競輪初心者が車券を的中させるためには、さまざまな知識を身につける必要があります。
その中でも、真っ先に覚えるべき知識は何でしょうか?それは「競輪場の特徴」です。
選手に関する知識も重要ですが、選手の成績や調子は常に変動するものであり、レースごとに出走表を確認して最新情報を得なければ予想に活用できません。
一方、競輪場の特徴については、一度覚えておけば競輪場がコースを変更しない限り、長期間にわたって有用な情報として活用できます。
これは非常にコストパフォーマンスが高い知識と言えるでしょう。
この記事では、取手競輪場について、歴史やバンクの特徴、決まり手の傾向などを詳しく解説していきます。
これらの知識を頭に入れておくことで、取手競輪場で開催されるレースの予想がスムーズになるでしょう。
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Contents
取手競輪場の基本データ
(引用元:取手競輪場公式ホームページ)
取手競輪場の所在地・周長・みなし直線距離・カントを表にまとめました。
所在地 | 茨城県取手市白山6-2-8 |
---|---|
周長 | 400m |
みなし直線距離 | 54.6m |
カント | 31°30′25″ |
取手競輪場周辺をマップで確認しましたが、取手競輪場から取手駅までの道途中、更には取手駅周辺にも飲食店が立ち並んでいる場所があり、ジャンルも多岐に渡るため、競輪を観戦した後の晩御飯のお店に困るような事はほぼないでしょう。
取手競輪場の簡単な歴史
(引用元:取手競輪場公式ホームページ)
ここからは取手競輪場のこれまでの歴史について振り返っていきます。
競馬場を改修して取手競輪場を開設
取手競輪場は1950年2月25日に開設された、茨城県にある競輪場です。
現在取手競輪場がある場所は元々「取手競馬場」があったのですが、昭和20年より巻き起こった競輪ブームの煽りを受けて売り上げが低迷したため、競輪場として流用する事となりました。
競馬場のコースは現在の駐車場付近となっていて、今でも痕跡が残っています。
東日本大震災の影響を受け改修工事を実施
競輪場開設後は特に問題なく運営を継続していましたが、ホーム側スタンドが老朽化してきたため、バックスタンドをメインスタンドに変更するという計画が立ち上がっていました。
そんな最中、2011年3月11日に東日本大震災が発生、取手競輪場も被害を受け、懸念されていたホーム側スタンドが激しく損傷しました。
そこで2011年内はレース実施を取りやめて改修工事を行う事となり、当初の予定通りバック側スタンドをメインスタンドとする工事を施す事となりました。
ちなみにこの期間、本来取手競輪場で開催する予定だったレースは近くにある松戸競輪場で実施しています。
その後、バックスタンドの改修に予定以上の時間が必要であることが判明した事からメインスタンドを取り壊して仮設の審判棟を立ててレースを再開する方針へと変更、2012年10月よりレースを再開しました。
そして2013年9月25日から直線の入れ替えを行い、改装されたバックスタンドは新たにメインスタンドとしてリニューアルオープンする事となりました。
取手競輪場で実施される特別競走は?
特別競走は、2001年と2009年に共同通信社杯競輪(2009年は共同通信社杯秋本番として開催)、2005年に東王座戦、2017年と2022年に全日本選抜競輪をそれぞれ開催していて、2024年には本競輪場では初めてウィナーズカップを実施予定です。
特別競走が実施されない年に開催される記念競輪(G3)の名称は「水戸黄門賞」で、開催月は6月となっています。
近隣には松戸競輪場、千葉競輪場も
近くにある松戸競輪場(電車で20分ほど)とは、お客さんの取り合いにならないようにレースを実施する日をずらしています。
そのため、従業員を共有しており、取手競輪場で従業員として採用されると同時に松戸競輪場でも勤務する事が可能で、更に近隣にある千葉競輪場でも働く事ができます。
この仕組みによって多くの人員が必要になるG1レースなどでは他場か応援を呼べるため、開催側にも従業員側にもメリットのあるシステムとなっています。
最寄駅からのアクセス
最寄駅は取手駅で、そこから出ている送迎バスに乗れば5分ほどで到着します。
本数もかなり多く、レース開催時は10分おきくらいで運行しているので、まず時間に遅れるといった事にはならないでしょう。
取手競輪場のコースの特徴、決まり手の傾向・風の影響を調査!
ここからは取手競輪場のレースを実際に予想する上で役立つ情報を解説していきます。
取手競輪場のコースはどのような特徴があり、決まり手にはどんな傾向があるのでしょうか。
更にレース結果を大きく左右する風の影響についても見ていく事にしましょう。
コースの特徴
(引用元:取手競輪場公式ホームページ)
取手競輪場のバンクを一言で言い表すならば「クセがない競輪場」です。
一周は多くの競輪場で採用されている400m、みなし直線距離とカント共に400mの平均値とほぼ同じくらいの数値です。
したがって選手からすれば走りやすい競輪場であり、どのような戦法でも活かす事ができる反面、本当に実力ある選手が勝ち残るバンクであるとも言えます。
改修前は地元選手だけが知っている「秘密の伸びるコース」があって、そこから強襲を仕掛けると波乱のレースとなっていましたが、改修後はそのような裏技を使う事もできなくなりました。
「決まり手」を過去データと最新データで比較
取手競輪場での決まり手がどのような比率になっているのか調べてみることにしました。
データの数値は「オッズパーク」のデータ分析を参照にしています。
逃げ | 差し | 捲り | マーク | |
---|---|---|---|---|
2014年〜2022年 | 22.6% | 44.8% | 32.5% | 0.1% |
2023年 | 23.5% | 44.6% | 32.3% | 0.0% |
2014年1月〜2022年12月までの全レース決まり手比率を確認すると、最も比率が高い決まり手は「差し」で44.8パーセント、次いで多いのが「まくり」の32.5パーセント、逃げの決まり手率は22.6パーセントという結果でした。
全ての競輪場の決まり手の比率と比べても取手競輪場の数値はそこまで異なる点がないので、クセがないバンクの取手競輪場ではどの脚質が有利という事はなく、強い選手がそのまま強い走りをすると考えて良いでしょう。
ちなみに2023年1月から6月までの最新データを確認しましたが、過去の決まり手比率と大きく変わっている点は見当たりませんでした。
風の影響について
取手競輪場に関しては、基本的には風の影響を受ける事はないのですが、冬場になるとその状況は一変します。
取手競輪場は利根川のすぐそばにあるので、冬になると利根川から強い風がバンクへと吹きつけ、川からの風という事もあって強さに冷たさが加わり、この時期の取手競輪場は選手にとっては辛いコースとなってしまいます。
更にバックから見ると向かい風になるため、先行選手にとっては辛い上に重いとかなり悪影響を受けるため、冬場の風が強い日は逃げ選手にとってはなかなか厳しい戦いを強いられる事になるでしょう。
取手競輪場の地元トップ選手を紹介!
取手競輪場をホームとしている選手の中でもトップクラスの活躍を見せている選手を2名紹介します。
武田豊樹選手
(引用元:KEIRIN.JP)
1人目に紹介するのは武田豊樹選手です。
武田選手は元々アイススケート選手でした。
一時期はあの清水公保元選手よりも優れた成績を残すなど将来を期待されていましたが、スケート選手としては結果を残す事ができず、兼ねてより競輪選手への転向を考えていた武田選手はスケート選手を引退して試験を受けるも一度は失敗、その後紆余曲折あって再びスケート選手として復帰、ソルトレークオリンピックに出場し、8位入賞という成績を残します。
そして競輪学校入学の制限年齢が引き上げられ、武田選手も入学可能となったことから改めて試験を受けて合格、ついに競輪選手としてデビューします。
デビュー後半年でS級2班に昇格、これは当時の最速記録でした。
そしてデビューから僅か一年でG1レースの決勝進出、その後2009年にはS級S班に昇格します。
同年3月に日本選手権競輪を優勝してG1レース初制覇、9月にはオールスター競輪を制して同年でG1レースを2勝するなど、この時期はトップ選手として活躍していました。
2014年には年間賞金王にも輝いています。
現在49歳ながらS級1班で戦っているというのは驚異的としか言いようがありません。
吉田拓矢選手
(引用元:KEIRIN.JP)
もう1人は吉田拓矢選手です。
お父さん、叔父さんが皆競輪選手であり、競輪ファンの間では「吉田一族」として有名な一家に育った吉田選手は2015年7月1日にデビュー、デビュー戦でいきなり勝利するとそこから怒涛の13連勝と凄まじい強さを見せ、10月28日には早くもS級への特進を果たします。
2016年6月にはデビューからわずか11か月でG1レースに初出場、2020年にはG3レース初優勝に輝き、2021年には競輪祭を制してG1レース初制覇、S級S班も経験しました。
取手競輪場のレースを予想する際に意識しておきたい事
取手競輪場はバンクにクセがないので、基本的にバンクの特徴を踏まえて予想する必要はあまりありません。
純粋に実力勝負のレースとなるので、競輪予想の基礎に立ち返ってセオリー通りに予想すると良いでしょう。
具体的には競走得点や直近の成績が良い先行選手を見つけ、ライン予想を見て強い選手がライン争いでも勝てそうであれば軸にして、基本的にはスジ決着になるような買い目を選定しつつ、まくり選手が飛び込んで筋違い決着になることも考慮していくつかの買い目を追加したものを購入する、といった流れで予想していきます。
ただし冬場になると利根川から強い季節風が吹いてくるため、先行選手にとってはかなり不利な条件となります。
冬場は差し選手の評価を若干上げて予想したほうが良いかもしれません。
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まとめ
取手競輪場は茨城県にある競輪場です。
元々は取手競馬場として運営していたのですが、昭和20年ごろより巻き起こった競輪ブームによって売り上げが低迷したため、競馬場の土地をそのまま競輪場として流用し、現在に至っています。
2011年の東日本大震災の際に被災し、建物に大きな損傷が見受けられたため大幅リニューアルによってメインスタンドを取り壊し、バックスタンドを回収してメインスタンドとして活用、リニューアルオープンさせました。
取手競輪場のバンクは周長400mと平均的な長さで、更にみなし直線距離、カントともに全国の競輪場の平均値とほぼ同じ値であり、一言で言えば「クセのない競輪場」です。
特に有利となる脚質などもないので、強い選手が実力通りの活躍をする競輪場といえるでしょう。
したがって予想の際も競輪場の特性を活かした予想をするのではなく、競輪予想の基礎に立ち返って予想していくことが必要になります。
競輪の予想力を純粋に高めたいという人にとっては最適な競輪場と言えるでしょう。
ただし冬場になると利根川のすぐ近くにあるという立地上、利根川からの季節風がバンク内に吹き付けることになります。
この風は風速が強いうえに冷たいので、選手にとってはかなり辛い風となり、バック部分から向かい風になると先行選手にはかなり不利な条件になるため、注意して予想しましょう。