競輪の基礎知識

競輪最大の魅力はスピード感!圧巻の速度・時速について徹底解説!

競輪最大の魅力はスピード感!圧巻の速度・時速について徹底解説!

実際に競輪場に行ってレースを観ていると、そのスピードに驚かされます。
競輪のレースはネット上や動画でも視聴することは可能ですが、スピード感だけは競輪場を訪れて直にその目で観なければ体験することはできません。

競輪ファンの多くはそのスピードに魅了され、足しげく競輪場を訪れているのです。
本記事では競輪最大の魅力である「スピード」について、最高速度がどれくらいなのか、そしてそのスピードを生み出す秘密とは何かを解説していきます。

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競輪は速度が何よりも重要な競技

競輪は速度が何よりも重要な競技

競輪選手があれだけのスピードを出してコースを駆け抜けるのは、速度が何よりも重要だからにほかなりません。
競輪はトラック競技であり、全選手は出走している選手のなかで一番早くゴールラインを通過することを目指してレースに臨んでいます。

競輪は完全実力主義、単純に強い選手が栄光を手にすることができる厳しい世界であり、先に競輪界に入ったからえらい、といった上下関係のようなものはレース中においては一切関係ありません。

誰よりも早く最高速度に到達し、なおかつその最高速度が誰よりも早い選手が一番強く、一番賞金を獲得できるのが競輪という競技の本質なのです。

いきなりトップスピードになる訳ではない

いきなりトップスピードになる訳ではない

とはいえ、競輪では100メートル走のようにいきなりトップスピードで走るわけではありません。
競輪では基本的に400メートルのコースなら5周、合計2,000メートル走ることになります。

流石に2,000メートルもの間、トップスピードを維持できるような化け物のような選手は存在しませんし、そもそも競輪という競技そのものが最初はトップスピードで走れないように出来ています。

競輪ではレースがスタートすると先頭を走る選手の前を「先頭誘導員」という係員が選手と同じ競技用自転車に乗り、先導します。
先頭誘導員はレースをスムーズに進行させるために存在していて、レース序盤のペースを維持すると共に先頭選手の「風除け」の役割も担っています。

この時はだいたい時速30キロくらいでコースを周回しているそうです。
時速30キロでも私たちからすればかなりの速度で自転車を漕いでいる事になりますが、競輪選手からすれば時速30キロで漕ぐ事など朝飯前でしょう。

そして、残り1周半くらいになると「鐘」が鳴らされます。
鐘が鳴らされた時点で先頭誘導員は役目を終えてコースから外れ、ここから各選手は自由に走る事ができるようになります。

鐘が鳴らされた瞬間、一気にペダルを踏み込んであっという間にトップスピードに到達、激しく争いながらゴールラインを走り抜ける事を目指す、というのが一連の流れです。
したがって競輪選手がトップスピードを出すのは残り1周半を過ぎてから、という事になります。

競輪の最高速度は平均時速70キロ!

競輪の最高速度は平均時速70キロ!

競輪選手が自転車を漕いだ際の最高速度はなんと時速70キロにもなるといわれています。
自動車の一般道の制限速度が時速60キロで、その速度で走っている車でも十分早く見えます。

競輪選手のトップスピードはそれよりも更に10キロ速いわけですから、いかにものすごい速度で自転車を漕いでいるかが分かります。
競輪では男性選手と同様に女性選手は「ガールズケイリン」に出場しており、現在では競輪を運営する上でなくてはならないほど高い人気を有するほどになりました。

ガールズケイリンに出場している女性選手が競輪用自転車を漕いだ時の最高速度は時速65キロといわれています。
流石に男性選手には少し劣りますが、それでも一般道を走っている自動車以上の速度を自転車で出しているというのは驚異的としか言いようがありません。

ちなみに、かなり昔ですがテレビのバラエティ番組の企画で「競輪選手がママチャリを漕いだらどれくらいのスピードが出るのか」という面白い実験を行ったことがありました。

まず、競輪選手が競技用自転車に乗った際の最高速度は約62キロという結果でした。
そしていよいよ実験本番、競輪選手がママチャリに乗って全力疾走した際の速度は、「時速約43キロ」という結果になりました。
そして一般人である番組ADがママチャリを全力で漕いで出した速度は「時速39.4キロ」という結果でした。

実験前はプロの競輪選手と一般人とではかなりの差が出るのではという予想でしたが、結果は意外にもプロの競輪選手と一般人とではだいたい時速にして4キロくらいしか変わらないという結果となっています。

これを見た専門家は、競輪選手があれだけの自足を出せるのは独自に開発された自転車に寄るところが大きいらしく(詳しくは後述します)、ママチャリではそもそもペダルの位置などが最適ではないため、競輪選手が自分の力を完全に出し切れないため、一般人とあまり差が出なかったのだろうという見解をされていました。

他の公営競技の最高速度は?

他の公営競技の最高速度は?

日本における公営競技は、競輪の他に競馬、競艇、オートレースなどがあります。
いずれも誰よりも早くゴールを目指すという点では共通しており、スピードが重要である事に変わりはありません。
各公営競技の最高速度について見ていく事にしましょう。

競馬

競馬は競走馬に騎手が跨って速さを競う公営競技です。
競馬はレースによって走行距離が大きく異なっていて、地方競馬も含めると最も短い距離で820メートル、最も長いものは中央競馬の「目黒記念」で3,600メートルとなっています。

競馬も競輪と同じく最初からトップスピードで走るとスタミナがもたないので、最初は一定のペースをキープしつつ最終コーナー手前あたりで全力で走る事になりますが、競輪のようなペースメーカーが存在しないので、先頭を走る馬によっては終始かなりのハイペースで走る事になるケースがあるというのが大きな特徴です。
そんな競走馬の最高速度は時速約70キロと言われています。

競艇

競艇はレース用のボートにモーターとプロペラを取り付け、モーターとプロペラによって推進力を生み出して速さを競うスポーツです。
競艇は人や馬の力で進むスポーツではないため、レーススタート直後からゴールまでほぼトップスピードで争う事になります。

競艇の最高速度は時速80キロとなっています。
走行距離は全レース共通で、1周600メートルのコースを3周します。

オートレース

オートレースはレース用のオートバイを選手が運転し、決められたコースを周回して順位を争う競技です。
レースが行われるコースそのものは競輪とよく似ていますが、競輪のようにラインを組んだりする事はありませんし、選手の成績によってスタート位置が異なる「ハンデ制」が採用されているなど、細かい部分を見ると競輪とオートレースは大きく事なります。

そんなオートレースの最高速度は時速150キロと圧巻の速さであり、そのスピード感は他の公営競技では味わう事が出来ないオートレース独自の魅力のひとつとなっています。
オートレースの走行距離は1周500メートルのコースを6周、合計3,000メートルです。

競輪の速度の秘密は特製の自転車にあり!

競輪の速度の秘密は特製の自転車にあり!

先の実験の結果からも、競輪の速度の秘密は、レース専用に作られた自転車にある事は一目瞭然です。
この自転車は選手自身が自己負担で用意する事になっているのですが、その代わり規定の範囲内であればどのようなパーツを使っても構いません。

そのため、各選手は自分に最適の自転車を用意しており、ほぼフルオーダーメイドで一台の自転車を用意しています。
良い自転車を開発するためにはやはり資金力が必要であり、上位ランクの選手になればなるほど自転車の製造にお金をかけます。

A級選手やS級下位選手が保有する自転車の総額はだいたい50万円ほどと言われていますが、S級S班選手が保有する自転車だと恐らく100万円は下らないでしょう。

更により良い自転車を製造するため各選手は日々研究をしており、研究費用や開発費用を含めると、それなりの新車が購入できる金額になるのではないでしょうか。

コースの形状も速度が出る要素のひとつ

コースの形状も速度が出る要素のひとつ

競輪場のコースそのものもスピードを演出する重要な要素のひとつです。
特にコーナー部分は「カント」というかなりの角度の傾斜が設けられていて、この傾斜のおかげでスピードをほとんど落とす事なくコーナーを回る事ができます。

たまに競輪場のバンクを歩けるイベントを開催していますが、その際にカントを見ると、まるで「壁」のように思えるのではないでしょうか。
また、バンクそのものに凹凸があっては走行時に支障をきたすので、常に平坦となるように整備が施されています。

競輪選手自身の肉体と技術によって最終的な速度は異なる

競輪選手自身の肉体と技術によって最終的な速度は異なる

時速70キロものスピードを生み出す原動力となるのが競輪選手自身の肉体です。
競輪選手のトレードマークとも言える丸太のような太ももから生まれる脚力は私たち一般人の比ではなく、30キロで周回していた状態から僅か数回漕ぐだけで最高速度近くまでスピードを上昇させます。

しかし太ももが太いだけでは本当のパワーは生み出せません。
競輪選手は下半身だけではなく上半身もしっかりと鍛えています。
特に背筋や握力は太ももで生み出した力を正確にペダルに伝えるためには必要不可欠であり、更に筋肉は柔らかさを保つ事が重要と言われています。

そして、競輪選手はライバル選手との競り合いを制するために技術力の特訓も怠りません。
並走する際は接触しながら走り続ける事になるのですが、ここでバランスを崩さないように「もがき」というテクニックを駆使します。

相手のバランスを崩しながらも自身はバランスを崩さないようにし、トップスピードを維持し続けるという難しい戦いに勝たなければトップでゴールする事は出来ません。

また「かまし先行」など、一気に加速して先頭を奪取するには周りの選手の状況を見極める観察眼と、瞬時にトップスピードに到達する脚力が必須です。

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まとめ

競輪最大の魅力はそのスピード感であると同時に、「速度」は競輪選手として勝ち続けるためには最も必要な要素となっています。
誰よりも早く最高速度に到達し、誰よりも速くコースを周回してトップでゴールを通過した選手が1番強い、競輪とはそういう世界です。

競輪選手が本気で自転車を漕いだ際の最高速度は時速70キロにもなると言われていますが、この速度は専用の自転車に乗っているからこそ出せるスピードとなっています。

更にそれだけではなく、カントの傾斜などバンクの形状もスピードを生み出すためには重要で、カントのお陰でコーナーでもスピードを落とす事なく迫力ある駆け引きが生まれます。

そして何と言っても競輪選手自身の肉体こそが、圧倒的スピードを生み出す原動力である事は言うまでもないでしょう。
トレードマークである丸太のような太ももは、日々のトレーニングを継続して作られたものですし、背筋や握力もペダルに全ての力を伝えるのに大切な要素となっているため、下半身だけではなく上半身のトレーニングも欠かす事はできません。

最終周回の迫力ある駆け引きは、現地に足を運ばなければ体感出来ません。
この記事を読んで少しでも興味を持ったのであれば、是非近くの競輪場に一度足を運んでみてください。

  • この記事を書いた人

山川

競輪歴14年の山川です。 競輪だけで生活しています。 独自のリサーチと情報収集力で競輪予想サイトの真偽を見極めるコラムを執筆しております。
競輪予想に役立つような情報を発信中。

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