競輪のおすすめの買い方を紹介！ムダな買い方をせずに稼ぐ

車券は何種類にも及んでいて、どういう買い方をするかは個々人のお好み次第でしょう。
堅実な人は的中率の高そうな枠連やワイドといった車券を購入し、一発大穴を狙いに行く人は、2車単や3連単といった、的中率こそ低いものの、高配当をゲットできる車券を購入…。

こんな感じで分かれてくると思いますが、それならそれで軍資金を無駄にしたくないもの。
お金は限りあるものですから、闇雲に資金を突っ込めば、最終レースでは一文無し。

そんなことにならぬよう、ムダな買い方をせずに、上手に稼ぎたいものですね。
ここではムダな買い方をせずに車券を楽しめる、おすすめの車券の買い方をご紹介します。

車券の買い方について

最初に、車券の買い方について説明します。
車券の種類についてはいくつかありますが、主に買われているのは、以下の車券です。

車券については、他にも枠複・枠単とか、民間事業者が中心に発売している重勝式（Dokanto！やK-3 K-5といったもの）もありますが、ここでは割愛します。
これらの車券を買う時に、買い方としては今のような方式で購入されています。

通常

読んで字の如く、自分が買いたいと思った組合せの車券を、その通りに車券を買うものです。

ながし

例えば、1着に来る選手はわかっていて（いわゆる「頭テッパン」）、2着以下にどの選手が入るかわからない…といった場合は、この方法が有効です。

また、1，2着どちらかに来るであろうという選手はわかっていて（いわゆる「軸テッパン」）、それ以外はどの選手が来てもおかしくない…といった場合でも有効です。
具体的には、以下のようなイメージです。

（頭テッパンの場合。3連単で頭1番、紐2～5番と指定）

（軸テッパンの場合。3連複で頭1番、紐2～5番と指定）

これはいわゆる「軸の選手と心中する」というイメージであり、もしもその軸となる選手が、3連単なら2着以下、3連複なら4着以下に沈んだ場合、車券は不的中となります。
こうした可能性があるということを知った上で、購入するようにしましょう。

ボックス

例えば、選手同士が、実力があって拮抗しており、どの選手が1着に来てもおかしくない…といった場合どの選手から買えばいいのか判断に迷いますよね。

そうした場合、どの選手が1着に来てもいいように、自分が来そうだなと思った選手の番号をすべて指定しておくのです。

こうすれば、取り上げたすべての番号の組み合わせを購入することができ、マークし忘れて車券を買い損ねたというようなことは起こりません。
具体的には、こんなイメージです。

（2車単の場合。1番から4番までを指定）

（3連単の場合。1番から4番までを指定）

こうすれば、裏目も含めてすべての車番を購入でき、買い漏れすることはありません。
ただし、倍率を無視してアレコレ買い過ぎると、逆にかけ金の総額よりもより配当金が少なくなってしまい、「トリガミ」になる可能性もあるので、注意が必要です。

参考までに、ボックスの組合せ表を挙げておきます。

フォーメーション

これは1着、2着、3着に来そうな車番をそれぞれ1車ずつ選び、購入可能なすべての組み合わせを購入する方法です。

例えば、軸とすべき1着の選手は決まっているけど、2着以下にどの選手が入るかわからないといった場合や、どの選手にもチャンスありといった場合があると思います。

そうした場合には、この方法が有効でしょう。
具体的には、こんなイメージです。

（3連単の場合。1着1番と2番、2着1番～3番、3着1番～7番と指定）

3着に何が来るかわからない場合等の「ヒモ荒れ」を想定しましたが、こうすればすみずみまで幅広く車券を網羅できますので、安心ですね。

なお、フォーメーションで何点買ったのかを知りたい場合は、京王閣競輪場のホームページに、すぐに計算できるツールがあるので、活用するといいでしょう。

軸１流しでは買わない

ここまでは車券を買う際の買い方について紹介してきました。
ここからはおすすめの車券作戦について。
最初に強調しておきたいのは【軸１流しでは買わない】という点です。

先程も言及しましたが、軸に推した選手が、2車複なら3着以下で2車単なら2着以下、また3連単なら2着以下、3連複なら4着以下に沈んだ場合、車券は不的中となります。

そうなると軸に推した選手と心中する形となって、的中の可能性が大幅に下がりますから、これはあまりおすすめできません。
では、どんな方法が良いのでしょうか？

男子競輪と女子競輪の競技方法をきちんと熟知する

競輪には、男子選手によって展開される通常の競輪と、女子選手によって展開されるガールズケイリンの2つがあります。
そこでおすすめしたいのは、この作戦です。

なぜそう言えるのでしょうか？
これは戦い方に起因します。

男子の競輪はいわゆる集団戦であり、基本的には何人かがラインという集団を組んで戦う形式ですから、レースがもつれてラインが荒れたら、誰が突っ込んでくるかわかりません。

そうなると数を絞って車券を買うよりかは、むしろ点数を広げた方が的中の可能性が上がるものです。
そこで、1～3着にマークする点数を、1車限定ではなく、極力増やして臨みたいですね。

無論軍資金の都合もあるでしょうから、そこは考えて購入しなければいけませんが、こうしておくことで的中の可能性が上がることは確かでしょう。
一方女子の競輪ですが、こちらは団体戦でなく個人戦です。

そうなると、それこそラインのような集団戦とは大違い。
集団戦の場合ですとラインの3人で決まったりとか、あるいは逃げ・番手の両者が、そのまま雪崩れ込んで1・2着になったりすることが多々あります。

しかし、女子ですと個人戦ですので、いわゆるラインがありません。
そうなると、1着は前で逃げた選手が入るも、2着はその逃げた選手の近くにもいなかったような追い込み選手が入る…なんてことも。

要するにラインがない以上、どんな組合せもあり得るということですから、有力と思われる選手同士をボックスで組み合わせ、的中の可能性を高めるということです。
一概に言い切ることもできませんが、一つの作戦として考えておくといいでしょう。

初心者はワイド車券がおすすめ

ここまでは結構専門用語的なものを使ったりしてご説明しましたが、昨日今日競輪を始めた人にとっては、ちょっとマニアックなやり方かもしれません。
そこで、まだ競輪をあまりよく知らないという、初心者向けの作戦も紹介します。

ズバリ！ワイド車券で勝負することでしょう。
正式には「車番拡大二連勝複式」と呼ばれる車券であり、要するに3着までに入る組合せを当てればいいものです。

競輪の知識もあまりないような初心者ですと、1着から3着まで正確に予想するのは至難の業。
そこで「3着までに入ればいいやっ！」という軽い気持ちで購入できる、この車券こそが一番オススメできる車券と言えます。

玄人と言える方々からすれば、あまりにお気楽でライトなものかもしれません。
でもこうした車券を活用して競輪の面白さを感じ取り、その後知識を深めて、本格的に車券合戦に参加するようなファンに成長してもらえれば、競輪人気の復活にもつながるでしょう。

まとめ

以上、おすすめの車券の買い方についてご紹介しました。
車券の種類や買い方の作戦など、方法はさまざまで、どの車券を買うか？どの作戦をとるか？そこは個々人のお好みにもよると思います。

しかし、こうした知識を一つでも多く持っておけば、その時のレースの状況に応じて、多彩な作戦を展開することができるというもの。
頭テッパンというレース状況ならこの作戦で、大荒れというレース状況ならその作戦で…。

競輪を大いに楽しむためにも、その場その場において柔軟な姿勢で臨めるよう、かつムダな買い方をせずにいられるようにしておきたいですね。