【2021年】競輪の賞金ランキング！賞金額や男子・女子の上位50名を紹介！

競輪選手は、身体を張った職業ですので、危険を伴う分だけ賞金も多くなっています。
特に、競輪選手の最高峰であるS級S班の選手は、年収1億円とも言われており、彼らが現役生活中に稼ぐ金額は、サラリーマンの生涯年収の何十倍とも。

では常日頃レースに出走している競輪選手の賞金は、一体どのくらいなのでしょうか？
この記事では、競輪選手の賞金額の詳しい内容から、男女別の賞金ランキング上位50人の顔ぶれをご紹介していきます。

競輪の賞金内訳

まず、競輪選手がレースに出走して得られる、賞金額の内訳について見ていきましょう。
レースに出て得られる収入は、着順ごとに支払われる「本賞金」と、それに付随する各種手当ですが、ここでは賞金のみに絞ってご紹介します。

賞金は、自身の所属するレースの級・班によって金額は違ってきます。
選手の最低ランクであるA級3班やガールズケイリンの1着賞金は、予選レベルですと7万円程度で最下位の7着でも4万円弱が支払われます。

しかし最高ランクであるS級S班ともなると、他の級・班の選手とは全く違った金額が設定され、彼らしか出走できない「KEIRINグランプリ」の1着賞金は副賞込みで1億円。
天と地の差があることがお分かりいただけるでしょう。

ただし同着となった場合、例えば1着が2人いた場合は、1着と2着の賞金を足した金額を、同着の2人で分けるという形になります。

またレース中落車して棄権した場合は、9着賞金から20％カットしたものが支給され、失格となった場合は賞金自体が支給されません（その上、即時帰郷となる）。

このほか、開催初日に急遽中止となった場合は、各級における総賞金の3割が出走予定選手に均等割され、1レースでも行われた場合の中止は、総賞金の75％以上が支給されます。

ただし事前に開催中止となった場合は支給されません。
そのため新型コロナウイルス感染症で事前に開催中止となった2020年（令和2年）などは、この規定で収入を得られない選手が続出し、混乱を招いたこともありました。

これらの賞金は原則的に開催終了後、窓口で選手個々人に支払われます。
選手の中には、賞金の札束をそのまま車のトランクに入れて、帰った人もいたとか。

しかし、高額賞金をそのまま持ち帰ることは、帰宅時に強盗等の被害に遭う可能性も大きいです。
そこで近年は、選手が希望すれば、一部を現金で受け取って、残りを振込で対応することも可能になっています。

各クラスの賞金大別

先述したように、レースで支給される賞金は、出場する選手のクラスによって大きく変わります。
そこで各クラスにおける本賞金はどのくらい違うのか、1着賞金を例に見ていきましょう。

FⅠ・FⅡクラスの賞金

まずはグレードレースではない、FⅠ・FⅡクラスのレースを見ていきます。

FⅠ

FⅡ

このように、S級とA級、A級でも1・2班と3班、予選や選抜（負け戦）、準決勝や決勝といったように、ステージが違えば賞金の設定額も大きく異なっています。

またガールズケイリンにおいても、通常のレースとガールズグランプリ等の特別レースとでは、賞金額が大きく違うのがおわかりいただけるでしょう。

このほかにも、新人戦やガールズケイリン特別レースのトライアル競走などもあって、賞金額が細かく規定されていますが、詳しくは以下のサイトでご確認ください。

グレードレースの賞金

GⅢ以上のグレードレースの賞金（1着賞金）は、どのくらい違うのでしょうか？
ここでもステージごとに賞金が違うため、範囲をもって説明します。

GⅢ

このほか、施設整備等協賛競輪や国際自転車トラック競技支援競輪ナイター等の企画物もありますが、ここでは割愛します。

GⅡ

※一発勝負であるヤンググランプリは、1着賞金が3,440,000円です。

GⅠ

GP

GⅢ以上ともなると、FⅠやFⅡと違ってかなり高額な賞金が設定されています。
さらに暮れの一発勝負「KEIRINグランプリ」は、1着賞金が1億円ですが、最下位の9着でも5,690,000円が支給されるというスゴさ！

それだけ出走選手の格もレースの質も違うということがよく分かりますね。

2021年賞金ランキング上位50人（女子は20人）

それでは昨年の賞金ランキング上位を、男女別にご紹介します。

男子

女子

男子の中で1億円以上稼いでいる選手が4人おり、大レースに勝てば勝つほど、大金が稼げるということがよく分かります。

まとめ

以上、競輪選手の賞金内訳と獲得ランキングをご紹介しました。
身体を張って、時には生命の危機に晒されながらレースに臨むのですから、競輪選手達は大金を稼げなければ割に合わないでしょう。

もちろん毎年大金を稼ぐような有力選手達は、普段から血のにじむような猛練習をしていますし、それだけ稼げても当然です。

夢のある職業ですが、危険とも隣り合わせの仕事でもあり、選手達も潜在的な恐怖感はあるでしょう。
そんな選手達に対し、温かい声援を送れる日が早く来ることを願ってやみません。