「ひまひまデータ3」はどんな競艇サイト？掲載されている内容内容や活用方法を紹介

競艇の予想をする際、必ず確認する事になるのが「出走表」です。
出走表にはレースに関する様々なデータが網羅されており、出走表を見ずにレース予想をすることはほぼ不可能といって良いでしょう。

しかし出走表だけでは全ての情報を入手することは不可能です。そんな時は今回紹介する「ひまひまデータ3」を活用してみてはどうでしょうか。

ひまひまデータ3とは？

ひまひまデータ3とは競艇に関するサイトのひとつです。
競艇に関するサイトといっても「その種類はさまざまで、例えば当サイトのように競艇の基礎やレース予想、選手など競艇に関するさまざまな事を解説しているサイトもあれば、実際に行われるレースの予想を公開している「競艇予想サイト」といったものもあります。

ひまひまデータ3は競艇関連サイトのなかでも「データベースサイト」と言われるカテゴリに属するサイトです。

データベースサイトとは文字通り競艇に関する沢山のデータをまとめてユーザーに見やすく整理してくれているサイトであり、レース予想をする際に利用する事でより詳細な情報を入手することができます。

20年以上運営を継続している

ひまひまデータベース3の一番上のほうには「since 2000.1.11」と記載されています。
この年号は恐らくサイトを運営開始した日付だと思われるので、ひまひまデータベース3は何と20年以上も運営を継続している競艇データベースサイトである、という事になります。

20年以上前というと、今のようにほとんどの人がインターネットを普通に利用しているような環境ではないので、競艇の予想をする際にネットを活用しようと考えていた人はかなり少ないのではないでしょうか。

そう考えると、ひまひまデータベース3はとても長い歴史を持っている競艇関連サイトであるという事になります。

各コンテンツについて

ひまひまデータベース3のページ上部には現在実施されているレース（主にG1レースやSGレース）の結果について、選手の賞金やほかのSGレースの出走条件の変遷などを含めて記載されていて、ずっとページを下っていくと、一番下のほうに各種コンテンツへのリンク先がありました。

ひまひまデータ3では大きく分けて5つのコンテンツがあります。
各コンテンツについて、どのような内容になっているのかを見ていくことにしましょう。

出走表

出走表ではその日実施される出走表を「テキスト形式」でダウンロードすることができるようになっています。

とはいえ、今はほかのサイトでより見やすい出走表をチェックできますし、テキストのみの出走表というのは少々見づらく感じてしまうので、特にダウンロードしたり閲覧したりする必要はないかもしれません。

ひまひまデータ3独自のデータなどが記載されていれば利用する意味はあるのですが、残念ながらそういった情報も記載されていませんでした。

SG・G1

「SG・G1」のコンテンツは更に「SG選出順位情報」と「2022年度SG出場選手」、そして「プレミアムG1選出順位情報」の3つに分けられています。
2023年6月15日時点の情報なので、日時が経過すれば内容は変化するかも分かりませんが、現時点での各コンテンツの内容を解説していきます。

「SG選出順位情報」では、各SGレースに現時点でどの選手が出場できるかが記載されています。
サイト内容を確認した時点では「ボートレースオールスター」「グランドチャンピオン」「オーシャンカップ」「ボートレースダービー」の4レースについて情報を確認することができていました。

続いて「2022年度SG出場選手」は、「グランドチャンピオン」の選出順位について記載されていましたが、先ほどの「SG選出順位情報」の「グランドチャンピオン」と記載されている内容は全く同じなので、現時点ではわざわざ見る価値はなさそうです。

「プレミアムG1選出順位」では、「レディースオールスター」「マスターズ」「全国ボートレース甲子園」「クイーンズクライマックス」についての順位情報を閲覧することができました。

自分が注目している選手が現在SGレースやG1レースの出場権を獲得しているのか、またはもうすぐ権利を獲得しそうなのかを確認するのにとても適していて、こういった情報を知ることでより選手への応援に熱が入るのではないでしょうか。

成績

成績では登録されている全選手の、以下情報がまとめられています。

各項目はボタンを押すことで指定された順番で並べ替えをすることができます。
並べ替えは全選手、新人選手、女子選手、年齢、支部、順位などさまざまな条件を設定できるので、欲しい情報を確認することができるでしょう。

「事故率」をチェックすると、選手によっては立て続けにフライングをしている選手がいることがわかるので、選手のクセなどを調べるのにも活用できます。

あっせん

あっせんでは各選手の斡旋情報やフライング休みについてまとめられていますが、どの選手がどのレースに出るかは事前に出走表で確認は可能なので、とくに斡旋情報を事前にチェックする機会というのは普通の競艇ファンには恐らくないでしょう。

獲得賞金関連

獲得賞金関連ですが、最初の「2022年獲得賞金額」は2022年のデータなので、昨年の獲得賞金額について調べたい人は活用すると良いでしょう。

といった項目に分けられていて、「成績」と同様に各項目をさまざまな条件でソート（整列）することができます。

「100位までの高額賞金レース」は一見の価値があるデータベースになっていて、2023年6月15日時点で賞金ランキング上位100名までの選手がどういったレースでどれだけの賞金を獲得してその順位にいるのかが一目でわかります。

例えば記事執筆時点で1位となっているのは「石野貴之」選手で7,177万円なのですが、5月28日のSGレースで優勝、3月27日のSGレース優勝戦の2着でかなりの賞金を積み上げていることが分かります。

そのほかの上位選手もG1レースを1勝以上しており、賞金ランキング上位に入るにはやはりグレードの高いレースで優勝することが絶対条件となっていることがデータを見ても一目瞭然です。

また、各選手の一番上には「日当」など手当についても記載されているので、賞金以外の収入も知ることができ、なかなか面白いデータになっているといえるでしょう。

その他データ

上記に該当しない雑多なデータをまとめたコンテンツです。
まとめられているのは「記念優勝数ランキング」「完全優勝挑戦リスト」「女子戦の優勝者一覧」「コースレコード」などがあります。

どれもあまりレースには活かせないデータなので、時間があるときや競艇の知識をさらに深めたいときなどに見るといった使い方になるでしょう。

ひまひまデータの優れている点

ひまひまデータ3はとにかく選手に関しての情報にかなり特化しているサイトで、他のデータサイトがまとめていないようなSGレース出走条件一覧など、興味深いデータが沢山まとめられています。

唯一無二のデータをまとめているという点がひまひまデータの強みであり、20年以上サイト運営を継続できている最大の要因といえるでしょう。

ひまひまデータのデメリット

とはいえ、ひまひまデータベース3が非の打ちどころがないデータベースサイトかと言えば決してそうではありません。
ひまひまデータベースが他のデータベースと比べてデメリットに感じる部分を個々からは確認していくことにしましょう。

競艇場に関するデータがない

ひまひまデータベース3がほかのデータベースと比べて圧倒的に劣っている点がひとつあります。
それは競艇場に関するデータが一切記載されていない、という点です。

この点は運営者も自覚していて、「苦手なデータ」としてレース毎のデータを挙げていて、競艇場に関するデータに関してはほとんどまとめていないという事を最初に記載しています。

したがって、レースのことを調べる際にひまひまデータベース3だけで完結するようなことはなく、ほかのデータベースサイトも併用しなければレースに関する情報を集めることはできないといえるでしょう。

携帯電話で閲覧するのに対応していない

データに関するデメリットは運営者も自覚しているのである意味意図的なデメリットなのかもわかりませんが、ひまひまデータベース3にはもうひとつ致命的なデメリットがあります。
それは携帯電話でサイトを見るのに対応していないという点です。

恐らく携帯電話が無い時代に創設したサイトということもあり、膨大なデータをすべて携帯でも閲覧しやすいように返還するのが大変なので、現状のままにしているのだとは思われますが、現在はネットで情報を収集する際ほとんどの人が携帯電話を使います。

そして、携帯電話に対応していないサイトは文字が小さくなったり、ページの大きさそのものが携帯電話に合っていないなどといった理由であまり好まれません。

サイトを運営するうえでやはりどれだけの人に見てもらえるかというのはかなり重要なので、携帯電話に対応していないサイトというのは視聴数を稼ぐうえで圧倒的に不利であることは否めません。
申し訳程度に「i-mode版」が存在しますが、現在使用している人はほとんど居ないので無意味でしょう。

初心者にはデータの見方が分からないかもしれない

沢山のデータが網羅されているひまひまデータ3ですが、データに関する説明はあまりされていません。
ある程度競艇についての知識がある人ならば問題なく活用できると思われます。

ですが、競艇についての知識がほとんどない初心者がひまひまデータ3を見ても何を書いているのか、どのデータをどのような活用すれば良いかが分からないと思われます。
初心者にあまり優しくないというのもデメリットといえるでしょう。

選手についての情報を得るのに適したデータベースサイト

ひまひまデータは選手に関するあらゆるデータを網羅しているサイトであると言い切ってしまっても過言ではありません。
全てのデータサイトを見たわけではありませんが、選手のデータに限定すればひまひまデータ3はあらゆる競艇データベースサイトの中でも随一の情報量を保有しているサイトです。

したがって、選手についての情報を確認するのであれば、最優先でチェックするべきサイトと言えるのではないでしょうか。

レース予想に必要なデータはほかのデータサイトを活用しよう

繰り返しになりますが、ひまひまデータベース3にはレースに関しての情報は一切ありません。
レースの予想をする際に選手についての情報を集めるのはとても大切ですが、選手の情報だけではレース予想をするには不十分で、競艇場などレースに関しての情報も集めなければ満足いく予想を立てることは難しいでしょう。

したがって、選手についての城っ法はひまひまデータベース3で問題ありませんが、それ以外のレースの予想をする際に必要となるデータはほかのデータベースサイトを活用する必要があります。

まとめ

ひまひまデータベース3は2000年から運営を開始している競艇データベースサイトで、2023年時点で20年以上運営を継続しています。
ここまで長期にわたって運営を続けている競艇関連サイトはそう多くはないでしょう。

特に選手に関する情報量が非常に豊富で、賞金やSGレース出場権利など選手の動向についてのデータを毎日更新しており、リアルタイムで確認することができます。

その一方で運営者自身も自覚していますが、レースに関するデータが一切ない、携帯電話で閲覧できるようになっていない、そして初心者がサイトを訪れても活用方法を見出しづらいといったデメリットがひまひまデータベース3にはあります。

レース前に気になる選手の様々な情報を調べるのにひまひまデータベース3は非常に優れていて、選手に関するデータの情報量は競艇データベースサイト随一といっても過言ではありません。

しかしそれだけではレース予想をすることは難しいので、競艇のレース予想をするためにはほかのデータベースサイトも活用する必要があるといえるでしょう。