競艇は公平性や安全性を考慮してさまざまなルールが設けられていて、そのルールに反する行動を取れば反則とみなされ、私たち一般の人からすれば時に非常に厳しいと思ってしまうような罰則が科せられます。
本記事ではそんな競艇の反則の中でももっとも多く発生していて、かつ最も厳しいと感じてしまう、フライングについて詳しく解説していきます。
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目次
競艇の特殊なスタートについて
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
競艇は速さを競う競技なので、定められた位置からスタートの合図でレースが開始されます。
フライングとはスタート開始の合図よりも早いタイミングでスタートしてしまうことを意味する反則ですが、競艇という競技は一般的な陸上競技よりもフライングが発生しやすい競技です。
なぜ一般的な陸上競技よりもフライングが発生しやすいのかというと、競艇では一般的な陸上競技とは異なるスタート方式を採用しているためです。
競艇は水上で実施されるため、陸上競技のように同じ場所に留まることができません。
そこでスタートラインよりも後方に待機場所を設け、その待機場所からレースがスタートする前に動き出し、大時計という時計の針がゼロになった瞬間に本当のレースが始まるという「フライングスタート方式」というスタート方式になっています。
この文章だけだと理解しづらいと思うので、本項目でもう少し詳しく解説します。
ピットアウト~待機行動
レース前に各選手はピットと呼ばれる待機場所で待機していて、レース開始を告げるファンファーレが鳴った瞬間にピットから離れます。
そしてピットから離れた選手は小回り防止ブイを通り、第2ターンマークを周回、スタートラインに向かってゆっくり進み、待機場所で一旦ボートを停止させます。
このピットアウトから待機場所にたどり着くまでは自由にコース取りを選択できるので、6号艇でスタートした選手が5コースに入ったり4コースに入ったりすることもあります。
待機行動~スタート
ピットアウトから待機位置まで行くにはだいたい1分40秒くらいの猶予があって、その時間内に待機場所まで全選手が到達します。
全選手が待機位置に到着後、大時計の針が回転し、この針が「ゼロ」を指した瞬間にレースが開始されることとなります。
選手たちは待機場所の先に設けられているスタートラインを、大時計の針がゼロを差した瞬間に通過できるようなタイミングを狙ってボートを加速させていくこととなるのです。
フライングになってしまう条件とは?
(引用元:YOUTUBE)
したがって、大時計の針がゼロを指す前にスタートラインを通過してしまうと競艇ではフライングとみなされてしまいます。
たとえコンマ1秒であってもゼロを指す前にスタートラインを越えてしまえばフライング扱いなので、競艇のスタートは陸上競技のスタートとは比べ物にならないほど難しいです。
しかし選手たちは勝つためには極力ギリギリのタイミングでスタートせざるを得ないため、競艇では一般的な陸上競技などと比べるとフライングがかなり多く発生してしまっています。
フライングを犯してしまうと厳しい罰則が科せられる!
フライングをしてしまうと、その瞬間当然そのレースには出走できなくなってしまいます。
そして競艇で反則を犯してしまった選手に対する罰則はそのレースに出られなくなるだけではありません。
レースに出られなくなる!
何とフライングを1回犯してしまうとその節が終了してから30日間斡旋停止となり、レースに出られなくなってしまいます。
トップ選手であれば30日間レースに出られなくなってもさほど影響はありませんが、最下級のB2級選手にとって30日間レースに出られないというのは生活ができなくなるレベルで多大な影響を被ります。
同じ節で2回フライングすると即日帰郷!
フライングを犯してしまうとそのレースに出走できなくなり、現在出走しているレースの日程が終了して以降30日は斡旋してもらえませんが、とりあえず現時点で出走しているレースに関しては最終日まで参加することができます。
しかし同じ節で2回目のフライングを犯してしまうと60日間の斡旋停止プラス「即日帰郷」という罰則も科せられてしまいます。
即日帰郷が言い渡されると、たとえ翌日以降に出走予定があったとしてもレースには出られず、その日のレースが終了次第地元に帰ることになります。
つまり同じ節に2回目のフライングを犯してしまうと1回目の斡旋停止と併せて合計90日間の斡旋停止と即日帰郷という非常に重い罰を受けることになるというわけです。
フライングした場合舟券にはどのような影響が
フライングが発生して選手が失格した場合、私たちが購入した舟券がどうなってしまうのか気になるところではあります。
フライングが発生してしまった際の舟券の取り扱いについては大きく2つの決まりがあります。
いずれにしても、舟券を所有していなければ対処してもらえないのでレースが終了し、最終的な結果が出るまで舟券は捨てずに所有しておくようにしましょう。
舟券代は返還
まず、フライングを犯してしまった選手はレースに参加していないこととなるので、その選手を含めている買い目の舟券はすべて無効となり、支払った舟券代は返還されます。
ネット購入であればそのままお金が返還されますが、舟券を購入していた場合は該当する舟券を券売機に投入しなければお金は返還されません。
5艇以上はレース不成立
そしてもうひとつ、レース中に5艇がフライングを犯してしまった場合、レースそのものが不成立となるので、すべての舟券が返還されることになります。
ちなみにフライングだけではなく、出遅れやスタート前の転覆、落水などスタート前に5艇がレース前に失格となった時点でレースは不成立扱いとなりますが、このような事態になることは滅多にありません。
フライングは運営側にとって大きな痛手!
フライングになってしまった選手の舟券が全額返還になってしまうという事は、競艇を運営する側からすれば単純にその分の収入がまるまる無くなってしまうということになります。
つまりフライングは運営側にとって非常に大きな痛手となる反則というわけです。
ちなみにフライングによる返還額としての史上最高額は2002年のグランドチャンピオンで西島義則、熊谷直樹両選手がフライングしてしまった際の返還額、24億3,513万8,000円となっています。
ギリギリを攻めなければ競艇では勝てないので、フライングが発生してしまうのはある意味仕方ないことではありますが、運営側に多大な迷惑をかけてしまう事にもつながるので、フライングを犯してしまった選手はものすごく怒られてしまうそうです。
選手にとっても収入が大きく減ってしまう痛い反則
フライングは運営側にとって痛いことなのはもちろんですが、ファンにとってもプラスになることを願って購入した舟券が無効になって戻ってくるというのはなんとも残念な気持ちになってしまうので、ファンにとっても痛い反則であることは間違いありません。
しかしフライングを犯して最も痛いのは間違いなく選手自身でしょう。
まずフライングを犯してしまうと運営側はもちろんの事、自分を応援して舟券を購入してくれたファンに対しても非常に申し訳ないという気持ちになってしまいます。
そして、それ以上に最も痛いのがレースに出られなくなってしまうのでその分の収入が一切なくなってしまうという点です。
競艇選手はその収入の大部分をレースに出走することで確保しています。
レースでの収入はもちろん勝利した際の賞金が大きなウエイトを占めますが、それだけではなくレースに出走して完走しただけでも選手は各種手当を受け取ることができ、この手当をコンスタントに受け取っていれば、それだけで1人で生活するのには十分な収入を得ることができます。
しかしフライングになってしまうとこの出走する際の手当ても受け取れず本当に収入がゼロ円になります。
フライング休み中にアルバイトをしていた選手も
A級クラスの選手であれば1か月休みになっても問題なく生活できるだけの収入を得ているので、強制的に休みになってしまうフライングは、ある意味誰にも気兼ねすることなくゆっくりできるまたとないチャンスです。
そのため中には斡旋停止期間中に旅行に行く選手も居ます。
しかしB級選手はとてもそのようなお金は持っておらず、30日間収入がなくなってしまうと生活ができなくなってしまいます。
そこでクラスが低い選手は当面の収入を確保するため短期バイトをするケースもいくつかあります。
業種は引っ越し業者、建築関係など肉体労働に関する仕事が圧倒的に多くなっています。
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まとめ
競艇はフライングスタート方式というスタート方法を採用しているからか、フライングが発生する確率が通常の陸上競技などと比べると高いです。
競艇はスタートが大事な競技であるため、各選手はギリギリのタイミングでスタートしようとしますが、スタートの合図よりコンマ1秒でもスタートが早くなってしまうとフライングとして罰せられます。
フライングになると30日間の斡旋停止、同じ節に2回フライングを犯してしまうと斡旋停止日数が60日プラスされて90日間の斡旋停止に加え即日帰郷が言い渡されるため、フライングはその発生頻度に見合わないくらい非常に重い罰則となっています。
フライングを犯した選手はレース不参加扱いになるので、その選手の番号を含む舟券はすべて無効となり、購入していた場合はお金が返還されます。
運営側としては収入がその分減ってしまいますし、舟券を購入した側からすればプラスになる可能性が完全にゼロになるので、フライングは競艇に関わる人全員にとって非常に痛い反則という事もあって、フライングを犯した選手はとても怒られるそうです。
斡旋停止になると収入がその期間は完全にゼロになるので、ランクが低く収入が少ない選手にとっては死活問題となります。
そのためB級選手でフライング休みとなってしまった場合は引っ越し業者や建築業者など主に肉体労働で一時的に生計を立てる選手もいます。