競艇必勝法

穴狙いで舟券を買うときのレース選定法と買い方のコツを伝授!

穴狙いで舟券を買うときのレース選定法と買い方のコツを伝授!

競艇で勝つためには、予想が簡単な「鉄板レース」を確実に的中させてコツコツとプラス収支にしておくというのがセオリーです。
ですが、もし軍資金が十分にある状況で予想に自信があるのであれば、穴狙いで舟券を買ってみるのもよいでしょう。

上手く的中させることができれば、鉄板レースを当てるのとは比べ物にならないほどお金を増やすことができ、欲しかったものを購入できたり、旅行などにも気軽に行けるようになります。
本記事では穴狙いで舟券を買うときにはどのようなレースを選べばよいか、そして舟券の買い方のコツについて解説していきます。

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1号艇が負けるレースが絶対条件!

1号艇が負けるレースが絶対条件!

穴狙いで舟券を買うのであれば、「1号艇が負ける可能性が高いレース」を選ぶようにしましょう。
競艇は1号艇が圧倒的に有利というのは、競艇ファンならば常識といってもよいくらいの知識であり、どのレースでも1号艇の選手に最も人気が集中します。
したがって、1号艇が強いレースではよほど大波乱とはならない限り高額配当とはなりませんし、そのようなレースは年に数回あるかないかのレベルでしか発生しません。

大波乱のレースとなった場合は確かに通常とは比べ物にならないようなオッズの舟券が飛び出します。
しかし、そのようなレースを予想して的中させるということはほぼ不可能に近く、的中させた人も「たまたま買っていた買い目が的中した」という当て方であることがほとんどでしょう。

そのような偶然的中することを祈るようなレースを狙っていくのは非効率です。
穴狙いで舟券を購入するのであれば、1号艇に不安要素が多いレースを選択するほうが効率的です。
1号艇が1着に入らない可能性が高いレースであれ、それだけで通常の数倍のオッズが期待できます。

1号艇の1着率が低い競艇場のレースを狙おう

1号艇の1着率が低い競艇場のレースを狙おう

穴狙いのレースを探す方法はいろいろとありますが、1号艇の1着率が低い競艇場のレースで舟券を買うようにするのがもっとも簡単でしょう。
競艇場は全国に24か所ありますが、立地やコースの形状、コースに使用している水の水質など異なる部分があり、ひとつとして同じ条件の競艇場は存在しません。

それがもっとも顕著に現れるのが1号艇の1着率です。
1号艇の1着率は「艇国データバンク」などのデータベースサイトで簡単に調べることができます。
2022年4月時点でもっとも1号艇の1着率が低い競艇場は戸田競艇場で42.2パーセントです。

次いで江戸川競艇場が42.2パーセント、3位が平和島競艇場の44.6パーセントで、この3つの競艇場はほかの競艇場と比べても飛び抜けて1号艇1着率が低く、穴狙いであればこの3つの競艇場のレースを中心にチェックするのがおすすめです。
ちなみに1号艇1着率がもっとも高いのは芦屋競艇場の63.4パーセントで、最下位の戸田競艇場とは実に21.2パーセントもの差があります。

1号艇以外の選手で見るべきところとは?

1号艇以外の選手で見るべきところとは?

戸田、江戸川、平和島の3競艇場は確かに1号艇の1着率が低いですが、それはあくまでもデータ上での話で、この競艇場のレースならばどのレースでも穴狙いが出来る、というわけではありません。
より確実に穴狙いができそうなレースを見つけるためには、出走表を隅々までチェックする必要があります。

競艇のおけるレース選びの基本中の基本は1号艇選手のチェックです。
例えば「確実に的中させたい!」と思っているのであれば、1号艇の選手が1番強いレース、特に1号艇にA1級選手が配置されている一般戦が最適でしょう。
1号艇にA1級選手が配置されていれば鉄板中の鉄板で、よほどのアクシデントが無い限りはほかの艇に後れをとることはありません。

逆に1号艇の選手の級別がB級またはA2級であれば、穴狙いのレースとしては狙い目になります。
B級選手はA級選手と比べると実力的に大きく劣るため、たとえ1号艇であっても軸にするほどの信頼性がありません。

特に2号艇から4号艇あたりのA1級選手がいる場合は先行される可能性が高いので、それなりに高額オッズとなる可能性が高くなります。
また、A2級選手は確かにB級選手と比べれば実力はありますが、A2級選手といっても成績には大きな幅があり、調子によってはB級選手よりも劣る勝率となっていることもあります。

級別だけを見て判断せず、勝率もチェックするようにすると穴レースは見つけやすいです。
ただし、B級選手であっても「1号艇勝率」が高い選手はそのまま勝ち切ってしまう可能性が高いので、穴レースとして選ぶのはあまりおすすめしません。

このように1号艇の選手をチェックすれば穴レースを見つけることは十分可能ですが、より的中させる可能性を高めたいのであれば、1号艇選手以外の選手のデータもチェックする必要があります。
1号艇選手以外ではどこをチェックすれば良いのか、本項目では紹介していきます。

ただしここで紹介しているのは一部に過ぎず、それ以外に穴レースを見つけ出す要素はまだまだたくさんあるので、慣れてきたら自分なりの穴レースの見つけ方を確立してみてください。

2号艇選手の平均スタートタイム

1号艇の1着率が低いかどうかをチェックする要素としては、上記に紹介した以外に平均スタートタイムがあります。
平均スタートタイムがほかの選手よりも遅い選手というのは、「スタートが苦手な選手」です。

競艇でもスタートをいかに他の選手よりも早く切れるかはとても重要で、せっかく1号艇からスタートできても他の艇より出遅れると1号艇のアドバンテージは生かすことができないでしょう。

1号艇のスタートタイムをチェックして「ほかの艇よりも遅い」と判断できたのであれば、2号艇選手のスタートタイムに着目してみてください。
2号艇は1号艇の次に有利なだけではなく、外の艇がインコースに入ることを防ぐ「壁」の役割も担っています。

2号艇の選手のスタートタイムも1号艇の選手同様他の選手より劣っているのであれば、1号艇は出遅れてインコースの有利をまったく生かせず、2号艇も出遅れるのでアウトコースの艇をブロックすることも出来ないため、アウトコースの艇はやりたい放題です。

1号艇と2号艇共に平均スタートタイムが遅いレースというのは、穴狙いとしては最適な条件となっています。
もし見つけたら多少買い目を増やしても十分利益が出るようなオッズとなる可能性が高いです。

4号艇選手の級別や勝率

1号艇や2号艇の選手だけではなく、4号艇の選手をチェックすることも穴狙いのレースをするのであれば重要です。
競艇はスタート時に「1号艇から3号艇チーム」と「4号艇から6号艇チーム」に分かれることが多く、前者はスタート位置から近いためスロースタートに、後者はスタート位置から遠くなることが多いのでダッシュスタートになります。

なかでも4号艇はダッシュスタート組の一番内側に位置し、まくりやまくり差しが決まりやすいです。
この4号艇に配置された選手が例えばA1級選手でなおかつ平均スタートタイムがほかの選手よりも早い場合は素早くスタートを決めて真っ先に第1ターンマークに飛び込み、インの選手をまとめて外から抜き去るといったレース展開が予想できます。

すると5号艇6号艇もそれに追随してインコースの艇を抜き去り、レース展開によっては「4-5-6」といった決着になる可能性もあります。
たとえ4号艇が実力が抜きんでているA1級選手であったとしても、4-5-6の並びであればかなりの高配当になるでしょう。

地元選手かどうか

戸田、江戸川、平和島といった1号艇の1着率が低い競艇場というのは総じて「難水面」となっていることが多いです。
難水面のレース場は普通に乗りこなすだけでも難しいため、思わぬ波乱が起こることもあります。

1号艇の1着率が低い競艇場では「地元選手」に着目しましょう。
地元選手は普段から練習で使用しているため、斡旋してきた選手と比べると難水面でも上手く乗りこなすことができます。

B級選手の1号艇は信頼度が低いため普通ならば頭にするのは危険ですが、B級でも地元のレースでなおかつ当地勝率が高い場合は頭にして勝負しても良いでしょう。
このことを知らない人はB級選手というだけで頭で買うことを避けるので、たとえ1号艇が1着の決着だったとしてもそれなりに高いオッズになる可能性があります。

1号艇選手の心理状態も読み取ろう

1号艇選手の心理状態も読み取ろう

1号艇がA1級選手である場合、基本的には鉄板レースであるため高配当は期待できません。
しかし選手の現状を把握することによって思わぬ穴レースに変化することがあります。

たとえA1級選手であっても、操縦するのは人間なので常に同じ調子でレースができるとは限りません。
例えば直近にSGレースを控えている一般戦に出場した際、A1級選手は本気で走るでしょうか。

プロなので本来ならば全力で走らなければならないのですが、もし本気で勝負してフライングや転覆といった事故を起こしてしまうと、控えているSGレースに出場できなくなる可能性があります。
もちろん全員がそうとは言いきれませんが、選手の中には万が一のアクシデントを避けるため、無難なスタートをして極力無理な走りはしないようにする人もいるでしょう。

さすがにそのような走りで勝てるほど甘い世界ではないので、こういったレースだとA1級の1号艇選手が3着には入らなかったという結果になる可能性も十分あります。

風速5m以上のレースは狙い目

風速5m以上のレースは狙い目

確実に勝ちたいならば、風速5m以上のレースの舟券は買うべきではありません。
しかしそれは逆に荒れる可能性が高いということになるので、穴狙いとしてはおすすめです。
風速5m以上だと追い風でも向かい風でもスタートタイミングを計るのが難しくなります。

風が強いレースの舟券を買うのであれば、1号艇選手の「スタート事故」に注目してください。
フライングや出遅れを犯してしまっている選手の場合、風が強いと特にスタートが慎重となり、他の選手に先を越される可能性が高いです。
風が強く、1号艇がA1級選手であり、その選手がすでに1度スタート事故を起こしているのであれば、穴狙いとしてはこの上ないチャンスとなります。

B級選手が高性能モータを所有していると一発逆転の可能性あり

B級選手が高性能モータを所有していると一発逆転の可能性あり

1コースにB級選手が配置されていて、A級選手が4コースに配置されている場合、通常穴狙いであれば4コースのA級選手を軸にして舟券を購入することになります。
しかし勝敗を決めるのは選手の腕だけではありません。

競艇で使用されるモーターはすべて同一メーカーで全く同じ設計で製造されるのですが、完全に同性能というわけではありません。
モーターによって元々の性能にばらつきがありますし、モーターはレース前に自由に整備することが認められているので、整備が上手な選手が整備を施したモーターは元々の性能よりも飛躍的に高性能になっていることがあります。

モーターの性能はモーター2連率やモーター3連率などで確認できますが、明らかにほかのモーターよりずば抜けた性能のモーターは「超抜モーター」などと呼ばれます。
もし、超抜モーターを1号艇のB級選手が引き当てていた場合は要注意です。

スタートさえ明らかに出遅れなければ、モーターの性能差で選手の実力をひっくり返し、1着になることも多々あるでしょう。
オッズを確認してあまりにも4コースの選手に集中しているようであれば、あえて1号艇のB級選手を狙ってみるのもひとつの手です。

新人戦やレディース戦は荒れる可能性が高い

新人戦やレディース戦は荒れる可能性が高い

一般的な男性選手のレースよりも、新人戦やレディース戦は荒れたレースになりやすいと言われています。

新人選手はそもそもレース本番でのボートの扱い慣れていないので、一番人気の選手がとんでもない暴走をしたり、人気最下位の選手が思わぬ好走を見せたりしますし、女性選手はスタートが苦手な選手が多いので、4コースなどからのまくりやまくり差しが決まる可能性が高いです。
出走表を隅々までチェックし、荒れる要素が見つかれば積極的に狙っていきましょう。

荒れるレースの舟券の買い方

荒れるレースの舟券の買い方

荒れると判断した際の舟券の買い方は、確実に的中させる時の舟券の買い方とは大きく異なります。
ここで紹介する買い方が正しいという訳では決してありませんが、一例として荒れるレースの舟券の買い方のコツをいくつか解説します。

1号艇は買わない

競艇で荒れるレースというのは、一部の例外を除き、1号艇が3着以内に入らないレースです。
本命狙いであれば1号艇を外す事はタブーですが、穴狙いで舟券を買うのであれば、1号艇は買い目から外しましょう。

4艇ボックスで勝負!

1号艇を除外すると残りは5艇になります。
確実に当てるならば5艇ボックスですが、5艇ボックスだと全部で60通りになり、余程の穴舟券でない限り舟券代が配当金を上回るトリガミになってしまいます。

出来ればもう1艇だけ候補から外した4艇ボックスでの勝負が望ましいです。
4艇ボックスであれば全部で24通りなので、中穴程度であっても充分利益を確保する事が出来るでしょう。

「買わない」という選択肢も持っておこう

「買わない」という選択肢も持っておこう

競艇の舟券は必ず買わなければいけない、というものではありません。
穴狙いが見事にハマれば確かに一気に大金を回収できますが、実際にはなかなか上手くはいかないものです。

自分のなかで鉄板と呼べるようなレースがなく、穴狙いのレースを色々とチェックしても自信をもって舟券を買えるようなレースが見つからないのであれば、舟券を買わない方が余計な出費をせずに済みます。

自信をもって予想できるかどうかも分からないのに惰性で舟券を買い続けるのが一番危険です。
惰性で舟券を買うくらいなら、1度舟券を買うことを見送り、自信があるレースで前回分のお金も投資するほうが気合も入りますし、何より的中した時の見返りが大きくなります。

まとめ

競艇において、穴レースというのは絶対的に有利である1号艇が負ける可能性が高いレースの事を意味します。
鉄板レースは1号艇の勝率が高い競艇場で、なおかつ1号艇の選手がほかのコースの選手よりも実力が上になっている場合が狙い目ですが、穴レースを狙いたいのであれば、基本的にはその逆を見ていけば見つけやすいです。

1号艇の勝率が低い競艇場で、1号艇で出走する選手の平均スタートタイムが遅かったり、勝率や級別がほかの選手よりも劣っている場合は1号艇が負ける可能性が高くなり、高配当となります。
それに加えて4号艇の選手の実力がほかの選手よりも抜きんでているとスタートダッシュからまくり差しやまくりを決めてくれるので、より確実に高配当をねらいやすいでしょう。

しかし、1号艇選手の級別が低くても風速5m以上あり、なおかつ地元選手で当地勝率が高かったり、超高性能なモーターを引き当てている場合は1号艇選手が勝ち切る場合も多く、そういったレースは1号艇を軸にしてもそれなりの配当が期待できます。

穴狙いで舟券を購入する場合は点数を絞るよりもボックス買いをして買い漏らしを防止しておくのが無難です。
穴狙いならば例外を除き1号艇は買わないようにします。
ただし残り5艇のボックス買いだと点数が60点とかなり多くなるのでもう1艇外して4艇ボックスで購入するのがおすすめです。

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  • この記事を書いた人

近藤

競艇歴15年の近藤です。競艇だけで生活しています。
独自のリサーチと情報収集力で競艇予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競艇予想に役立つような情報を発信中。

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