を抜くチャンスはターン部分のみとなります。

しかし1号艇はターン部分まで最短距離で行くことができますし、ターンも最短距離でおこなえます。
唯一抜くチャンスがある場所で大きなアドバンテージがあるわけですから、1号艇が有利になるのも当然といえば当然です。
そのため、競艇ではレースすべての展開を予想する必要がなく、第1ターンマークで上位に行った選手はそのまま上位でゴールする確率が極めて高いです。

競艇場によって1号艇1着率が違う

競艇では1号艇が圧倒的に有利であることは理解してもらえたでしょうか。
しかし注意しなければいけない点がひとつあります。

実は競艇場によって1号艇の1着率が大きく異なるのです。
この差は無視できないほど大きく、1号艇の1着率がもっとも高い競艇場と最も低い競艇場とでは、1号艇1着率が実に20パーセント以上も違います。

初心者におすすめの競艇場

(引用元：大成建設)

初心者におすすめの競艇場は言うまでもなく「1号艇の1着率が高い競艇場」です。

1号艇の1着率に関しては競艇のデータベースサイトを見ればすぐに知ることができますが、有名データベースサイトである「艇国データバンク」によると、2022年2月1日～2023年1月31日のデータを見ると、1号艇1着率の高い競艇場ベスト3は、「大村競艇場」「徳山競艇場」「芦屋競艇場」の3つとなっていました。

実はこの3つの競艇場は毎年1号艇1着率上位の常連なので、この3つの競艇場は覚えておくとよいでしょう。

初心者が避けるべき競艇場

(引用元：ボートレース戸田)

逆に初心者が避けるべき競艇場とは…「1号艇1着率が低い競艇場」であることは改めて問うまでもないでしょう。
同じく艇国データバンクで1号艇1着率が低い競艇場を調べてみると、「戸田競艇場」「江戸川競艇場」「平和島競艇場」の3つです。

この3つの競艇場は1号艇1着率が高い競艇場と同様に毎年のように1着率が低い競艇場の上位にランクインしているため、競艇初心者はこの3つの競艇場では舟券を買わないほうがよいでしょう。

競艇の舟券は全部で7種類

競艇の舟券は全部で7種類あります。
競艇の舟券を購入するのであれば、それぞれの舟券の特徴について把握する必要があるでしょう。

単勝

単勝は1着になる選手を当てるシンプルな舟券です。
競艇は1号艇が有利という特徴があるので、基本的にはまず1号艇の選手が1着になるかどうかを確認するとよいでしょう。

複勝

複勝は1着から3着までに入るであろう選手1名を当てる舟券です。
競艇の舟券のなかではもっとも的中率が高い舟券となっており、結論から言えば競艇の知識がまったく無くても勘や運などでも十分当てることができます。

ワイド

ワイドの的中条件は1着から3着までにはいるであろう選手を当てることなので、複勝と同じなのですが、1名ではなく2名当てなければ的中とはなりません。
したがって複勝よりも的中難易度は高いですが、ワイドは7つの舟券のなかで唯一複数の的中を狙える可能性があるという特徴を持っています。

2連複

2連複は1着と2着に入るであろう選手を当てる舟券です。
ただし着順は問わないので、例えば「1-3」という舟券を購入した場合、1着1番で2着3番であれば的中となりますが、逆に1着3番、2着1番であっても的中となります。

2連単

2連単は2連複と同じく1着と2着になるであろう選手を当てる舟券ですが、2連複とは異なり1着と2着の着順も当てなければ的中とはなりません。

先ほどの例をそのまま使うと「1-3」という舟券を2連単で購入した場合、1着1番2着3番であれば2連単的中となりますが、1着3番2着1番となった場合残念ながら不的中となります。
したがってそれなりに予想力が無ければ当てることは難しい舟券といえるでしょう。

3連複

3連複は1着から3着までに入るであろう3名の選手を当てなければならない舟券で、それだけを聞いてもかなり的中難易度が高いことが分かるでしょう。
ただし着順は問わないので2連複と同様に選手の番号さえ合っていれば購入した舟券と順番が異なっていても的中となります。

3連単

3連単は3連複と同様に1着から3着までに入る選手を3名当てれば的中となる舟券ですが、3連複とは異なり、3連単は1着から3着までの着順まで当たっていなければ的中とはなりません。
仮に3連単の舟券を1枚だけ購入した場合、的中確率は120分の1、パーセンテージに直すとたった0.83パーセントです。

的中難易度で言えば競艇の舟券のなかでは最も難しいのですが、その分平均配当の高さはほかの舟券とは比べものにならないほど高いため、舟券全体の売上比率でいえば3連単が大部分を占めていて、3連単以外の舟券の売り上げを全部合算しても3連単単体の売上げには到底かないません。

初心者におすすめの賭け方は？

7つの舟券の特徴は把握できたでしょうか。
では競艇初心者が購入するのに適した舟券とは何かを考えていくことにしましょう。
まず消去法で行くと、もっとも難しい3連単は候補から消えます。

また3連複や2連単も同じような理由で初心者が購入するのには適さないでしょう。
残った「単勝」「複勝」「ワイド」「2連複」の4つが初心者におすすめできる舟券となります。
とにかく当てたいと思うのであれば、複勝が最優先候補になりますが、人気選手の複勝は倍率が1倍になることがほとんどで当たっても利益がまったく出ません。

当たりやすく多少の見返りも期待できる舟券となると、「単勝」が第一候補になるでしょうか。
競艇は1号艇が有利という特徴があるので、選手を見る場合はまず1号艇の選手に注目するのが単勝を当てるためのコツになります。

自分でしっかりと予想もしたいという人は「ワイド」「2連複」が良いでしょう。
的中すれば単勝以上の利益が出ますし、ワイドだと上手く舟券を買えばダブル的中、トリプル的中も狙えます。

出走表の見方を覚えよう

(引用元：楽天銀行)

レース予想をするうえで絶対に見ることになるのが「出走表」です。
出走表にはレースに必要なありとあらゆるデータや数字が記載されています。
とはいえ、競艇初心者はどの数字を見れば良いか分からないでしょうから、特に注目すべきデータのみをピックアップして紹介します。

まずは「級別」です。
競艇選手はB2級からA1級まで大まかにランク付けがなされていて、A1級選手が一番強いです。
A1級選手が1号艇であれば、その選手が1着になる可能性はかなり高いでしょう。

次は「勝率・連対率」を確認してください。
勝率は1着になる確率でこの数字が高ければ高いほど沢山勝利している選手となります。

連対率は2着以内、または3着以内に入る確率で、この数字が高ければ高いほどどんなレースであっても上位に入っている安定した成績を残している選手ということになります。
「級別」「勝率」「連対率」この3つをとりあえず初心者は見て予想するようにしてみてください。

まとめ

競艇は6艇で争われる競技であり、最大18頭で行われる競馬と比べると数値的にはかなり当てやすい公営競技です。
さらに競艇には1号艇が有利という鉄則があるので、この鉄則を利用すれば競艇初心者であってもいきなり舟券を的中させることは決して不可能ではありません。

ただし競艇場によって1号艇1着率の数字は大きく異なります。
競艇初心者は特に1号艇1着率が高い「大村競艇場」「芦屋競艇場」「徳山競艇場」の3つがおすすめです。
逆に「戸田競艇場」「江戸川競艇場」「平和島競艇場」の3つはかなり1号艇1着率が低いので初心者にはおすすめしません。

競艇の舟券には7つありますが、初心者には「単勝」「複勝」「ワイド」「2連複」がおすすめです。
競艇の舟券を購入するには「出走表」を見ることが必須ですが、初心者は「級別」「勝率」「連対率」の3つの数字に注目してこの数字の高い選手を中心に舟券を購入するようにしましょう。