競艇には「まくり」「差し」「抜き」など戦法や決まり手に関する専門用語が幾つかあります。
本記事ではそんな戦法に関する専門用語のひとつである「ツケマイ」について、どのような戦法か、どんな効果があるのかを解説し、初心者が見ても分かりやすい「ツケマイ」動画やツケマイを得意としている選手の紹介もしていきます。
的中率&回収率の高い予想サイト
「セントラル」は的中率&回収率ともにトップクラスの「本物」の競艇予想サイトです。
当サイトが行った検証では7レース中6レース的中させ、合計で1,209,800円の利益を出すことに成功しました!
おすすめポイント
- 無料予想の的中率が高い
- ラインから登録すれば毎日無料予想がみれる
- 無料登録で1万円分のポイントをもらえる
- 有料予想の爆発力もすごい
有料予想も爆発力もあるし、毎月安定して稼げるのでオススメです!
目次
ツケマイとはどんな戦法?
まずツケマイとはどんな戦法なのかを解説する前に、ツケマイという言葉について少し解説していきましょう。
言葉の意味合いが分かればどんな戦法なのかもイメージしやすいと思います。
ツケマイというのは「ツケ」と「マイ」というふたつの単語が合わさった言葉です。
「ツケ」というのは「つける」という意味合いで、ツケマイにおいては相手選手の艇にピッタリ付ける事を指しています。
そして「マイ」というのは分かりやすく言うと「回る」という意味です。
つまりこの両方の言葉を組み合わせると、「ツケマイ」というのは、「相手選手の艇にピッタリ付いて回る」という意味になります。
ツケマイは正にこの言葉通りの戦い方であり、もっと具体的に言うと以下のような戦法を意味します。
戦法としての「ツケマイ」とは
なぜインコースの艇にピッタリ横付けする必要があるのかというと、ツケマイは「自分の艇が起こした引き波に相手の艇を巻き込んでスピードを殺す事」を狙っているからです。
相手の艇にピッタリ横付けしなければならないため、ツケマイは優れた操縦技術を持つ選手しか使えない競艇の戦法の中でも最高クラスの難易度を誇るテクニックですが、決まった時の威力は強烈の一言です。
後ほど紹介する動画を見れば分かりますが、ツケマイを決められた艇は目に見えてスピードが低下し、みるみる順位を落としてしまいます。
先マイという戦法もある
ツケマイとよく似た名前の戦法で「先マイ」というものがあります。
ツケマイの言葉の意味合いが分かれば先マイもなんとなくどういった戦法かが分かるのではないでしょうか。
先マイとは「先に回る」という意味で、具体的には前を行く艇がそのまま他の艇よりも先にターンマークを回る事で、先マイを決められると他の艇は引き波に巻き込まれる事を避けるため減速せざるを得ません。
また、「イン先マイ」という戦法もあって、これはインコースの艇、基本的には1コースの艇が他の艇よりも先にターンを回る事を指します。
イン先マイが決まると当然他の艇は減速するしかありません。
こうなると1コースの艇の1着はほぼ決定的となります。
通常のまくりとの違いについて
ツケマイも先マイも大まかに言えば「まくり」のひとつです。
通常のまくりとの違いは、引き波を上手く利用しているかそうでないかの違いくらいしかありません。
実は2008年までツケマイはれっきとした決まり手のひとつであり、出走表の結果などにもしっかり記載されていたのですが、競艇の知識がない人にはイマイチ分かりづらいという事もあり、現在では全て「まくり」で統一されています。
ツケマイが決まるとレース大きく荒れる可能性が高い
ツケマイは外側の選手が内側の艇を抑えて込むようにターンします。
すると抑え込まれた艇だけではなくその付近を走っている艇も抑え込まれた艇にぶつからないように走らなければならず、ターンの回り方が雑になったり最短距離でターンを回れなくなってしまいます。
つまりツケマイした艇よりも内側の艇は全て何らかの影響を受けるという訳です。競艇ではインコースが有利なのですが、ツケマイが決まると一時的にそのセオリーがひっくり返るのでレース結果は大きく荒れる可能性が高いです。
ツケマイを実際に動画で見てみよう
文章のみだとツケマイがどんな戦法かが分からないという人もいるかもしれません。文章だけよりも実際にツケマイが決まったところを記録した動画を観る方が理解しやすいでしょう。
ツケマイの動画はYouTubeで検索すると沢山出てきますが、本項目では代表的なツケマイ動画を3つ紹介します。
「ボートレースオフィシャル」
「ボートレース」のオフィシャルサイトでは初心者向けに競艇で使われる専門用語の意味を詳しく解説してくれています。
ツケマイに関しても動画と共に意味が記載されているのですが、この動画はツケマイを決めた選手が誰か一目で分かりますし,ツケマイの瞬間をスローにしてくれているので、この動画を観ればツケマイがどんなテクニックかはほぼ理解できるでしょう。
全速ツケマイ
2週目の第1ターンの際に外側の艇がツケマイを決め、追い抜かれたインの艇が大きく速度を落としています。
ほぼトップスピードでツケマイを決めているので迫力も十分です。
逆転ツケマイ
6号艇の清水選手が2周目の第1ターンで見事なツケマイを決め、そのまま先頭に立っています。
ちなみに1周目第2ターンマークでのターンもかなり凄いので要注目です。
ツケマイを得意としている選手たち
最後に超高等テクニックであるツケマイを得意としている選手を4名紹介しましょう。
4名とも現在の競艇界を牽引する実力者たちばかりで、G1レースやSGレースではしょっちゅう名前を見かける事でしょう。
瓜生正義
(引用元:BOATRACE オフィシャルウェブサイト)
瓜生選手は福岡支部の看板レーサーで、2021年には賞金王に輝いています。
競艇学校でリーグ戦6連勝という驚異的な成績を記録し、「天才レーサー」と言われていたのですが、なかなか大舞台で結果を出す事ができずいつしか「未完の大器」と異名が変わってしまいました。
ところが一度SGレースを優勝するとそれまでが嘘のように勝ち星を重ね、2023年時点でSGレースを11度も優勝しています。オールラウンダーとして知られている瓜生選手は当然ツケマイも早くからマスターしており、初優勝のレースでも4コースをから完璧なツケマイを決めた事が勝利の決め手となっています。
毒島誠
(引用元:BOATRACE オフィシャルウェブサイト)
毒島選手は群馬支部のトップレーサーで、とにかく持ち前のスピードにものを言わせた速攻を得意としています。
「スーパーピット離れ」の異名を持つスタートを決めて一気にインコースを奪取するのが毒島選手の常套手段です。
そしてターンの際にもそのスピードが衰える事はなく、全速ターンからのツケマイは強力無比で幾度となく大逆転劇を演出してきました。
これまでSGレースを7回優勝しているのですが、そのうちなんと6回がナイターレースでの優勝で、「ナイターキング」という異名を持っています。
大山千広
(引用元:BOATRACE オフィシャルウェブサイト)
大山選手は福岡支部所属の女性レーサーで、女子競艇界では常にエース級の活躍をしている選手です。
女性選手でありながら積極的なレースで男性選手にも果敢に挑み、B級クラスの男性選手ではもう全く歯が立たないでしょう。
勝負根性だけではなく操縦技術も一級品で、勝負どころで何度も会心のツケマイを決めて勝利を手にしています。
山崎智也
(引用元:BOATRACE オフィシャルウェブサイト)
山崎選手は既に現役を引退していますが、数々の鮮やかなツケマイを決めているので紹介する事にしました。
気になる人はYouTube等で検索してみてください。
SG優勝11回、G1優勝31回、生涯獲得賞金は総額25億円以上とこれまでの競艇の歴史を振り返っても5本の指に入る名レーサーです。
的中率&回収率の高い予想サイト
「セントラル」は的中率&回収率ともにトップクラスの「本物」の競艇予想サイトです。
当サイトが行った検証では7レース中6レース的中させ、合計で1,209,800円の利益を出すことに成功しました!
おすすめポイント
- 無料予想の的中率が高い
- ラインから登録すれば毎日無料予想がみれる
- 無料登録で1万円分のポイントをもらえる
- 有料予想の爆発力もすごい
有料予想も爆発力もあるし、毎月安定して稼げるのでオススメです!
まとめ
ツケマイとは外を走る艇がインコースの艇にピッタリ横付けした状態でターンしながら前に出る戦法です。
ツケマイが決まると後ろの艇は引き波をモロに受ける事になるのでスピードを大きく落とす事になり、その後の展開でかなりの不利を強いられる事となります。
ツケマイは少し前まで決まり手のひとつとして認められており、レース結果にも「ツケマイ」と表示されていたのですが、競艇の知識がない人にとっては普通のまくりと違いがないように見えるという事もあり、現在では「まくり」として認定されます。
相手の艇にピッタリ横付けする事自体かなりの操縦技術が求められるため、ツケマイを決める事ができる選手というのは、トップクラスの実力者ばかりです