「現役の兄弟レーサーは?」と質問された際に、最も浮かんでくる確率が高いであろう兄弟がいます。
「篠崎元志・仁志」の二人です。仲の良いことでも有名な兄弟レーサーで実力も二人とも兼ね備えています。
今回は弟である仁志選手のプロフィール紹介をしていきましょう。
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目次
篠崎仁志のプロフィール
篠崎仁志(しのざきひとし)基本情報 | |
出身地 | 福岡県福岡市 |
生年月日 | 1987年12月3日 |
身長 | 166cm |
体重 | 57kg |
血液型 | A型 |
登録番号 | 4477 |
登録期 | 101期 |
級別 | A1級 |
師匠 | 白水勝也 |
デビュー日 | 2007年11月10日 |
福岡県福岡市の出身で、福岡県立香椎工業高等学校を卒業しています。
ボートレーサーになったきっかけは「高収入を得たかったから」と冗談半分でインタビュー
に応えています。「兄貴がいますからね」と発言の後に続けていました。常に兄である元志選手の背中を追っているというのが印象的です。
所属支部は福岡支部。もちろん兄も同じ福岡支部で、師匠も兄と同じ白水勝也選手になります。
同期には片岡雅裕選手や守屋美穂選手がいます。
篠崎仁志の特徴や得意なコース
やまと学校時代から教官たちが口をそろえて「元志を超えるセンス」と絶賛されていたのが仁志選手です。
特徴らしきものはあるのでしょうか?データを拾っていきましょう。なおデータはデビュー2007年から2020年7月までのものになります。
艇番別成績
艇番 | 出走数 | 1着数 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
1 | 677 | 450 | 66.4% | 77.1% | 87.3% |
2 | 562 | 121 | 21.5% | 51.6% | 67.6% |
3 | 538 | 104 | 19.3% | 43.8% | 65.4% |
4 | 556 | 98 | 17.6% | 41.3% | 65.1% |
5 | 472 | 40 | 8.4% | 28.6% | 51.4% |
6 | 479 | 39 | 8.1% | 26.7% | 45.3% |
「アウトレーサー」というわけではないので、外艇での数値は気になる数値ではありません。
3連対率から見ると「オールラウンダー」と言ってもいい選手です。
ちなみに篠崎選手はコースを自分から動くことはまずなく、「艇番」=「コース」と考えて大丈夫な選手になります。
1コースの信頼度は抜群の選手です。
「まくり」より「差し」「まくり差し」が得意?
コース別の決まり手も見てみましょう。
コース | 逃げ | 差し | まくり | まくり差し | 抜き |
1 | 92.5% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 7.3% |
2 | 0.0% | 58.8% | 28.4% | 0.0% | 11.8% |
3 | 0.0% | 8.1% | 33.3% | 41.4% | 15.2% |
4 | 0.0% | 28.8% | 27.1% | 26.3% | 14.4% |
5 | 0.0% | 7.0% | 20.9% | 48.8% | 23.3% |
6 | 0.0% | 18.9% | 18.9% | 43.2% | 18.9% |
数値を見るとわかりますが、決まり手として「まくり」がトップの数値になっているコースはありません。
「差し」「まくり差し」に数値が偏った傾向が見られます。平均スタートは0.15と決して遅い方ではないのですが、「カド」になりやすい4コースでも「まくり」よりも「差し」の数値の方が高くなっています。
「握って旋回」が若干苦手なのかなと思ってしまいます。
篠崎仁志の過去成績・優勝歴
では過去の成績を見ていきましょう。
来歴
冒頭部分で述べた通り、やまと学校時代から教官たちが口をそろえて「元志を超えるセンス」と絶賛されていました。
その言葉の裏付けとなるのが競艇学校時代のリーグ戦の勝率です。
勝率8.08(準優出:7、優出:6、第7戦・8戦優勝)の成績を残し、卒業記念競走でも優勝をおさめます。この勝率も第一位という高成績でした。
2007年11月に福岡競艇場でデビューしますが、転覆失格というほろ苦いデビュー戦になってしまいました。
そして、2008年4月に大村競艇場にて初勝利を納めます。67走目での勝利でした。
初優勝は2010年9月28日。福岡競艇場での「G3新鋭リーグ第16戦」でのもので、優出延べ10回目にしての初優勝となりました。
初優勝から3年後の2013年9月23日にG1初優勝を飾ります。桐生競艇場で行われた「G1共同通信社杯 第28回新鋭王座決定戦」での優勝で、この大会を最後に「新鋭王座決定戦」は廃止されることとなります。(G1ヤングダービー新設の為)。
なおこの優勝戦において、3艇が失格に終わっていて、完走したのは3艇だけとなっていました。
待ちに待ったSG初優勝!艇界史上二組目の兄弟SGレーサー誕生!!
2013年にSG初出走。それ以降は毎年のようにSGレースに出走しますが、優勝はできずにいました。
初優出はSG出場17回目・準優9回目の挑戦にしてのもので、2016年の大村競艇場で行われた「SG 競艇王チャレンジカップ」でした。この時は6号艇での出走で、6コース空の出走で4着に終わっています。
翌年2017年、鳴門競艇場で行われた「SG グランドチャンピオン決定戦」で二度目の優出を果たします。4コースカド位置から差しのハンドルを入れますが、惜しくも及ばずの2着になっています。
そして、2020年5月、「ボートレースオールスター」において、念願のSG初優勝を飾ります。委員会推薦で出走していたこのレース、予選トップの成績で、準優・優勝戦共に逃げ切っての優勝となりました。
優勝戦直前には参戦していた兄である元志選手から「ここで。」という旨の声を掛けられていたようです。普段はプレッシャーを掛けるようなことはないようで、今回はかなりの「圧」を感じ取ったようです。
委員会推薦での出走での優勝は平本真之以来四年ぶりとなっていて、この優勝で兄・元志選手と共にSGウイナーとなりました。
艇界において兄弟でSGレーサーとなっているのは、松尾泰宏・松尾幸長兄弟と篠崎元志・篠崎仁志兄弟の二組のみで、実に49年ぶりの史上二組目の兄弟SGレーサー誕生となりました。
今回は無観客の中でのSG優勝でしたが、観客の前で声援を浴びて次は優勝してほしいですね。
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篠崎仁志の年収は?
更なる飛躍が見込まれる選手ですが年収って気になりますよね?
2016年から2020年6月28日までの年収は以下の通りです。
年 | 年収額 | 全レーサー中の順位 |
2016年 | ¥76,713,000 | 10位 |
2017年 | ¥64,476,000 | 18位 |
2018年 | ¥50,859,000 | 35位 |
2019年 | ¥45,589,000 | 59位 |
2020年 | ¥63,453,333 | 3位 |
2020年はSG優勝もあって順位としては第三位に着けています。
このままいけば1億円突破も見えてくる金額を6月の時点で稼いでいます。
篠崎仁志はSNSはやってる?
最近はSNSをやっている選手も多く見られるようになってきました。
果たして篠崎仁志選手はやっているのでしょうか?
篠崎仁志のTwitter(ツイッター)は?
篠崎仁志選手はツイッターはどうやらやっていないようです。
ちなみに兄である元志選手はツイッターをやっています。(@motoshi_4350)
篠崎仁志のInstagram(インスタグラム)は?
インスタグラムはやっています。
自身の名前の後ろに登録番号を付けた名前になっています。
篠崎仁志のYouTube(ユーチューブ)は?
YouTubeはやっていません。
上記が住之江競艇場でのSG優勝の動画になります。
また住之江競艇場のサイトになるのですが、インタビューなどもあるので気になる人は見てみてください。
篠崎仁志のプロフィール|まとめ
兄である元志選手の背中を追い続けてきた仁志選手。
2020年の「オールスター」制覇で少しは兄の背中が近づいたのではないでしょうか。
また今年は飛躍の年となってほしいものですね。2020年6月末現在の年収が約6000万円。まだ半年近くありますので休んでいられませんが、好調をキープして、是非年末のグランプリに出場してほしい選手です。
そこでも「優勝」何てできたら最高だと思います。
是非頑張ってほしいです。