競輪のレース展開を正確に予想するためにはレースが行われるコースの特徴を把握しておく事は必須です。
選手の調子はその時によって全く異なりますし、誰とレースをするかによっても活躍できるかどうかが大きく変わるので、選手のデータや情報についてはレース毎に確認する必要がありますが、競輪場のデータに関してはコースを根本から変える工事を実施しない限りずっと使える情報です。
本記事では函館競輪場の特徴・レースの傾向・過去の決まり手についてのデータなどを解説するので、函館競輪場でのレース予想をする際の参考にしてみてください。
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Contents
函館競輪場の基本データ
(引用元:けいりんマルシェ)
函館競輪場の所在地・周長・みなし直線距離・カントを表にまとめました。
所在地 | 北海道函館市金堀町10-8 |
---|---|
周長 | 400m |
みなし直線距離 | 51.3m |
カント | 30°36’51” |
函館競輪場の周辺をマップで確認しましたが、徒歩圏内には焼き肉屋さんが多い印象です。
また、海に近い事から釣具屋さんもありました。
更に函館競馬場とも距離が近く、公営競技のハシゴをする事もできそうです。
函館競輪場の簡単な歴史
(引用元:函館けいりん公式サイト)
函館競輪場の開設は1950年6月29日で、現在も運営している競輪場の中では最も北に位置します。
冬は一面雪で覆われてしまうため、レースが実施されるのは4月から10月までの半年間のみとなっています。
12月から2月まではバンクの中に氷を貼り、「函館市民スケート場」として市民の憩いの場所としても活用されている珍しい競輪場です。
1985年7月7日から「サマータイム競輪」という名称で試験的に普段よりも遅い時間にレースを実施する「薄暮競走」を実施、1998年7月8日からは「スターライトレース」という名称のナイターレースがスタートしました。
薄暮競走、ナイターレース共に函館競輪場が全国の競輪場で初めて開催していて、2019年からはミッドナイト競輪も開催されています。
過去には通算5回「ふるさとダービー」を開催(現在ふるさとダービーは廃止)、G2レースのひとつ「サマーナイトフェスティバル」も4度実施しているほか、2012年には初のG1レースかつ、北海道にある公営競技場で初めて最高グレードのレースである「高松宮記念杯競輪」が実施されました。
2023年は7月15日から3日間の日程で「サマーナイトフェスティバル」が行われる予定です。
各競輪場で毎年開催される記念競走(G3)は現在「五稜郭杯争奪戦」という名称になっています。
ちなみに五稜郭とは函館にある五角形の形をした要塞で、明治維新最後の戦場として有名であり、函館の定番観光スポットのひとつです。
2016年から北海道出身のガールズ競輪選手を育成するためのプロジェクト、「ホワイトガールズプロジェクト」を実施していて、124期までに7名がプロ選手としてデビューしています。
函館競輪場は函館市が「避難所」として指定していて、大地震を始めとした災害が発生した場合は駐車場か避難所として活用されます。
最寄駅からのアクセス
公共交通機関を使って函館競輪場に行くには、函館駅から各種交通機関を使って向かう事になります。
函館競輪場からは無料送迎バスが出ているので、それを利用するのが1番ですが、日中開催で往路3便、ナイターだと往路1便のみと本数が少ないので時間は確認するようにしましょう。
バスで行く手段としては、函館バスを使い、「競輪場通」停留所まで行くという方法もあります。
バス以外の方法としては、函館駅から出ている路面電車に乗って「深堀町停留所」で下車、そこから15分歩くと競輪場に到着します。
どの交通手段も運行本数が少ないので、発車時間を確認して乗り遅れないように注意しましょう。
最も高額になりますが、タクシーを利用すれば時間に拘束される事なく函館駅から10分程度で競輪場に到着します。
函館競輪場のコースの特徴、決まり手の傾向・風の影響を調査!
ここからは函館競輪場のレースを実際に予想する上で役立つ情報を解説していきます。
函館競輪場のコースはどのような特徴があり、決まり手にはどんな傾向があるのでしょうか。
更にレース結果を大きく左右する風の影響についても見ていく事にしましょう。
コースの特徴
函館競輪場のバンクの周長は400mで、一周の長さは平均的です。
みなし直線距離は51.3mで、この距離も400mバンクとしては平均よりもかなり短くなっています。
そしてカントは平均と比べるとやや緩めとなっているので、総じて函館競輪場は直線距離が短いもののクセがなく、選手から見ても走りやすい競輪場と言えるでしょう。
どの選手も自分の実力を遺憾なく発揮できるバンクなので、純粋に実力上位の選手が勝ちやすい競輪場と言い換える事もできます。
「決まり手」を過去データと最新データで比較
函館競輪場の決まり手の傾向について、過去データと2023年の最新データで比較してみることにしましょう。
決まり手のデータは「オッズパーク」のデータ分析を参考にしています。
逃げ | 差し | 捲り | マーク | |
---|---|---|---|---|
2014年〜2022年 | 21.4% | 46.7% | 32.1% | 0.1% |
2023年 | 22.5% | 55.6% | 21.6% | 0.3% |
まず2014年1月〜2022年12月までのデータを見ると、1着の決まり手で最も多いのが「差し」で46.7パーセント、まくりが32.1パーセントという結果でした。
逃げで1位になっているのはわずか21パーセントであり、前でレースをしている選手よりも後ろから攻める選手に有利な競輪場であるといえます。
そして2023年1月〜2023年6月までの最新データで決まり手を見ると、1着の差しの決まり手が55.6パーセントと驚異的な比率となっています。
函館競輪場は4月からの開催なのでたった2か月間の集計でしかないため、このままの比率で2023年が終了するとは思えませんが、過去データよりも10パーセント近くも差しによる決着の比率が多くなっているのは注目すべき部分と言えるでしょう。
風の影響について
(引用元:googleマップ)
函館競輪場は海に近いということもあって、海風がコース内に吹き込みます。
特に1センター側が海に近いという事もあって、ここから強い風が出入りすることが多く、強風の日はレース結果に大きく影響するため注意が必要です。
具体的には1センターからコース内に吹き込む風になると選手にとっては追い風になり、逃げ選手にとって有利な展開となりやすくなります。
逆にコースから1センター側へ抜ける風の場合は逆に向かい風となってまくり選手に有利な展開です。
函館競輪場の地元トップ選手を紹介!
競輪場はそれぞれ他の競輪場にはない特徴を持っているので、練習などでも利用していて他の選手よりも競輪場の特徴を把握している地元選手が出走している場合は要注目です。
ここでは函館競輪場を地元とするトップ選手を2名紹介します。
大森慶一選手
(引用元:KEIRIN.JP)
1人目は大森慶一選手です。
大森選手はお父さんも競輪選手であり、高校生の頃より自転車競技に打ち込んでいました。
2003年7月に競輪選手としてデビュー、その後着実に実績を積み重ねていき、2006年にはS級選手へと昇格、2018年にはS級1班にも昇格しました。
現在もS級1班の地位を維持しており、函館競輪場の地元選手のなかでも特に活躍が期待される選手です。
菊地圭尚選手
(引用元:KEIRIN.JP)
もう1人は菊地圭尚選手で、菊池選手は高校生までは野球部に所属、高校時代にはエースとしてチームを引っ張っており、1998年春にはチームを北海道退会Dベスト4へと導きました。
その後競輪選手を目指して試験を受けたのですがことごとく失敗、なんと5回目のチャレンジにてようやく合格したという苦労人です。
入学までは苦労しましたが、2004年7月にプロデビューしてからは才能を発揮します。
なんとデビューからわずか89日でS級特進を果たすという快挙を達成、この記録は深谷知広選手が2009年にデビュー後59日でのS級特進を決めるまで、S級最短昇進記録となっていました。
2007年にはヤンググランプリに優勝して時別競輪初優勝、2015年には全日本選抜競輪の決勝において2着に入着するなど、G1レースでもたびたび上位に絡む実力の持ち主です。
にも関わらず、なぜかG3での優勝経験はいまだにありません。
函館競輪場の地元選手2名を紹介しましたが、函館競輪場は平均的な特徴を持っている競輪場であり、特に苦手意識を持っている選手はいないでしょう。
したがって、地元選手が出走しているからと言って絶対に有利!というわけではないことは頭の片隅にでも置いておいてください。
函館競輪場のレースを予想する際に意識しておきたい事
函館競輪場のレース予想をする際に意識しておくことは、「クセのない競輪場で差しやまくりが勝ちやすい競輪場である」という点です。
したがって、まずは差し又はまくりの脚質となっている選手で競走得点が高い選手が出走しているレースを探すようにします。
そして対象となる選手が組むラインがライン争いに勝利するかを予想、勝てそうであれば軸にして車券を組み立てるとよいでしょう。
また、差しやまくりの選手が有利であるということは「スジ違い決着」が発生しやすい競輪場であるとも言い換えることができます。
高額配当を狙いたければ後方のラインで差しやまくりで上位に飛び込んできそうな選手が出走しているレースで勝負するとよいでしょう。
ただし風速には注意が必要で、特に1センターからコース内に吹き付けるような強い海風が発生していると逃げにかなり有利な展開となるため、このようなレースでは逃げの選手の評価を上げるべきです。
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まとめ
函館競輪場は北海道函館市にある競輪場です。
現存する競輪場の中では最北端に位置する競輪場となっています。
通年開催しているわけではなく、11月から3月までは雪などの影響により競輪場としては運営しておらず、この期間はバンク内に氷を張って「函館市民スケート場」として運営しています。
コースは周長400m、みなし直線距離の51.3mは400mバンクとしては少し短めでカントは平均と比べると若干緩い角度です。
総合的に見て函館競輪場はクセがない競輪場で、選手にとっても走りやすく自身の能力を最大限に発揮できる競輪場というイメージを持っている選手が多いといえるでしょう。
したがって、特に有利な脚質があるというわけでもなく、選手の実力差がそのまま結果に反映される競輪場となっています。
とはいえ、決まり手の比率を見ると差しの比率が全国平均よりも高い傾向にあり、まくりも全国平均より高いので、決まり手の比率で見ると逃げが決まりにくく、後方からの差しやまくりを決めやすい競輪場であるといえます。
ただし海に面していることから強い海風が吹きやすい傾向にあり、特に1センターからコース内に吹き抜けるような風が発生した場合は追い風となり、逃げ選手にとって有利な展開となりやすい点には注意しましょう。