競輪選手について調べていると、「A級1班」や「S級2班」といった単語が記載されているのに気づくのではないでしょうか。
これはその選手のランクを表記したものです。
本記事では競輪選手のランクについて解説していきます。
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Contents
競輪の「ランク」とは?
競輪の、選手の「ランク」というのは何なのでしょうか?
ランクとは
簡単に言えばその選手の強さをあらわした単語です。
現在登録されている競輪選手は男女合わせて2,000名を軽く超えています。
これだけ多いと全ての選手の成績を把握する事は不可能です。
選手の強さが分からなければ予想をするのが非常に困難となり、車券が全く当たらないため競輪ファンはどんどん減ってしまうでしょう。
しかしランクが明記されているお陰でその選手の実力が大まかに分かるので予想がしやすくなります。
運営側にとってもランクがある事で各選手をどのレースに出走させるか決めやすくなるメリットがあるため、競輪選手のランクはレースをスムーズに進行させるためには無くてはならない要素のひとつです。
各選手のランクは「競走得点」によって半年ごとに決められる
競輪選手のランクは、「競走得点」という点数によって決められていて、例外を除いて基本的に半年ごとに更新されていきます。
相撲には「大関」や「前頭」などといった「番付」と呼ばれるものが各力士ごとに付けられていますが、競輪のランクもこの番付と同じようなものだと思ってもらえればイメージしやすいのではないでしょうか。
ランクが上がれば上がるほど競輪選手にとってはメリットが大きいので、全選手が少しでも上のランクに上がれるように毎回レースに挑んでいます。
競輪のランクは全部で6種類
競輪のランクは一番下のA級3班から一番上のS級S班まで全部で6つに分かれています。
それぞれのランクについて簡単ではありますが解説していくので、覚えておくとより競輪を楽しむ事が出来るでしょう。
A級3班
最も下位のランクで、競輪学校を卒業してデビューした新人選手は必ずこのランクでデビューする事になります。
また、著しく調子を落としてしまった選手や体力が衰えて引退間近のベテラン選手なども降格を繰り返せばこのランクまで落ちてしまう事になります。
新人選手以外でこのランクから何年も抜け出せない状態だと、競輪選手として続けていくのはかなり困難だと言えるでしょう。
しかしながら最下級クラスのA級3班であっても平均年収は約600万円ほどとなっており、サラリーマンの平均年収と比べれば収入はかなり多いです。
A級2班
選手の人数で言えばこのA級2班とひとつ上のクラスであるA級1班が最も多く、ある意味最も上に上がるのが難しいランクのひとつと言えるでしょう。
デビューした年に上手く波に乗る事が出来れば半年でこのA級2班に上がる事ができますが、A級2班になるとA級3班で苦戦している選手たちとは明らかにレベルが違うので、A級3班の時と同じような戦い方をしていてはここから上に上がる事はできないでしょう。
A級1班
A級1班になると更にレベルが上がります。
だいたいA級3班とA級2班とでは平均の競走得点が10点くらい違いますが、A級1班になると更に全体で平均の競走得点が10点くらい高くなっていて、F1レースで常に予選くらいは突破するレベルに居なければ残留する事も困難でしょう。
S級2班
A級選手全員の人数を合わせると、だいたい1,500人くらいになります。
2023年スタート時点で競輪選手は約2,100名在籍しているので、A級選手だけで全体の7割を占めています。
つまりS級ランクの選手は全体のわずか3割ほどしかおらず、S級クラスをキープしているだけでも競輪選手全体で見ればトップクラスの活躍をしている選手たちだと言えるでしょう。
S級をキープできている選手とA級選手とでは明確な実力差があり、よほどの事がない限り個人戦でA級選手がS級2班選手に勝つ事はありません。
G3 以上のグレードレースに出場するためにはS級であることが条件となっているものが数多くあるため、このクラスまで昇格できるかどうかで選手の年収も大きく変わってきます。
S級1班
S級2班には約450名ほどが在籍していますが、S級1班選手はその半分程度の200名ほどしか在籍していません。
S級1班選手には全体の10パーセント程度しかなる事が出来ず、このランクに到達出来れば当面の目標は達成できたと実感する競輪選手が大部分なのではないでしょうか。
S級1班選手の中には次に紹介するS級S班を経験した事がある選手たちも存在していて、実力だけで言えばS級S班選手にも引けを取りません。
S級S班
S級S班は2,000名以上居る競輪選手たちの頂点に立つ存在であり、このクラスを名乗れるのは9名だけです。
S級S班になるための条件はたったひとつで「KEIRINグランプリ」に出場する事ができればその時点で翌年のS級S班が確定します。
しかしKEIRINグランプリに出るためには6つあるG1レースに優勝するか、賞金ランキングで上位に入っていなければならず、他のレースとは比べ物にならないほど条件は厳しいです。
階級の昇給条件は全部で3種類
競輪で上のランクに昇級する条件は全部で3種類あります。
大きく分けると「定期昇級」と「特別昇級」のふたつに分けられ、特別昇級は更に2種類に分かれています。
定期昇級
定期昇給は1月と7月の半年ごとにおこなわれます。
レースの出走表の項目に「競走得点」と書かれてある欄があり、各選手に点数が記載されていますが、定期昇給はこの競走得点が昇級するかどうかの規準になります。
A級3班からS級1班まで各ランクの全選手の平均点を計算します。
そして平均点よりも上の選手のうち、さらに上位にランキングしている選手が上のランクに昇級し、逆にランキングで下位の位置にいる選手は下のランクへ降格となります。
特別昇級
特別昇級は圧倒的な強さで勝利した選手だけの特典で、条件を満たせば半年を待たずして翌日から上のランクへと昇級します。
しかしながらその条件は非常に厳しいですし、選手にとって特別昇級は栄誉あることと同時に一気に年収をアップさせるチャンスでもあるため、もし車券を購入しようとしているレースで定期昇級の可能性がある選手が居れば間違いなく全力で勝負してくれます。
そのため必ずチェックしておきましょう。
3場所連続完全優勝達成
ひとつめの特別昇級の条件は「3場所連続完全優勝を達成する」です。
完全優勝とはすべてのレースで1着でゴールすることを意味します。
1回成し遂げるだけでも大変な完全優勝を3場所、しかも連続で達成するわけですからこの条件がいかに厳しいものとなっているかが分かるのではないでしょうか。
この条件を達成できる選手は毎年出てくるわけではありません。
直近では2020年に寺崎浩平選手がこの条件をクリアしています。
しかも寺崎選手はデビュー戦からいきなり9連勝して瞬く間にA級3班からA級2班へと昇格更に3月23日から27日まで名古屋競輪場で実施されたレースでも9連勝と、なんとデビューしてから18連勝という前人未到の記録を達成して2回目の特別昇級の条件をクリア、デビューしてからわずか1か月半でS級2班にまで昇格して大きな話題となりました。
レインボ-カップで上位に入着
ふたつめの条件は「レインボーカップで上位に入着する」というものです。
レインボーカップは半年ごとに開催されているので、この条件を満たす選手というのは毎年必ず出てきます。
しかしレインボーカップに昇級するには前期(1月~3月)と後期(7月から9月)でそれぞれ競走得点が高い上位9名がファイナルステージに進むことができ、さらに3着以内に入着した3名が特別昇級の対象者です。
A級3班の選手はA級2班へと昇級し、A級2班または1班の選手はS級2班へとレース翌日に昇格することになります。
前期から級班が変わってすぐの選手に要注意
競輪選手のランクを予想に活かす際に注目すべき点は3つあります。
ひとつ目は「前期から級班が変わってすぐの選手たち」です。
時期的には昇格や降格が終わった7月または1月が該当するでしょう。
まず「昇級した選手」ですが、昇級することで当然レースレベルは一気に上がります。
ランクがひとつ上がると競走得点は平均10点くらい変わるので、今まではコンスタントに勝てていた選手が全く勝てなくなるということもあるでしょう。
昇級したばかりの選手は車券を買わずに一定期間様子見をしたほうがよいかもしれません。
逆に降格した選手の場合、たまたま前期が調子が悪かっただけということもあります。
もし調子が悪いだけだった場合は降格後は圧勝することになるでしょう。
「選手の実力とランクが見合わない」と思ったのであれば、その選手はレースで圧勝してくれるかもしれません。
特別昇級した選手は別格の強さ
次に特別昇級した選手も当然ながら注目しておいたほうがよいです。
特別昇級の条件というのは見てもらって分かる通りふたつとも非常に厳しく、この条件を達成した選手というのは別格の強さだと思ってもらってよいでしょう。
特にひとつめの条件である「3場所連続完全優勝」によって特別昇級した選手はまさに「破竹の勢い」といった状態なので、負けてしまうまでは車券を買い続けておいて損はありません。
12月と6月の月末は「競走得点」に注目
そして12月と6月は競走得点に注目しましょう。
1月と7月に定期昇給がおこなわれるため、12月と6月は競輪選手にとってその後の自分の身分を決める非常に大事な月です。
各選手はもちろん自分が現在どれくらいの順位に居るかは把握しています。
よほどの事がない限り昇格が確定しているという選手もいれば、昇級するかどうかの瀬戸際にいる選手もいるでしょうし、逆にその時点で降格が確定となっている選手や降格するかどうかの瀬戸際にいる選手もいるでしょう。
アクシデントがない限り昇格または降格が確定となっている選手たちの中には、次のシーズンを見据えて怪我をしないようにと「全力で走らない」選手が出てくるかもしれません。
そういった選手の車券を買ってしまうと、人気に見合わない凡走をする恐れがあります。
一方昇格または降格の瀬戸際にいる選手はどのレースも全力で走ってくれるでしょう。
競輪の昇級や降級は全選手の平均点が基準になっているので、自分で調べてみなければ昇格ギリギリの選手や降格ギリギリの選手を見つけることはできませんが、調べてみる価値は大いにあります。
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まとめ
競輪選手はA級班からS級S班まで全部で6つのランクに分けられており、基本的に半年に一度1月と7月に昇級又は降級が行われます。
特にS級に上がるとG3レースなど重賞レースへの出走機会が与えられるので、ここに上がることができるかどうかが競輪選手全員にとって当面の目標となっていることでしょう。
しかしS級選手は全体の3パーセントしかおらず、ここに上がるだけでも非常に狭き門です。
昇級は定期昇級のほかに特別昇級があり、特別昇級は「3場所連続完全優勝」と「レインボーカップで上位入着」のいずれかの条件を満たせば条件達成翌日に昇級します。
レースの予想でランクを活かしたいのであれば、先に紹介した特別昇級を達成した選手は車券の軸にするには最適です。
一方1月と7月に昇級したばかりの選手はそのランクのレースではまったく通用しない可能性があるため要注意ですが、逆に降格した選手はそのランクのレースでは圧勝する可能性があります。