ボートレーサーの経歴は人によってさまざまで、社会人を経験してからレーサーになった選手なども存在します。
そのような中、航空自衛隊に一時期入っていたという異色の経歴を持つ「赤岩善生選手」をご存知でしょうか。
自衛隊を退職後、20歳のときにボートレースと出会って試験に合格し、デビューからたった2戦目で初勝利を挙げるという技量の持ち主です。
また、格闘技にも精通しており、空手・銃剣道・柔道の有段者でもあります。
今回はそんな赤岩善生選手をご紹介していきたいと思います。
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目次
赤岩善生のプロフィール
赤岩善生(あかいわよしお)基本情報 | |
出身地 | 愛知県 |
生年月日 | 1976年2月8日 |
身長 | 168cm |
体重 | 58kg |
血液型 | A型 |
登録番号 | 3946 |
登録期 | 82期 |
級別 | A1級 |
師匠 | なし |
デビュー日 | 1998年5月15日 |
赤岩選手のプロフィールを見ていきましょう。
赤岩善生選手は愛知県の出身となっていますが、生まれは鹿児島県でその後引っ越しを繰り返していたそうです。
鹿児島には思い入れが強いようで、「薩摩魂」と書かれたウェアを着ていたり、薩摩魂という言葉を選手紹介で使うこともあります。
1976年2月8日生まれの44歳です。
ピットではめったに笑わないということですが、トークショーなどでは笑顔も交えて話す様子を見ることができます。
所属は出身地となっている愛知支部です。
愛知支部には他に、池田浩二選手、柳沢一選手、平本真之選手などが所属しています。
同支部の宇野弥生選手を弟子としています。
登録期は82期、現在の階級はA1級です。
82期には他に、坪井康晴選手、菊地孝平選手、谷村一哉選手などが在籍しています。
赤岩善生の特徴や得意なコース
赤岩善生選手は、格闘技で身に付けた「心技体」や礼儀をボートレースにおいても発揮しており、中でも「心」が重要だとしています。
一般戦でもSGでも同じ気持ちで走る、という信念もここから来ているのではないかと思います。
特徴
平均ST(スタートタイミング)は0.16と平均的な早さですが、コースが外になるほど平均STが遅くなる傾向にあります。
直近のデータではコース別スタート順は1コースが1.95に対し、6コースは5.65となっています。
進入はできるだけイン側に入る動きがみられ、特に5,6号艇のとき内側のコースに入ってきます。
決まり手は、1コースからの逃げ、2,3コースからのまくり、2コースからの差し、3,4コースからのまくり差しの順に多くなっています。
その中でも1コースからの逃げの割合が高いです。
場別にみると、
住之江:勝率6.89、1着率23.6 %、2連対率41.7 %、3連対率56.2 %
蒲郡:勝率7.81、1着率42.0 %、2連対率63.6 %、3連対率77.9 %
と、極端に差があるわけではありませんが、地元水面は得意としているようです。
得意なコース
コース | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
1コース | 72.3 % | 86.6 % | 92.5 % |
2コース | 30.2 % | 57.7 % | 73.2 % |
3コース | 26.0 % | 50.5 % | 70.2 % |
4コース | 19.9 % | 40.0 % | 62.1 % |
5コース | 11.4 % | 29.9 % | 51.0 % |
6コース | 4.5 % | 18.9 % | 35.2 % |
1コースを得意としており、時期によっては1着率が8割を超えることもあります。
赤岩選手が1コースのときは1着か2着に入れて買ってみたいところです。
2コースから外は1着率は落ちますが、2,3コースでは3連対率が7割以上ですので、舟券に絡んでくる可能性は大です。
5,6コースは全体的に数字が低くあまり得意とはしていない印象です。
ただし赤岩選手の場合、5,6号艇の際はイン側のコースに入ってくることが多いです。
赤岩善生の過去成績・優勝歴
赤岩善生選手は2020年8月13日から、蒲郡一般「日刊スポーツ杯争奪 納涼しぶきお盆特別選抜戦」に出場します。
また8月25日からは、下関SG「第66回ボートレースメモリアル」にも出場します。
SGでの活躍も見てみたいですよね!
過去成績
1998年5月15日、常滑一般戦の2レースでデビュー(5着)。
同日、5レースで初勝利。
1999年12月5日、下関一般戦で初優出。
2000年2月3日、蒲郡G1「第45回東海地区選手権競走」の6レースでG1初出走。
同節5日、1レースでG1初勝利。
2003年2月2日、丸亀G1「第17回新鋭王座決定戦競走」でG1初優出。
2003年3月25日、戸田SG「第38回総理大臣杯」の10レースでSG初出走。
同節27日、11レースでSG初勝利。
2005年4月10日、福岡一般「西日本スポーツ杯争奪戦」の8レースで通算500勝達成。
2006年12月24日、住之江SG「第21回賞金王競走 - シリーズ戦」でSG初優出。
2010年8月1日、戸田一般戦の優勝戦で通算1000勝達成。
デビュー後、12年2ヶ月17日という短期間での達成でした。
2015年7月18日、三国SG「第20回オーシャンカップ」の4レースで通算1500勝達成。
優勝歴
1999年12月5日、下関一般戦で初優勝。
2004年11月16日、丸亀G3「’04新鋭リーグ戦競走第21戦」で初完全優勝。
2006年12月24日、住之江SG「第21回賞金王競走 - シリーズ戦」でSG初優勝。
2009年11月8日、桐生G1「桐生モーターボート大賞」でG1初優勝。
2010年8月9日、大村一般「MBP長崎波佐見開設記念競走〜スポーツ報知杯〜」で50優勝達成。
2018年4月18日、江戸川一般「第18回日刊ゲンダイ杯」で優勝、史上21人目の24場制覇。
2018年5月15日、宮島G1「宮島チャンピオンカップ開設64周年」で6度目のG1優勝。
2019年1月14日、多摩川一般「ファン感謝3daysボートレースバトルトーナメント」で完全優勝。
完全優勝挑戦・達成ともに10回目でした。
これまでにSGで1回、G1で6回、G2で2回、G3で5回、一般戦で85回の優勝を誇っています。
赤岩善生の年収は?
年度 | 順位 | 賞金額 |
2019年 | 26位 | 60,932,000円 |
2018年 | 17位 | 64,779,000円 |
2017年 | 35位 | 46,234,333円 |
2016年 | 26位 | 50,537,000円 |
2015年 | 35位 | 43,995,000円 |
赤岩善生選手の年収は、ここ5年ではおおよそ4000~6500万円です。
A1級レーサーの年収が約3000万円(2018年)なので、常にそれ以上、もしくは倍以上稼ぐ時もあることになります。
2009年度には約8100万円という記録もあります。
年収で1億円にも手が届くのではないかという額ですからすごいですよね。
2020年8月現在、赤岩選手は81位の約2375万円ですが、年末に向けて順位を上げていって欲しいですね!
赤岩善生はSNSはやってる?
残念ながら赤岩善生選手はSNSをやっていません。
しかし、ボートレース関係のアカウントやチャンネルでの赤岩選手関連の投稿がされています。
特にYouTubeでは、普段は聞けない赤岩選手のボートレースに対する心意気などを感じることができ、興味深いのでお勧めです!
赤岩善生のTwitter(ツイッター)は?
赤岩選手はTwitterをやっていませんが、レース場公式やスポーツ紙のアカウント、個人の方のつぶやきに登場します。
「#赤岩善生」でご覧になってみて下さい。
赤岩善生のInstagram(インスタグラム)は?
赤岩選手はInstagramをやっていませんが、「#赤岩善生」タグで244件の投稿があります。
数は少ないですが、私服姿などいろいろな赤岩選手が見られます。
赤岩善生のYouTube(ユーチューブ)は?
赤岩選手自身はYouTubeをやっていませんが、ボートレース場のチャンネルなどで赤岩選手の登場する動画がアップされています。
ボートレース蒲郡のチャンネルの、赤岩選手のレースに対する真面目さが感じられるトークショーの様子(前編)です。
赤岩善生選手トークショーの模様をお届けします【前編】
同じく蒲郡チャンネルで、赤岩選手の整備についての考え方が聞けるインタビューです。
勝ガマ ピット直送MOVIE Vol.761 赤岩善生、モーター整備について語る!
赤岩善生のプロフィール|まとめ
今回は赤岩善生選手についてご紹介してきました。
心技体の「心」を重要視するだけあり、レースやお客さんに対する熱い気持ちを内に秘めた選手のようです。
一見(失礼ながら)やや無愛想な選手にも思えますが、ピットで笑わないというのもレースへの真摯さが表れている結果ではないでしょうか。
態度だけではなくもちろん実力も備えた選手ですので、記念の舞台でも活躍してくれることと思います。
一般戦でもSGでも赤岩選手の走りには注目ですね!