競輪の基礎知識

競輪のボックス買いとは?メリット・デメリットと用いるべきレースについて徹底解説!

競輪のボックス買いとは?メリット・デメリットと用いるべきレースについて徹底解説!

競輪の車券は1点から購入することができますが、1点だけ購入するという状況はほとんどなく、基本的には2点以上購入することになり、購入する賭け式によっては10点以上購入することもあります。

複数の車券を購入する際は、自分の選んだ買い目を効率よく購入しなければなりませんが、そのための有効な買い方がいくつかあります。

本記事では有効な買い方のひとつである「ボックス買い」について、どのような買い方かや、どういったレースでボックス買いを用いればよいのかを解説します。

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ボックス買いはどんな買い方?

ボックス買いはどんな買い方?

ボックス買いとは、「選んだ車番がどの順番になっても当たるような買い方」で、例えば3連単で1番から3番までの車番をボックス買いすると選ぶ買い目は、以下6つになります。

・1-2-3
・1-3-2
・2-1-3
・2-3-1
・3-1-2
・3-2-1

1番、2番、3番の組み合わせすべてを購入しているので、1番、2番、3番がすべて3着以内に入っていさえすれば的中となり、配当金を受け取ることができます。

ボックス買いのメリットとは?

ボックス買いのメリットとは?

ボックス買いのメリットは、「自分が選んだ車番が車券圏内に入っていれば着順を気にせずレースを見守ることができる」という点です。

「2車単」「3連単」といった車券は車番だけではなく着順も当たっていなければ的中とはなりません。
したがって最終コーナーを回って選んだ車番の選手が前を走っていたとしても、自分が選んだ順番通りの結果になるかどうか最後まで分からないため、ハラハラしながらレースを見守ることになります。

しかしボックス買いであれば、選んだ車番の選手が前の方を走ってくれてさえいれば順番関係なく的中となるので、ある程度早い段階で当たることを確信することができます。

また、もしボックス買いをした中に高いオッズの買い目があってその買い目通りの結果となった場合、意図していなかったとしても高額配当を得ることができます。
競輪の車券を購入していて思わぬ高額配当を的中させた時の喜びは何度味わっても気持ちのよいものです。

また、競輪の予想をするうえでもっとも時間がかかり、頭を悩ませることになるのが「着順」ですが、ボックス買いをすればこの着順を無視できるので予想に費やす時間を大幅に短縮させることができるでしょう。

ボックス買いのデメリットとは?

ボックス買いのデメリットとは?

ボックス買い最大のデメリットは「買い目点数が多くなってしまう」という点です。
先ほどの例でも紹介しましたが、3つしか車番を選んでいなくても、ボックス買いだと6点になってしまいます。

4つの車番を選ぶと24点、5つの車番を選ぶと60点と車番が増えるとまるで雪だるま式に買い目点数が増えます。
7車立ての3連単だと本命決着では1,000円程度の配当金しかならないこともあるので、4点ボックス買いだとほぼ確実に車券代が配当金を上回ってしまいます。

すべてのレースでボックス買いをしていると軍資金が増えるどころかどんどん目減りしていってしまうでしょう。
ボックス買いは効果があると確信できたときのみ活用する買い方です。

ボックス買いをすると着順を予想する必要がなくなるので予想は「3着以内(2車単や2枠単であれば1着と着)に入る番号を予想する」だけで終了します。
しかし自分の予想力で3連単を当てるためにはやはり3着以内または2着以内に入る車番を選ぶだけではなく、着順まで予想する必要があります。

ところがボックス買いをずっと続けているとその「着順を予想する予想力」がいつまで経ってもつきません。
本当の予想力がつかない、というのもボックス買いのデメリットといえるでしょう。

ボックス買い以外の買い方も覚えておこう

ボックス買い以外の買い方も覚えておこう

競輪で複数の買い目を購入する際に有効な買い方はボックス買いだけではありません。
一般的によく知られている買い方としてはボックス買いのほかに「流し」と「フォーメーション」があります。

それぞれ一長一短ある買い方で、「この買い方さえ覚えておけばすべてのレースで使える」といったものは一つとしてありません。
それぞれの買い方について、簡単に紹介するので特徴をしっかり覚えておきましょう。

流し

ボックス買い以外でよく用いられる買い方のひとつが「流し」です。
流しとは、「主に1着に入るであろう車番を固定して残りは気になる車番を選び、それらがすべて当たるように購入する」といった買い方です。

基本的に固定する車番は「競走得点が最も高い選手」になります。
例えばとあるレースで3番の選手がほかの車番と比べると競走得点がとても高かったとしましょう。

流しではこの3番の選手を1着に固定します。
そして、残りの番号は4番から8番を選択したとします。
この場合の買い目は、以下となり、全部で20通りです。

・3-4-5
・3-4-6
・3-4-7
・3-4-8
・3-5-4
・3-5-6
・3-5-7
・3-5-8
・3-6-4
・3-6-5
・3-6-7
・3-6-8
・3-7-5
・3-7-4
・3-7-6
・3-7-8
・3-8-4
・3-8-5
・3-8-6
・3-8-7

これがボックス買いで6車選ぶとなると120通りにもなり、ボックス買いで6車選ぶのはほぼ不可能でしょう。
1着を固定することで幅広い番号を選べるようになるというのが流し最大のメリットです。

しかし、もしこのレースで3番が1着にならなかった場合はどれだけ買い目を増やしても車券が的中することはありません。

軸にした選手が1着にならなかった場合、すべての車券が不的中となってしまうというのが流し最大のデメリットといえるでしょう。
したがって、流しを用いる際はとにかく軸にする選手の選択を間違えないようにするかが重要となります。

フォーメーション

フォーメーションは1着から3着(2車単・2枠複ならば1着と2着)に入る車番を個別に選んでいく買い方です。
フォーメーション最大のメリットは臨機応変に買い目を取捨選択でき、必要な買い目だけを選ぶことができるという点です。

3つの買い方の中では最も汎用性が高く、基本的に3連単や2車単などを購入する場合はフォーメーションを用いるケースが圧倒的に多くなるでしょう。

必要な買い目のみを選ぶことができるので、必然的に買い目点数を多く選んでも車券代を抑えることができます。
ところがその一方で必要最小限の買い目だけを選ぶので、取捨選択を誤ると「購入を見送った買い目で決着してしまう」恐れがあります。

流しと同様に、フォーメーションもレースをしっかりと予想して選ぶ買い目を間違えないようにしなければならないといえるでしょう。

ボックス買いをするべきレースとは?

ボックス買いをするべきレースとは?

ボックス買いはどのようなレースでも用いることができるような買い方ではありません。
その性質上、ボックス買いをするとどうしても買い目が増えてしまうので、ボックス買いを用いるレースというのは「買い目が多くなっても十分利益を出すことができるレース」となります。

言い換えるとボックス買いは「荒れるレース」で用いることが基本となるでしょう。
競輪のレースは「7車立て」と「9車立て」のふたつに分けられますが、ボックス買いは高配当になることが多い「9車立て」で用いるようにしたほうが良いでしょう。

本命にしたい選手が3名以上いる

競輪のレースは出場する選手によって予想の難易度が大きく変わります。
予想がしやすいレースというのは「飛びぬけて強い選手が1名または2名いるレース」です。

このようなレースはボックス買いをするのに適したレースではありません。
軸にする選手をすぐに選べるレースであれば「流し」または「フォーメーション」を用いるほうが良いでしょう。

ボックス買いをするのに適したレースは、「本命にしたい選手が3名以上いる、又は全選手の実力が拮抗していて本命の選手を選べないようなレース」です。

このようなレースだと人気を集めるような選手がほとんど居ないので、どの買い目で決着したとしても高配当になるでしょうし、場合によっては万車券が狙えるかもしれません。
買い目を沢山選んでも見返りが見込めるようなレースこそボックス買いの出番です。

細切れ戦

競輪では「ライン」という概念があり、ラインは少なければ少ないほど各ラインの優劣がつけやすくなります。
ラインは「二分戦」「三分戦」「四分・細切れ戦」の3つに分けられますが、このうちもっとも予想しやすいのが「二分戦」です。

二分戦は1対1の戦いとなるので、それぞれのラインの力関係について比較しやすいですし、ひとつのラインが長いので、優位なラインが途中で分断されるようなことはほとんどありません。

さらにラインが短いとライン争いに敗北したラインの選手のうち、先行選手が単騎で前のラインに割り込んで3着以内に入ることがあります。

これを「スジ違い決着」といい、スジ違い決着になると高配当になりやすいのですが、二分戦ではラインが長いので、前に出るまでにかなりの距離があるため、なかなか3着以内に入ることができず、二分戦では基本的に「スジ決着」になることが多いです。

スジ決着では配当が低くなりやすいのでボックス買いを選択すべきではありません。
一方「四分・細切れ戦」ではひとつひとつのラインの人数が2名または3名となるので、ほぼラインとしての形を成していません。

そのため、どのラインが勝てるか予想することは非常に難しいですし、ライン争いに負けてしまったとしても単騎で飛び込んで3着以内に入ることが十分可能です。

このように四分戦や細切れ戦になると予想が非常に難しくなるので、着順を気にせずに購入できるボックス買いをするにはかなり適したレースとなります。

グレードレースの決勝戦

競輪のレースはグレード制になっていて、大きく分けると「特に出走条件が定められていないF1、F2レース」と「出走条件が設けられているG3、G2、G1、GPレース」の二つに分けられます。

一般戦とグレードレースでは優勝賞金に大きな開きがあり、特にG2レース・G1レースは優勝賞金1,000万円以上、そしてGPに該当する「KEIRINグランプリ」の優勝賞金はなんと1億3,000万円です。

競輪選手にとって優勝賞金は自身の大きな収入源になることはもちろんのこと、賞金ランキング上位に入れば年末の「KEIRINグランプリ」に出場するチャンスが得られると同時に翌年のS級S班になることも確定します。

したがって、グレードレースの決勝戦では全選手が何が何でも勝ちたいという気持ちでレースに臨むことでしょう。
そしてグレードレースの決勝にまで進出した選手というのはトップクラスの実力者ばかりであり、下位人気の選手であっても展開次第で上位に入る能力を十分備えています。

本命決着になってしまえば車券代が配当金を上回ってしまう可能性が高いですが、逆に人気薄の選手が3着以内に飛び込めば高配当が期待できます。
出走選手の顔ぶれにもよりますが、グレードレースの決勝戦もボックス買いで車券を買うのに適したレースのひとつです。

ボックス買いは3連単を買う時に使おう

ボックス買いは3連単を買う時に使おう

ボックス買いは高配当が期待できる車券を購入する際に用いるのに適した買い方です。
競輪の車券には全部で7種類の買い方がありますが、その中でも飛びぬけて平均配当が高いのが「3連単」です。

レース結果を見てもらえば一目瞭然ですが、3連単では数千円クラスの配当は当たり前で、レースによっては「万車券」になることもそれほど珍しくはありません。

万車券になるようなレースの買い目を正確に予想することは難しいですが、ボックス買いであれば着順を予想する必要がないので、的中難易度を大幅に下げることができます。

何車選ぶべき?

何車選ぶべき?

とはいえ、ボックス買いは選択する車番を増やすと一気に買い目点数が増えてしまうので、選ぶ車番は厳選しなければなりません。
3連単のボックスの買い目点数は「選んだ車番の数×(車番の数-1)×(車番の数-2)で求めることができます。

例えばボックス買いで5車選ぶと5×(5‐1)×(5‐2)で、60通りになります。
60通りだと1点100円でも車券代は6,000円となるため、いかに高配当が狙えるレースであってもこれだけの金額を投資するのはリスクが大きすぎます。

4点選ぶと「4×3×2」となり、計算すると24点です。
24点ならば十分利益を出せる金額なので、もしボックス買いをするのであれば、4車ボックスで勝負することを推奨します。

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まとめ

ボックス買いは、「選んだ車番がどのような順番になっても的中するような買い方」です。

競輪のボックス買いまとめ

  • 着順を気にしなくてよいので予想する時間を短縮できる
  • ある程度レースが進行すれば早めに的中を確信できる
  • 思わぬ高配当が狙えることもある
  • 車券代が高額になってしまいやすい
  • 予想力が身につかない

ボックス買いには以上のようなメリット・デメリットがあるので、メリットを最大限に活かせるようなレースで用いるようにしましょう。

例えば「本命選手を選びにくいレース」「四分戦または細切れ戦」「グレードレースの決勝戦」などは予想が非常に難しいうえに高配当が出やすいので、ボックス買いをするのに適したレースです。
ボックス買いは基本的に平均配当が高い「3連単」で用いるようにしましょう。

とはいえ、あまりに選ぶ車番を増やすと以下に高配当を的中させても利益がほとんど出ないので、選ぶ車番は4車までにしておいたほうが良いでしょう。
4車であれば買い目点数は24点となり、中穴程度のレースを的中させれば十分利益が見込めます。

  • この記事を書いた人

山川

競輪歴14年の山川です。 競輪だけで生活しています。 独自のリサーチと情報収集力で競輪予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競輪予想に役立つような情報を発信中。

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