今や競艇は、中央競馬に次ぐ公営競技の看板競技となった。
ここ数年売上は伸びる一方で、2018年の売上は中央競馬の2兆7,951億円には及ばないものの、1兆3,728億円となり、地方競馬や競輪の倍以上の金額となっている。
そんな競艇の発祥地は、競艇のメッカと言われる住之江競艇場や、東の雄である平和島競艇場ではなく、九州は長崎の大村競艇場なのだ。
九州には大村・唐津・若松・福岡・下関と5ヶ所もの競艇場があり、売上も人気も高いのは、競艇発祥の地「大村」があることが大きいのだろう。
しかし、その大村競艇場は、一時期には下関競艇場などと常に売上の最下位を争うほど低迷していた。
しかし、インが強いことを活かした番組作り、魅力のあるサイト、ナイターの施行などにより売上を伸ばし、競艇発祥地として相応しい様相を取り戻している。
それでは、そんな大村競艇場の特徴などを紹介していこう。
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目次
大村競艇場の売上は全国一
1946年に競馬が復活したことに始めとして、戦後復興のための地方自治体の財源として1948年に競輪、1950年にはオートレース、そして最後の1951年に競艇が公営競技として認められた。
1952年4月6日に大村競艇場でレースが開始されたのが競艇の始まり。
後発であった事もあってか、1960年代の競艇の売上は競輪の半分しかなく、地方競馬にも負けていた。
しかし、1970年代からは中央競馬に次ぐ公営競技売上第2位の地位を維持していて、さらにはここ数年は公営競技の中では最も売上を伸ばしている。
なかでも大村競艇場は、全国最多となる15ヶ所の舟券発売所の設置・ナイター開催・魅力のある企画レースなどの工夫により、遂に2019年の売上が全国1位の1,120億5千万円となり、競艇発祥地として面目躍如となる大成功を収めている。
大村競艇場の水面特性|レースはしやすいがスタートが難しい
大村競艇場は競艇場として日本最南端かつ最西端の位置していて、大村湾に面している。
水質は「海水」のため浮力が大きく、一般的には体重の重い選手に有利に働く。
干満差があり干潮時は乗りやすいのだが、満潮時は水面にうねりが生じることがあったり、また冬は追い風により水面が荒れることがあり難しい水面になる。
基本的には「天然の生け簀」と言われるほど静かな水面で、レースがしやすい競艇場だ。
スタートに関しては、目標となるものがないことや風向きが変わりやすいことなどから慎重にならざるを得ないためスタートは難しいと言われている。
よって、体重の重い選手や、スタートタイミングを掴んでいると思われる選手が、舟券を買う際の「買い」の材料となることは覚えておこう。
大村競艇場はインが強い。日本一のイン勝率
大村競艇場は
- 水面が静かで乗りやすいこと
- 外からスタートを決めて捲るのが難しいこと(スタートが難しいため)
- ほとんどのレースが枠なり進入となること(横ピットのため)
などから、1号艇にとっては有利となる要素が多く、とにかくインが強いの特徴。
仮にアウトからスタートを決めたとしても、1マークの幅が広いためインの選手が全速ターンがやすいため、外から捲るのは難しい。
さらには2マーク側の防風ネットにより風も遮られているため逆転も難しく、1日通じてイン逃げが決まる事がほとんど。
競艇の1コースの勝率は約50%あるが、大村競艇場ではその勝率は60%を軽く超えいて、例えば直近の2019年3月から2020年2月の1年間では66.9%と、ダントツで日本一の勝率になっている。
そして、大村競艇場では「インが強い」ことを売りにして、インに強い選手を置く企画レースを多く行っているため、尚更インが強く、その傾向はしばらく変わることはないだろう。
大村は企画レースの「インで勝負」!
大村競艇場では、インが強い事を主催者側も「売り」にしていて、G3以下のレースにおいて、インに強豪選手を置いた企画レースを行っている。
まずは第5レースの「進入固定レース」で、進入固定の上、1号艇にA級選手となる選手を配置している。
第6レースの「夜ガチ戦」は、1号艇にA級選手、他は全てB級選手、第7レースの「夜ドキ戦」は1号艇にA級ともう一人いずれかの枠にA級、その他の4名がB級選手というレース。
そもそも強いインに強豪選手がいるわけだから、かなりの確率で1号艇が1着になるため、予想がしやすく的中率も上がる。
そのため初心者には取っつきやすく、上級者にはとっては大口を賭けることできるだろうし、逆にいえば1号艇が飛んだときは大穴となるため、大穴を狙うこともできる。
この初心者にも上級者にもオススメできる企画レースが、売上を伸ばし、遂には日本一にまでなった要因だろう。
大村競艇場と「蛭子能収」さんとの関係
競艇好きと言えば必ず名前の上がる有名人、蛭子能収さんは出身地が長崎ということもあって大村競艇場と縁が深く、多くのエピソードがある。
まずはその馴れ初めですが、後に1億円は負けたという蛭子さんの初めての舟券は、20歳になって行った大村競艇場で買ったもので、100円で12レース買って全て外れて1,200円負けた。
夏には、競艇選手以外では個人名のついた初の冠レース「蛭子能収杯」というオールレディースのG3レースが行われていて、うち数レースにあっては,なんと番組編成にも加わっている。
蛭子能収さんと言えば3連単1256・235・245のボックス買いからなる「蛭子買い」で有名だ。
その中心をなす1256のボックス買いについて書かれた「蛭子能収のゆるゆる人生相談」の「新興宗教」についての回でも「この間大村競艇場で15万儲けた」として、大村競艇場が登場する。
大村競艇場のサイトと「マイルクラブ大村24」
大村競艇場の売上アップの一役を買った公式サイトは、宇宙戦艦ヤマトとコラボした凝ったサイト。
マスコットキャラクターの「ターンマーク坊や」は、ミスタードーナツやカルビーポテトチップスのキャラクターデザインで知られる原田治さんの手によるもので、力の入れようがわかる。
公式サイトから無料登録できる「マイルクラブ大村24」は、投票100円につき1マイルが貯まり、長崎の名産品であるちゃんぽんやカステラ、オリジナルクオカードなどと交換できるし、現金にも交換できる。
他にも、新規入会キャンペーンや、進入固定レースではマイルが2倍、優勝戦で5倍など、マイル倍増キャンペーンも随時行っていて、便利な公式アプリでは詳細なレース情報や予想・ライブ中継を見ることができてマイルももらえる。
このように、サイトやアプリ、ポイントなどが充実しているもの大村競艇場の特徴だ。
まとめ
競艇発祥の地である大村競艇場は、最も古くから競走をしている競艇場というだけでなく、ネットの利用を駆使してサイトやアプリを充実させている最先端な競艇場でもある。
インが強く、単調で配当の低くなりがちなレースを逆手にとり、「大村はインで勝負」を売りにして、よりインの強くなる企画レースによって「買いやすく当てやすい」競艇場というイメージ作りで大成功を収めた。
これはファンにとっても、初心者には取っつきやすく、上級者もメリハリのある賭け方ができるとあって歓迎されるだろう。
そのおかげもあって一時期の低迷は抜け出し、今や売上日本一の競艇場になった。
九州に立ち寄った際には、ぜひ一度赴いていただき、競艇発祥地の雰囲気を味わってほしい。