競輪選手は日々身体を張ってレースに出走し続け、毎日自分の身体を極限まで鍛え上げています。
なぜそこまで努力できるのかというと、その理由はやはり「頑張れば頑張るほど稼ぐことができる職業だから」でしょう。
本記事では競輪選手はどれくらいの年収があるのかを解説し、更には生涯獲得賞金ランキングベスト10も併せて紹介していきます。
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Contents
競輪の平均年収は級班によって大きく異なる
まず競輪選手の平均年収については公表しているサイトによって金額が異なるのですが、だいたい1,000万円ほどだとされています。
現在一般社会人の年収の中心値がおよそ430万円となっているため、それと比較すると競輪選手というのはとても高収入であるといえるでしょう。
中心値というのは簡単に言えば「その年収の人が一番多い」という数値なので信ぴょう性がありますが、競輪選手の年収平均1,000万円はあくまでも全選手の平均値なので信ぴょう性はそこまで高くありません。
競輪選手は級班によって年収が大きく異なり、最も低いランクであるA級3班の選手の中には一般社会人の平均年収を下回る選手もいますし、S級S班選手になると平均年収は1億円を超えることは決して特別ではありません。
競輪は完全実力主義の世界なので、平均年収で計算すればかなりの高収入である一方、収入格差がかなり大きな職業であると言えるでしょう。
2022年の獲得賞金ランキング
2022年の獲得賞金ランキングを一覧にしました。
順位 | 選手名 | 獲得賞金金額(円) |
---|---|---|
1位 | 脇本雄太 | 305,842,300 |
2位 | 古性優作 | 164,437,300 |
3位 | 松浦悠士 | 161,873,900 |
4位 | 郡司浩平 | 128,883,600 |
5位 | 佐藤慎太郎 | 112,247,200 |
6位 | 守澤太志 | 106,545,900 |
7位 | 平原康多 | 103,859,000 |
8位 | 新田祐大 | 90,191,000 |
9位 | 新山響平 | 83,082,000 |
10位 | 清水裕友 | 77,092,500 |
1位の脇本選手は賞金制のプロスポーツ選手としては史上初めて年間獲得賞金額が3億円を超えた選手となっています。
競輪選手の獲得賞金ランキング!
本項目では競輪選手の生涯獲得賞金ランキングベスト10を紹介します。
ベスト10の中には現在も現役で活躍している選手もいるので獲得賞金は正確な数字ではなく、概算である点はご了承ください。
第1位:神山雄一郎選手
(引用元:KEIRIN.JP)
獲得賞金ランキング第1位は、競輪ファンならばその名前を知らないという人は居ないであろう、「神山雄一郎」選手で、獲得賞金の総額は圧巻の28億5,000万円以上です。
概算にしているのは神山選手が未だに現役選手として活躍しているからで、53歳の現在においても最上位クラスである「S級1班」に在籍し続けており、正に生ける伝説となっている選手といえるでしょう。
神山選手のお父さんは熱心なサイクリング愛好家ということもあって、神山選手も小さなころから自転車が好きな少年でした。
とはいえ、小学校時代に片道40キロから50キロを走破していたというのは好きという領域を超越しています。
高校から自転車競技へと本格的に打ち込むようになると競輪学校では成績1位で卒業、デビュー戦で勝利して以降も活躍し続け、デビューからわずか7か月でS級へと昇格、さらに翌年には当時最高クラスであるS級1班へと昇格しました。
1990年には日本選手権を優勝してG1レース初制覇を果たしましたが、それ以降はなかなかG1レースで優勝できない日々が続きます。
しかし1993年にオールスター競輪に優勝してからは「横綱」と呼ばれるほどの圧倒的な実力を発揮するようになり、1997年にはG1レースを3勝するという大記録を打ち立てました。
その後1999年に日本選手権を優勝して史上3人目となるグランドスラムを達成、現在までにG1レースを16勝という大記録を打ち立てています。
流石に現在は全盛期の強力な走りはできなくなりましたが、未だにS級1班を維持し続けているというのは流石としかいいようがありません。
第2位:村上義弘選手
(引用元:けいりんマルシェ)
村上選手は生涯獲得賞金の4位にランクインしている瀧澤選手に憧れて競輪選手を目指すようになります。
中学の頃から自転車の乗り込みを続けた結果、高校の時に自転車競技で優勝するなど活躍しました。
高校卒業後に自転車学校に入学して競輪選手への道を目指して卒業、無事プロ選手としてデビューしますが、デビューしてしばらくはなかなか活躍できない日々が続きます。
しかし2000年になると次第に結果を残し始め2002年に前日本競輪に優勝、2003年にはふるさとダービーを優勝してオールスター競輪も制覇、翌年もふるさとダービーを勝利するなど大活躍したのですが11月に負傷、その後は長いスランプ状態に陥ってしまいます。
しかしその後肉体改造に励むなど努力した結果、2007年にはG1レースの決勝戦に進出するなど復調を見せ、2011年には8年ぶりとなるG1レース制覇、2012年にはKEIRINグランプリ制覇と賞金王獲得、2013年と2014年には日本選手権競輪を連覇するなど第二の黄金期と言ってよいほどの活躍を見せました。
しかし2016年にKEIRINグランプリを優勝した後は徐々に衰えを見せて全盛期のような活躍を見せることができなくなっていきます。
とはいえ急激に成績が落ちていったというわけではなく、2021年にもG1レースにはすべて出場、2022年S級1班という地位を維持し続けていたのですが、ケガや病気など相次ぐ欠場や、自身の連対率が0パーセントになっているのを見たことで限界を感じ、9月に突如引退を発表、2022年をもって引退することになりました。
生涯獲得金額は19億7,690万3,189円となり、堂々第2位にランクインしています。
第3位:山田裕仁選手
(引用元:KEIRIN + SS - 競輪S級S班オフィシャルサイト)
山田選手は小学生の頃から競輪選手への憧れを持っていて、高校の時に陸上競技をやっていたのも競輪選手になるための基礎作りのためでした。
その目論見は見事成功して競輪学校に一発合格、デビュー後もメキメキと頭角を現していったのですが、G1レースなど大レースではなかなか勝てなかったため「無冠の帝王」と呼ばれる時代が長く続きました。
しかし1997年に「KEIRINグランプリ」を初制覇したことで無冠の帝王という肩書を返上、その翌年には全日本競輪を制覇し、当時の競輪界を代表する選手となります。
特に2002年と2003年は日本選手権競輪とKEIRINグランプリを連覇するという驚異的な活躍を見せ、2002年には当時の年間獲得賞金額である2億4,434万8,500円を獲得し、「山田時代」という時代を築くほどの選手となりました。
しかしそれ以降はトップクラスレースの優勝からは遠ざかって徐々に肉体的体力的の衰えを見せたため、2014年に引退しましたが、引退後も競輪の発展のためさまざまな活動をしています。
生涯獲得賞金額は19億1,782万5,099円で、4位の瀧澤選手を大きく引き離す金額です。
第4位:滝澤正光選手
(引用元:さくや姫プロジェクト)
瀧澤選手は競輪選手として最も知名度が高いであろう「中野紘一」や「井上茂徳」達と熱い戦いを繰り広げ、「競輪黄金時代」と呼ばれる一時代を築いたレジェンド選手の一人です。
瀧澤選手は中高とバレーボールに熱中していて、競輪を本格的に始めたのはとあるきっかけで競輪学校に入学してからでした。
周りはずっと自転車競技を続けている人も多かったためスタート地点ですでにかなり不利だったのですが、並外れた努力でそのふりを覆していきます。
その努力というのは「とにかく1分でも長く自転車に乗る」というシンプルでありながら実践することが難しい練習法で、ピーク時は1日8時間、走行距離は200キロにも及んでいたそうです。
競輪学校時代に身に着けたこの練習方法は引退まで継続し、それが生涯獲得賞金ランキング上位に君臨している最大の要因であることはいうまでもないでしょう。
1987年には13場所連続優勝、特別競輪3連覇、KEIRINグランプリを優勝と大活躍の年であり、この年の獲得賞金は1億1,400万円でこの当時プロスポーツ選手のなかで一番稼いだ選手となっています。
そして1990年11月27日、競輪祭を制覇したことで史上二人目となるグランドスラムを達成しました。
それまでは選考選手として活躍していましたが、30代になると選考で走り続けることに限界を感じて自在型に変更、全盛期ほどの勢いはさすがになくなったもののトップクラス選手として活躍し続けたのですが、40代後半になると更に衰えていき、S級からA級へと降級することが確定したことが引退を決意するきっかけとなりました。
最終的な獲得賞金金額は17億5,644万円です。
第5位:小橋正義選手
(引用元:競輪資料室|KEIRIN.JP)
小橋選手はデビューしてすぐのころは先行選手でしたが、1991年に競輪祭に優勝し、特別競走を初制覇してからは追い込み選手としてその素質を開花させました。
その後1994年と翌年の日本選手権を連覇し、1996年のKEIRINグランプリも優勝すると追い込み選手としての地位を不動のものとします。
しかしその後トス所としてスランプに陥ってなかなか重賞レースで優勝できない日々が続いたため心機一転を図って岡山から新潟へ移籍、2001年に寛仁親王牌を優勝したことでその行動が間違っていなかったことを証明して見せました。
2015年になると流石に衰えを見せたのかS級からA級へと降級、そして2016年12月14日に出走した後突如引退を発表、引退することとなりました。
生涯獲得賞金は17億1,073万3,488円となっています。
第6位:鈴木誠選手
(引用元:チャリロト)
鈴木選手はG1等の優勝経験はそこまで多くはありませんが、とにかく常に安定した成績を維持し続けている選手であったというのが賞金ランキング上位に食い込むことができた最大の理由で、「日本選手権競輪」をなんと26年連続出場しているという驚異的な記録を保有しています。
もちろんこの記録は歴代1位であり、未だに破られてはいません。
鈴木選手の成績が常に安定していたもう一つの理由はその競走スタイルにあります。
特に全盛期は「本物の自在選手」と言われるほどあらゆる状況において自分の得意な走り方ができるオールマイティーな選手であり、常にトップ争いを繰り広げていました。
その結果49歳でS級クラスレースで優勝するという記録も樹立しています。
生涯獲得金額は合計17億853万1,755円です。
第7位:吉岡稔真選手
(引用元:facebook)
吉岡選手は日本選手権4度の優勝をはじめG1レース10回以上の優勝、更には1992年と1995年のKEIRINグランプリをも制しています。
特に1992年は同じ年に競輪祭と日本選手権も制しており、当時賞金制のプロスポーツ選手としては歴代最高となる1億9,002万円を獲得、それによって吉岡選手の名前は一気に広まりました。
全盛期は「F1先行」と呼ばれる他を全く寄せ付けない先行力で勝ちまくっており、吉岡選手のオッズに人気が一点集中する「吉岡オッズ」という言葉が生まれるほどでした。
生涯獲得賞金の額は16億8,866万4,299円です。
第8位:伏見俊昭選手
(引用元:けいりんマルシェ)
伏見選手は競輪だけではなく自転車競技でも素晴らしい成績を残している選手です。
2004年のアテネオリンピックではチームスプリント競技において銀メダルを獲得しています。
競輪選手としてデビューした翌年にはS級への昇格、その後2001年にはふるさとダービー、オールスター競輪を優勝するだけではなく年末のグランプリも制覇、この年の賞金王に輝いています。
2010年頃までは常に上位にランクインする活躍を見せていますが、以降は徐々に低迷してしまっており、2022年には1度も優勝できないという結果に終わってしまいました。
それでも通算獲得賞金は16億3,000万円以上という驚愕の数字です。
第9位:井上茂徳選手
(引用元:たけお競輪)
井上選手は「史上初めてグランドスラムを達成した選手」として、競輪の歴史に永遠に名前が刻まれる事になるであろう選手です。
グランドスラムは「特別競走」と呼ばれているレースで全て優勝する事が達成条件となっており、特別競走は以下の6つです。
特別競走
- 日本選手権(競輪ダービー)
- 高松宮記念杯(宮杯)
- 寬仁親王牌
- 全日本選抜
- オールスター
- 競輪祭
全てG1レースであり、1つ優勝するだけでも競輪選手にとっては名誉ある事なので、6つ全て優勝する事がいかに凄まじい事であるかが分かるのではないでしょうか。
デビューしてしばらくは先行選手だったのですが、途中で追い込み選手に転向します。
するとその才能を一気に開花させ、次々に数々の重賞レースを制していきました。
第10位:武田豊樹選手
(引用元:けいりんマルシェ)
武田選手は元スピードスケート選手という移植の経歴を持つ選手ですが、スケート選手も競輪選手と同様脚力が強さに直結するので関連性は大いにあります。
24歳の時に一度競輪選手を目指すためスケート選手を引退して受験するも不合格、しかしその後清水宏保選手の計らいによってスケート選手として復帰、ソルトレークシティ五輪に出場後、競輪学校の入学制限が29歳へと引き上げられたため再び競輪選手になる事を決意、見事に合格して競輪選手へと転向しました。
デビュー後わずか半年でのS級2班への昇級、デビューして387日でのG1決勝進出とふたつの最速記録を樹立しています。
獲得賞金は2022年10月時点で15億5,000万円以上となっていますが、恐らく2023年には9位の井上選手を抜いて9位へとランクアップする事でしょう。
競輪選手は収入が多い分出費も多い
収入格差があるとはいえ、競輪選手は私たち一般人の感覚で見ればとても収入が多い職業である事がここまでの解説で分かったのではないでしょうか。
しかし得られる収入が全部競輪選手の利益になる訳ではありません。
競輪選手のみならず、スポーツ選手の年収は高額ですが、その一方で仕事に関しての出費が私たちとは比べものにならないほど多いです。
自転車や選手自身のメンテナンス代
競輪のレースに使用する自転車は、ルールに則った範囲に整備されている自転車を各選手が自分で用意する事になります。
つまり競輪用の自転車は自前で用意しなければならないという事です。
自転車を趣味にしている人なら分かるかと思いますが、パーツに凝りだすと驚くほどお金がかかります。
趣味の自転車でそうなってしまうわけですから、競輪用の自転車となるともっとお金が必要になるでしょう。
大西祐という競輪選手が自身のブログで自転車にかかる費用を詳細に紹介してくれているのですが、自転車本体だけでなんと40万円以上もします。
更にヘルメットやレザーシューズなど選手自身が身につけるものも合算すると、レースに出るには50万円を軽く超える費用が必要になるそうです。
そして競輪選手は身体が資本なので毎日のトレーニングを欠かす事ができません。
自己トレーニングをする事もあるでしょうが、本格的なトレーニングをするためにはプロのインストラクターからの指導を受けながらのトレーニングとなるでしょう。
したがってジムの使用料やインストラクターのレッスン費用などもかなり必要となるはずです。
税金
そして高給取りである競輪選手にとって最も痛いのが「税金」です。
競輪選手の平均年収が1,000万円なので、所得税の税率は年収の33パーセントになってしまいますし、S級S班の選手ならば軽く5,000万円を超える年収となりますから、税率は驚愕の45パーセントとなってしまいます。
つまりせっかく頑張って賞金を稼いでもそのうち半分近くが税金で取られてしまうというわけです。
そして競輪選手が支払うお金は税金だけではありません。
競輪選手は全員が「選手会」に加入する事が義務づけられているのですが、各レース出走後に得た賞金のうち、1割プラス15,000円を選手会に納付する事が義務づけられています。
つまり各選手は公表されている賞金のうち1割以上が差し引かれた状態のお金を受け取るというわけです。
この選手会への支払いに関しては不満を持つ選手も居て、一時期クーデターを起こすほどの騒動になった事もありました。
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まとめ
競輪選手の生涯獲得賞金ランキングを本記事では紹介しました。
トップ10に入っている選手はいずれも15億円以上という、私たち一般サラリーマンではどうひっくり返っても稼げないほどの賞金を獲得しています。
それだけを見ると競輪選手はとても夢がある職業のように思える事でしょう。
しかし競輪選手は勝ち続けるために常にトレーニングに励まなければならないため、トレーニングジムの使用料がかなりの出費となりますし、レースで使用する自転車のメンテナンス費用もそれなりに必要です。
そしてなんといっても収入が多い事から多額の税金が差し引かれる事になってしまいます。
高収入なのも弱肉強食の厳しい世界で戦い続けているからであり、決して楽な仕事ではありません。