競輪の大穴的中を実現させるための予想方法を伝授！

競輪で車券を購入していると、時に自分が車券を買っていたレースの結果が3連単で十数万1円になるようなことがあります。

このようなレースで自分の予想が外れてしまうと、当たった人を羨ましく思ってしまう人も多いのではないでしょうか。

当たった人は偶然的中させたのかもしれませんが、もしかすると様々な情報を得て「これは高配当になるレースだ」と判断したうえで車券を購入し、的中させている可能性も十分あります。

本記事ではいわゆる大穴的中を実現させるためにはどのようなレースを選べばよいか、そしてどのように予想をして車券を購入すれば良いのかを解説していきます。

大穴的中は多くの競輪ファンが目指す目標のひとつ

大穴的中は冒頭にも少し触れましたが、多くの競輪ファンが実現させたいと思っている目標のひとつとなっています。

大穴がいくらからになるのかは、個人の認識によるかもしれませんが、競輪の3連単の平均配当がだいたい3万円くらいといわれているためその3倍以上、10万円を超える配当になれば誰が見ても「大穴」だと判断するのではないでしょうか。

大穴を的中させるために必要な要素

大穴を本気で的中させたいと考えているのであれば、やはり適当にレースを選んで手当たり次第に購入するよりも大穴になりやすい要素というものをしっかりと理解した上でレースを選択し、購入するのが一番の近道です。

大穴レースを当てるために必要な要素というのは何かを考えていくことにしましょう。

荒れるレースを見つける

まずは何よりも「荒れる可能性が高いレース」を見つけることができるようにならなければなりません。

基本的に競輪の車券を購入するときは「当たりやすいレース」を探す作業から始めることになるでしょう。

当たりやすいレースを探す作業が的確に出来ている人であれば、荒れやすいレースを見つけることは比較的簡単です。

当てやすいレースを探す際にはいくつかの「条件」を設定していて、その条件を満たしているレースの車券を購入しているのではないでしょうか。

荒れるレースというのは、たいてい「当たりやすいレースの条件」の真逆の条件を満たしているレースです。

荒れるレースに適した予想方法を覚える

荒れるレースを見つけることができたとしても、そこから「いかに荒れるであろうレースを的中させるか」を考える必要があります。

荒れるレースというのは、当たりやすいレースの逆の条件を満たしているレースであるというのは先に解説しました。

つまり荒れるレースというのはすべて「当たりにくい」レースです。
当たりにくいからこそ、全く人気のない着順で決着がついて高配当になるというのは競輪ファンであれば十分認識していることでしょう。

したがって、大穴狙いで車券を購入するのであれば「当たりやすいレース」での予想方法や購入方法とはまったく異なるアプローチをしていかなければなりません。

大穴的中を実現させるには「お金」が必要

大穴のレースを本気で的中させたいと考えているのであれば、頭に入れておいてほしいことがひとつあります。

数百円や1,000円、2,000円単位で大穴を的中させようと思っても至難の業ですし、中途半端なお金で大穴レースに挑戦してもお金を失ってしまうだけです。

投資でもそうですが、大きく利益を得ようと考えているのであればそれ相応のリスクがあることは覚悟のうえで勝負しなければなりません。

10万円以上の大穴配当を狙って車券を購入するのであれば、やはりそれなりの「お金」が必要となりますし、お金をたくさん賭けても当たるとは限らないので、そのお金が全部なくなってしまうことも覚悟のうえで勝負するようにしましょう。

改めて忠告するまでもありませんが、生活費を削って大穴配当を狙うような買い方は絶対にやめてください。

大穴が出やすいレースとは？

競輪の経験がある程度あるのであれば、大穴になりそうなレースというのは比較的簡単に見つけることができますが、競輪初心者にとってそのようなレースを見つけるのは至難の業でしょう。

ここでは競輪のレースのなかで特に大穴が出る可能性が高いレースの条件をいくつか解説していきます。

しかしながら、競輪初心者はここで大穴レースを見つける知識を身に着けたからといって大穴レースの車券を購入するというような事はしないほうが良いです。

大穴レースは競輪の熟練者でも正確に予想することが難しいので、初心者が手を出すにはハードルが高すぎます。

むしろここでは逆に「大穴レースを避けるための知識」として以下の項目を頭に入れるようにしてください。

雨や風が強い日のレース

日本全国に競輪場は43か所ありますが、そのなかで屋根が付いている「全天候型」の競輪場はたった2か所のみで、ほかはすべて屋外にコースがあります。

屋外にコースがあるということは天候の影響によってコースのコンディションが大きく変化するということになり、特に雨が降った後はコースが濡れて滑りやすくなります。

雨の日または雨が降った直後のレースでは各選手のレースに挑む姿勢もいつもより大きく変わってくるので、荒れやすいといわれています。

雨が降って滑りやすくなると当然転倒し落車する危険性が高まります。
落車すると打ち所によっては骨折してしまい、長期休養を余儀なくされることも多々あります。

例えば直近でG1レースなど大舞台のレースを控えているときに雨の日のレースに出走した場合、その選手はどのような心理状態になるでしょうか。

「落車したら大事なG1レースに出走できなくなるかもしれない」という気持ちがいつも以上に強くなることでしょう。

G1レースを控えているような選手は当然人気も集まるでしょうが、選手自身は落車したくないためいつものような思い切ったレースはしないかもしれません。

すると人気選手が車券圏外となり、レースが荒れて大穴決着になるという可能性は必然的に高まります。

逆に新人選手は落車して転倒しても失うものがそれほど多くありません。
私たち以上にほかの競輪選手の心理状態は的確に分析しているでしょうから、雨の日のレースはむしろ「チャンスだ」と考え、積極的に動いてくる可能性が高いです。

しかしながらキャリアが浅い選手とG1レースに出走するような強い選手とではファンからすればやはり強い選手に人気が集まるでしょう。

こういったレースで若い選手を含めた買い目も買っておくと、大穴配当を獲得できる可能性が高くなります。

また、雨の日だけではなく風が強い選手も各選手の力関係が大きく変わり、大穴配当が出やすいです。
特に強風のレースで強い選手の脚質が「逃げ」だった場合は大穴狙いにおすすめのレースとなります。

細切れ戦

競輪はレース終盤まで「ライン」と呼ばれている隊列を組んで、このライン同士で争うことになります。
そしてライン争いの勝者が基本的に上位3着をほぼ独占するという結果になることが多いです。

しかしラインがどのように組まれるかはレースによって大きく違います。
そのなかでラインが4つ以上組まれると「細切れ戦」と呼ばれるレースとなります。

細切れ戦ではラインを組む人数は多くて3人で、ほとんどが2名ラインとなります。
2名だとラインがあってないようなものであり、序盤のライン争いの予想が非常に難しいです。

細切れ戦となるとほぼ個人戦となり、場合によっては人気薄の選手が良いポジションを確保して上位に入着することもありますし、場合によっては勝利することもあります。

したがって「細切れ戦」も荒れやすいレースであり、大穴狙いには適したレースであるといえます。

準決勝や決勝戦

条件次第ではありますが、準決勝や決勝戦も荒れやすい可能性が高いです。
準決勝や決勝は優勝まであと一歩という状況ですから、その選手も本気で走ります。

人気選手であればあるほど他の選手のマークは予選よりも厳しいものとなるので、レース展開によっては思わぬ伏兵選手が激走して車券圏内に飛び込んできたり、1着になったりすることもあります。

また、競輪選手のなかにはメディア露出が多かったり、ルックスが優れているなどでいわゆる「人気先行」の選手も存在しています。

こういった選手が準決勝または決勝に進めば、「この選手を応援したい！」という競輪ファンが競輪場を訪れたり、応援として車券を購入したりするでしょう。

すると本当に実力がある選手に実力に見合った人気が集まらず、オッズが高くなることもあるのです。

G1やグランプリレース

通常レースの準決勝や決勝でも荒れやすいわけですから、最高位グレードであるG1レースやKEIRINグランプリも当然ながら荒れる可能性が高いレースの候補に上がります。

そもそもG1レースやKEIRINグランプリに出場する選手というのは全競輪選手のなかで最高ランクに位置する選手たちばかりです。

競輪のオッズというのはあくまでも「その車番や買い目がどれだけ買われたか」で決まります。
G1レースやKEIRINグランプリに出走している選手たちはオッズで提示されるほど実力差は大きく開いていません。

場合によっては個人で戦況を一変させるだけの力を持っている選手たちばかりなので、一か八かの勝負に出た人気薄の選手が一気に先頭を奪うという可能性も十分あります。

実際にKEIRINグランプリの3連単の結果を見てみると、過去10年間でオッズ100倍以上の万車券レースは10レース中8レース、2019年と2020年には1,000倍以上の超高額配当となっています。

大穴予想の仕方

大穴決着になる可能性が高いレースについては先に説明した通りです。
大穴になりそうなレースを見つけることができれば、後はどのように予想していくかですが、予想方法も通常の堅いレースとは全く異なる予想をしていくことになります。

ライン予想を見てライン決着の買い目は避ける

まず、競輪はラインの勝者がそのまま上位を独占することが多いので、大穴を狙うのであればライン決着になるであろう買い目を避けることが基本となります。
大穴決着狙いの車券を購入する際はある程度お金が必要になると先に説明しました。

ただでさえ車券代が多くなる大穴狙いで「ライン決着」の車券まで買っていたのでは更に車券代が増えていくだけですし、本命決着になってもほぼ確実にトリガミになるでしょう。

大穴狙いをすると決めたのであれば、思い切って本命決着の買い目はすべて避けるくらいの覚悟が必要です。
細切れ戦であればライン決着とはほぼならないので、この項目は省くことができます。

人気選手の番手につきそうな人気薄の選手を狙う

各ラインを見て、高い人気を得そうな選手のすぐ後ろ（番手）を走る人気薄の選手にも要注目です。

人気選手というのは基本的に出走している選手たちのなかでも実力はトップなわけですから、レースを有利に進めてくれる可能性が高いでしょう。

その選手のすぐ後ろを走ることができれば、たとえ人気薄の選手であっても自分にとって良いポジションで走ることができます。

すると車券圏内に食い込む可能性はかなり高くなりますし、最終直線で上手くスパートをかければ前を走る人気選手を追い抜いて1着になれるかもしれません。
人気薄の選手が1着になれば当然2車単や3連単のオッズはかなりの高配当になります。

大穴狙いをするのであればオッズ買いもアリ

考えるのが面倒だという人は、オッズの高い買い目からチョイスする「オッズ買い」をしてしまうのも有効です。

大穴決着を想定したレースというのは予想が難しいですし、時間をかけて予想しても全く想定外の決着になってしまうことも多々あります。

であれば、何も考えずに高配当の買い目をいくつか買っておくというのも無意味ではないといえるでしょう。

人気選手が落車することを想定して買ってみる

最後に紹介するのは文字通りギャンブル的な買い方ですが、「人気選手が落車することを想定して買う」という買い方です。

どんなに大本命選手がいるレースであっても、その選手が落車してしまえばその選手の勝つ確率は0パーセントになります。
大本命の選手が上位争いに入れなくなってしまった時点でそのレースは大荒れ必至でしょう。

もしこういったレースで勝負したいと考えているのであれば、大本命選手の脚質が「追い込み」の選手となっているレースを選ぶようにしましょう。

大本命選手が「逃げ」の選手だと、その選手は先頭を走るのでほかの選手と接触する可能性が極めて低く、人気選手の落車は期待できません。

大穴を狙うときの買い方について

大穴になりやすいレースの選び方と、車券の買い方の基礎を学んだら次はいよいよ具体的にどのように購入するかを考えていくことになります。

大穴車券を購入するときの基本的な考え方も本命車券の買い方とは大きく異なり、本命決着の場合は「出来るだけ車券を絞り込み点数を少なくする」買い方を目指しますが、大穴狙いの車券の場合は「気になる買い目は全部買う」というスタンスで購入するようにしましょう。

まずは「3連複フォーメーション」

大穴狙いに初めてチャレンジするという人は、「3連複フォーメーション」で購入するのがおすすめです。

3連複は着順は問わず3着以内に入る3名の選手さえ当てれば良いので比較的当てやすく、超高額配当は期待できないものの、上手く買えば万車券程度であれば十分狙うことができます。

着順は問わないので、1名入着する可能性が高い本命クラスの選手を買い目に入れてその選手を軸にしつつ、残りは人気薄の選手で流していくのがよいでしょう。

大金を狙える「3連単フォーメーション」

大穴、高配当という点だけを見ればやはり3連単以上の車券はないでしょう。
しかしながらただでさえ当てづらい3連単で大穴配当を的中させるというのは困難を極めます。

10万円以上の車券をピンポイントで狙おうとすると正直お金がいくらあっても足りないので、3連単フォーメーションで万車券を狙うのであれば、「本命選手が1着にならないパタ―ン」に的を絞って購入するのがおすすめです。

本命選手が1着にならないパターンで車券を購入するのであれば、本命選手は軸にすえつつ2着ないし3着に入ると想定し、後は激走するであろう人気薄の選手を1着または3着に入れるという買い方が基本となります。

「ヨーロッパ車券」

買い目を絞り込む時間がないという場合は「ヨーロッパ車券」を購入しましょう。
競輪では4番、6番、8番の選手はほかの番号の選手よりも実力が劣っているので、この番号のオッズは自然と高くなります。

したがって、この3つの番号を軸に車券を買えばほぼ自動的に大穴配当を狙った買い方ができるというわけです。

しかしこの3つの番号の選手たちは通常のレース展開になってしまうとほぼ勝ち目がないので、先ほど紹介したパターンのうち、「本命選手が落車する」パターンに該当するようなレースでチャレンジするのがおすすめです。

まとめ

大穴配当は競輪ファンならば誰もが一度は手にしたい夢の車券ですが、オッズが高いということはそれだけ当てることが難しいため、的中させるのは非常に困難です。

大穴配当が出やすいレースや予想の仕方、そして実際の車券の買い方について解説しましたが、あらゆる手段を駆使してもそう簡単に大穴配当を手にすることはできません。

また大穴狙いというのはかなりの元手が必要となるので、ハイリスクハイリターンな買い方であるということは常に頭の中に入れておいてください。

常に大穴狙いをしているといくらお金があっても足りないので、基本的には的中率を重視した買い方をしつつ、十分資金を確保できたらたまに大穴狙いにチャレンジしてみるといった買い方をするのがよいでしょう。