ボートレーサーの中には、転職してレーサーになったという選手が少なくありません。
その中で、前職は建設会社勤務のサラリーマンという「吉川元浩選手」をご存じでしょうか。
デビューから11年にして賞金王決定戦で悲願のSG優勝を勝ち取り、その後10年以上経ってSGの2連続優勝・ボートレースクラシック連覇を遂げるなど、最近の重賞レースでも活躍を続けているマスターズ世代のA1級選手です。
今回はそんな吉川元浩選手についてご紹介していきたいと思います。
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目次
吉川元浩のプロフィール
吉川元浩(よしかわもとひろ)基本情報 | |
出身地 | 兵庫県 |
生年月日 | 1972年9月7日 |
身長 | 163cm |
体重 | 52kg |
血液型 | O型 |
登録番号 | 3854 |
登録期 | 79期 |
級別 | A1級 |
師匠 | 沼田嘉弘(3086) |
デビュー日 | 1996年11月17日 |
吉川選手のプロフィールを見ていきましょう。
吉川元浩選手は兵庫県の出身です。
兵庫県といえば、尼崎市にはボートレース尼崎がありますね。
他に、ボートレースチケットショップ姫路・洲本、ボートピア神戸新開地、ミニボートピア朝来などがあります。
1972年9月7日生まれの48歳です。
1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、ボートレーサーへの転職を決めたとのことです。
趣味は釣りで、特にタチウオ釣りを得意としています。
所属は出身である兵庫支部です。
兵庫支部には他に、
- 安田政彦選手
- 魚谷智之選手
- 中谷朋子選手
- 稲田浩二選手
- 高野哲史選手
などが所属しています。
同支部の沼田嘉弘もと選手は吉川選手の師匠です。
登録期は79期、現在の階級はA1級です。
79期には他に、
- 澤大介選手
- 阿波勝哉選手
- 山本寛久選手
- 中辻崇人選手
などが在籍しています。
吉川選手は1997年後期にB1級、1998年後期にA2級、1999年前期にA1級に初昇格しており、2012年前期から現在までA1級を維持しています。
吉川元浩の特徴や得意なコース
吉川元浩選手は2019年に2回目のSGを獲った時、「まだまだこれから自分が強くなれると思ってやっていく」と語っています。
結果としてこの後に2回のSGを獲っており、まさに有言実行ですね!
特徴
平均STは0.15と標準的な速さです。
コース別では2・3コースが0.16、その他は0.15です(コース別成績の表参照)。
年別の平均STはだんだんと速くなってきており、2020年には0.13と速いです。
スタート事故は1年に1~3回程度起こしています。
進入はときに動きがみられます。
スタート展示は様子を見た方がいいでしょう。
決まり手は、1コースからの逃げ、2~6コースからのまくり、2~6コースからの差し、3~6コースからのまくり差し、1~6コースからの抜きの順に多くなっています。
<場別成績(1997年5月1日~)>
場 | 出走数 | 勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
大村 | 246 | 8.02 | 44.3 % | 63.4 % | 76.8 % |
尼崎 | 882 | 7.88 | 44.4 % | 64.8 % | 77.5 % |
芦屋 | 157 | 6.48 | 24.2 % | 44.5 % | 61.1 % |
大村が最も勝率が高く、各数字高めです。
地元の尼崎も得意としており、1着率・2連対率・3連対率は大村より高いです。
勝率が最も低いのは芦屋ですが、6点台半ばと高い水準を保っています。
得意なコース
<コース別成績(1997年5月1日~)>
コース | 出走数 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 | 平均ST |
1 コース | 1140 | 70.6 % | 83.0 % | 89.0 % | 0.15 |
2 コース | 871 | 32.7 % | 59.0 % | 72.4 % | 0.16 |
3 コース | 966 | 31.4 % | 56.0 % | 73.9 % | 0.16 |
4 コース | 918 | 24.9 % | 48.0 % | 69.5 % | 0.15 |
5 コース | 786 | 19.3 % | 39.6 % | 59.5 % | 0.15 |
6 コース | 536 | 9.8 % | 22.3 % | 41.7 % | 0.15 |
1コースは出走数が最も多く、1着率も7割を超えています。
まず3着以内には入ると思ってもいいでしょう。
2・3コースは各数字近くなっています。
1着率は1コースの半分未満になりますが、2着・3着に入る可能性は十分です。
4コースでも3連対率は7割近くあります。
3着、もしくは2着もあるかも知れません。
5コースでは2着以内は2.5回に1回となります。
舟券に絡む場合は約6割あるので、3着にすることも考えたいです。
6コースは出走数が1コースの半分程度です。
それでも4割以上は3着以内ですので、調子によっては簡単に切らない方がよさそうです。
吉川元浩の過去成績・優勝歴
吉川元浩選手は2021年3月11日から、三国G1「開設67周年記念 北陸艇王決戦」に出場します。
その次にはボートレースクラシックがあり、今度は3連覇がかかっていますので調子を上げていって欲しいですね!
過去成績
1996年11月17日、尼崎一般競走2レースでデビュー、初勝利。
1997年4月、初優出。
2000年2月9日、尼崎G1「第43回G1近畿地区選手権競走」4レースでG1初出走、初勝利。
同節14日、G1初優出。
2000年10月4日、戸田SG「SG第47回 全日本選手権競走」2レースでSG初出走。
2001年5月、浜名湖SG「SG第28回笹川賞競走」でSG初優出。
1997年5月1日から現在までに、SGで23回、G1で69回、G2で7回、G3で16回、一般戦で151回優出しています。
優勝歴
1999年1月12日、丸亀一般「大型映像装置スマイルビジョンカップ」で初優勝。
2000年12月14日、尼崎G1「G1ダイヤモンドカップ競走」でG1初優勝。
2007年12月24日、福岡SG「第22回賞金王決定戦競走 ー 決定戦」でSG初優勝。
2017年4月16日、芦屋一般「第8回芦屋町長杯争奪戦」で優勝、24場全場制覇。
2019年3月21日、戸田SG「第54回ボートレースクラシック」でSG優勝。
2019年5月26日、福岡SG「第46回ボートレースオールスター」でSG2連続優勝。
2020年3月22日、平和島SG「第55回ボートレースクラシック」でクラシック2連覇。
1997年5月1日から現在までに、SGで4回、G1で20回、G2で2回、G3で3回、一般戦で61回優勝しています。
吉川元浩の年収は?
<年別獲得賞金額>
年 | 順位 | 賞金額 |
2020年 | 4 | 132,013,932円 |
2019年 | 3 | 161,896,000円 |
2018年 | 11 | 83,621,000円 |
2017年 | 77 | 35,134,000円 |
2016年 | 35 | 46,278,000円 |
2015年 | 53 | 39,061,000円 |
(2003年、2011年はランク外)
吉川元浩選手の年収は、年によってかなりの変動があります。
金額の分かる範囲では、最も低い額でも2017年の35,134,000円、高い額で2007年の181,487,000円となっています。
2007年、2019年、2020年はSGでの優勝を果たしたため高い金額になっているとみられます。
中でも2007年は賞金王決定戦で1億円を獲得し、2億円にも届きそうな額になっています。
A1級ボートレーサーの平均収入は約3,000万円とのことなので、吉川選手はたいていの場合は平均年収を(しばしば大幅に)超える額を手にしていることになります。
2021年2月20日現在の賞金額は、ランキング18位の8,382,000円です。
3月23日からのクラシックでは3連覇を遂げて、後のSGにもつなげて欲しいですね!
吉川元浩はSNSはやってる?
吉川元浩選手はTwitterとInstagramをやっていますが、Twitterは非公開です。
Instagramでは吉川選手の愛犬を存分に見られますので、犬好きの方はぜひ!
吉川元浩のTwitter(ツイッター)は?
吉川選手はTwitterを、アカウント「@m3854y」でやっていますが、非公開アカウントとなっています。
ツイート内容などは分かりませんが、大きなタチウオの画像が目を引きます。
なお、「#吉川元浩」で検索すると関連するツイートを見られますのでどうぞ。
吉川元浩のInstagram(インスタグラム)は?
吉川選手はInstagramを、アカウント「@m.y3854」でやっており、現在36件の投稿があります。
ほとんどがフレンチブルドッグの画像や動画で、たまに吉川選手も出てきます。
また「#吉川元浩」タグで検索すると、現在919件もの投稿を見ることができます。
吉川元浩のYouTube(ユーチューブ)は?
吉川選手はご自身ではYouTubeをやっていませんが、吉川選手の登場する動画がいくつかアップされています。
【平和島ボートSGクラシック】吉川元浩 涙のクラシック連覇
第55回ボートレースクラシックでの優勝の様子です。
2020年2月に殉職された松本勝也さんへの気持ちが伝わってきます。
サンテレビ「ボートの時間!」#192「吉川元浩の休日」2019年12月1日放送
ボートの時間!公式チャンネルの、吉川選手の回・前編です。
釣りは自分を見つめ直す時間だとのことです。
吉川元浩のプロフィール|まとめ
今回は吉川元浩選手についてご紹介してきました。
元サラリーマンということでデビュー時から遅咲きではありましたが、初めてのSG優勝やSG2連続優勝にはそれぞれ10年以上の年月がかかっています。
どちらも10年以上努力を続けた結果で、諦めずに挑戦し続けることの大切さが伝わってきますよね。
2019年・2020年の2年間だけでも3つのSGを獲っていることからも、年齢にかかわらず活躍することは可能なのだと分かるのではないでしょうか。
吉川選手には今年も、と言わず何年先でも最前線で戦って欲しいですね!