競輪で勝てない理由と勝つための改善策を解説！

この記事を今読んでいる人で、競輪で勝てているという人はどれくらい居るでしょうか。
恐らく大部分の人がトータルでは負けている事でしょう。

本記事では多くの人が競輪で勝てていない理由を解説すると同時に「勝ち組」に近づくためにはどのような事を実践していけば良いかについても解説していきます。

競輪で勝てないのは「負け組」と同じ買い方をしているから

競輪で勝てない理由、それはズバリ「負けている人と同じような買い方をしているから」です。
競輪の車券を購入している人の大部分はトータルで利益を出すどころか負けているというのが実情です。

この記事を読んでいる人の周りの競輪仲間はどうでしょうか。
自分の知っている人でプラス収益になっている競輪ファンは恐らく居ないでしょう。
つまり、競輪の車券を購入している人のうち、90パーセント以上は「負け組」ということになります。

そして冒頭では負けている人と同じような買い方をしているから同じように負けると断言しました。
世の中の大多数の競輪ファンと同じような車券の買い方をしていればほぼ確実に負けます。

競輪で勝つためには「負けている人の車券の買い方」を徹底的に分析し、その買い方をしないようにしたうえで、「勝つための買い方」を見つける事が一番の近道です。

仕組み上競輪は勝ちづらいように出来ている

競輪の配当金は私たちが車券を購入する際に支払った「車券代」を使って支払われています。
しかし車券代全てが配当金として使われている訳ではありません。

車券代のうち、25パーセントは「控除」として運営側が確保し、残り75パーセントが配当金として私たちに還元されています。
つまり「競輪をはじめ公営競技はいかなる場合でも運営側が儲かる」システムとなっているのです。

運営側が儲かるシステムになっているという事は、仕組み上競輪は勝ちづらいように出来ていると言い換える事が出来るでしょう。
したがって競輪で勝つためには綿密な戦略を立てて勝負する必要があります。

さらにもう一つ付け加えるならば、競輪の配当金で一定金額以上になると「確定申告」をして税金を支払わなければなりません。
競輪の配当金は「一時所得」扱いとなっています。

一時所得には50万円の「特別控除枠」があるので、一時所得の年間合計が50万円以下であれば所得はゼロなので申請する必要はありませんが、50万円を超えると所得が発生しているので確定申告をしなければなりません。
配当金を沢山受け取ると税金が発生するというのも競輪で勝ちづらい理由のひとつといえるでしょう。

負け組に共通する買い方

競輪の車券を勝っている人の大多数が負け組であり、さらに競輪は売り上げから控除という名目であらかじめ収益を確保するシステムであるためそもそも勝ちづらい仕組みになっており、さらに一定以上の配当金を得ると確定申告をして所得税まで支払わなければならないという、勝ちたいと思っている人には非常に厳しい条件の元で成り立っているギャンブルである、ということが理解できたでしょうか。

この厳しい条件の中で勝つための方法を見出すために、まずは「負け組に共通する買い方」というものを分析していくことにしましょう。

ここでは大きく5つのパターンを紹介するので、自分もしくは周りの競輪ファンがこの買い方をしていないか検証してみてください。
恐らく思い当たる節があるかと思います。

大穴狙い

競輪で負けている人の買い方の共通点、一つ目は「大穴狙いをしている」というものです。
100倍以上の万車券を当てるというのは競輪の車券を購入している人であれば一度は実現したい目標のひとつといえるでしょう。

確かに100倍以上の配当金を得ることができれば大金を手にすることが出来るため、大きく稼げます。
ところが、その万車券を的中させるためには多くの外れ車券が出てくるでしょう。

せっかく万車券を当ててもそれまでに沢山負けてしまっていれば結局トータルでマイナスになってしまいます。
勝ち方のスタイルは人それぞれなので、この買い方を否定するわけではありませんが、大穴狙いの買い方を続ける人はほぼ確実に競輪で負けることになります。

レース選びに時間をかけていない

競輪で負けている人の買い方の共通点、二つ目は「レース選びに時間をかけていない」というものです。
競輪は毎日複数の競輪場でレースが実施されていて、ひとつの競輪場では1日に10レースから12レースおこなわれるので、その数は膨大なものとなります。

これだけの選択肢から車券を購入するレースを選ぶというのは確かに大変ですが、競輪においてレース選びというのは非常に大切で、レース選びが的確であれば半分は的中したも同然だといわれているほどです。

当たり前ではありますが、各レースはレースが実施される競輪場も、出走する選手もすべて違うのでまったく同じ条件の競輪場はひとつとしてありません。
そのため、レースによって予想の難易度も大きく異なります。
レース選びを誤って予想難易度の高いレースばかりを選んでいれば当然車券は的中しないでしょう。

予想のための情報収集が不足している

競輪で負けている人の買い方の共通点、三つ目は「予想のための情報収集が不足している」というものです。
レース選びがいくら正しかったとしても、そのレースに関しての情報を沢山集めなければ的確な予想をすることはできません。

出走表だけ見ていれば良いと考えている人も多いかもしれませんが、今の競輪界において情報を提供してくれるものは出走表だけではありません。
例えば各競輪選手は独自のアカウントを所有しており、各種SNSで積極的に情報発信しています。

その中には自分が車券を購入しようと考えているレースに関する重要な情報を発信している可能性もありますし、YouTubeなどでは多くの予想家たちがレース予想を配信しており、それらも十分参考資料になるでしょう。

情報過多のため、中にはまったく役に立たないものも確かにありますが、情報収集を怠っている人が競輪で勝てるわけがありません。

競輪場の特徴を把握していない

競輪で負けている人の買い方の共通点、四つ目は「競輪場の特徴を把握していない」というものです。
各選手それぞれ得意な走り方や戦法が異なるのと同じように、全国に43か所ある競輪場はひとつとして同じ形状のものはありません。

そもそも競輪場が造られた場所自体43か所すべて違うので、風など天候に関する条件が全て異なりますし、1周の長さも大きく「333m」「400m」「500ｍ」と3つに分かれています。
そして、最終コーナーからゴールまでの「みなし直線距離」も一番長い大宮競輪場の66.7mと一番短い小田原競輪場の36.1mでは実に30m以上も差があります。

これだけ大きな差があれば同じ出走選手であっても大宮競輪場と小田原競輪所言うとでは有利になる選手が全然変わってくるでしょう。
さらにコーナーに設けられている傾斜（カント）も競輪場ごとに大きく異なります。
少なくとも自分が車券を購入しようとしている競輪場の特徴は把握しておかなければ、競輪で勝つことは難しいでしょう。

その場の勢いで追加で車券を購入している

競輪で負けている人の買い方の共通点、五つ目は「その場の勢いで車券を購入している」というものです。
例えば事前に車券を購入すると決めていて時間をかけて予想をしたレースで外れてしまったため、「このまま賭けたまま終わるのは嫌だ」と急遽別のレースの車券を購入する、または見事に的中し、配当金を受け取ったため、「今日は調子が良いからもっと勝てるかもしれない」と、配当金を手に嬉々として別のレースの車券を購入する、といった経験がある人は多いのではないでしょうか。

この買い方が競輪をはじめ公営競技の負け組に最も多い「負けパターン」です。
事前の「車券が的中、あるいは不的中だった場合に勝負する」ときめていた「予備レース」であればまだ良いのですが、その場の勢いで何の対策も立てていないレースの車券を購入したところで当たるわけがありません。

負けを取り戻そうとした人はさらに損失が大きくなり、的中して配当金を得た人もこのような買い方をするとせっかく手にした配当金を失ってしまうことになります。

勝つためにはどうすれば良い？

ここまで負け組に共通する「5つの買い方」を紹介しました。
この記事を読んでいる人で該当するものが合ったという人は居るでしょうか。
もし居たのであれば、まずはその買い方をしないようにしてください。

負け組の買い方を辞めてはじめて「勝ち組になるためのスタートライン」に立つことができます。
その上で勝つためにはどうすれば良いかを考えていくようにしましょう。

ここでは勝つための方法を7つ紹介しますが、これらはあくまでも「勝つために取り込んでほしい行動」でしかない点を理解したうえで読み進めてください。
競輪はレースが終わらなければ誰にも結果が読めない競技であるため、100パーセント勝つ方法というのは現時点では存在しません。

書籍で基礎を学ぶ

競輪で勝つためにはまず、競輪をこれから始めようと思っている人も、何年か競輪の車券を購入している経験がある人も書籍を購入して、一通り目を通してみてください。

競輪初心者ならば最初から最後まで読み進めることで競輪の基礎を学ぶことができますし、競輪の経験者も自分にとって必要な項目を読めば新しい発見が出来たり、今までの自分の予想方法を見直すきっかけになることでしょう。

ただし、書籍はどうしてもタイムラグが生じるので最新情報は掲載されていません。
あくまでも競輪の根幹を学ぶためのものであるという認識で利用してください。

YouTubeなどで最新情報を入手

では最新情報はどうやって入手すれば良いのでしょうか。
インターネット隆盛の現代において、競輪の最新情報を入手することは何ら難しくはありません。

Twitterなどでは多くの競輪ファンが情報を発信していたり、競輪に関するツイートをしているでしょうし、現役選手も自身のアカウントを使ってさまざまな情報を発信しています。

また、YouTubeでは著名な競輪系YouTubeerや芸能人が事前予想を出していたり、レースに関する分析動画を出しているので、どちらかといえば必要な情報と不要な情報を仕分けするほうが大変なほどです。

色々な情報源を利用してみて、いつも信用できる情報を発信している人を見つけて「お気に入り登録」をし、予想に活かしていくとよいでしょう。

得意な競輪場を作る

競輪で勝つために有効な手段のひとつに、「得意な競輪場を作ってしまう」というものがあります。
前述した通り、競輪場は1周の長さも「みなし直線距離」も、「カント」も全部違います。

特徴があるということは、各競輪場によってレース結果に何かしら偏りが出てくるため、研究を続けていけばそのうち自分にとって「予想しやすい競輪場」というものが出てくることでしょう。
そういった競輪場をひとつだけでも見つけることができれば、車券を購入する上で大きく有利になります。

当てやすいレースを選ぶ

競輪で勝つために最も大事なこと、それは「当てやすいレースを選ぶ」ということです。
多くの競輪ファンが「自分が予想したいレース」を優先してレースを選んでいます。

予想したいレースが当てやすいレースであったならば問題ありませんが、多くの場合はそうではありません。
競輪ファンが予想したいレースというのは、「自分が応援している選手が出走しているレース」「注目度の高い重賞レース」「高額配当が期待できる荒れたレース」、この3つのうちどれかである場合が非常に多いです。

応援している選手が出走しているレースが当てやすいレースになっているとは限らないですし、重賞レースはそもそも各選手の実力差がほとんど無いので予想自体が難しくなります。

そして高額配当が期待できるレースというのは当てやすいレースとは対極にあるレースといえるでしょう。
つまり、多くの競輪ファンは勝ちたいと考えているにも関わらず、勝つためのレース選びを一切していないのです。

本気で勝ちたいと考えているのであれば、選手の応援や重賞レースで感じられる興奮、高額配当が当たった時の高揚感や優越感といった感情を一切捨てて、「できるだけ予想通りの結果になるであろうレース」を選ばなければなりません。
当てやすいレースというのは具体的に以下のようなレースになります。

重賞レースとは正に対極にあるようなレースばかりといえるでしょう。
しかし勝ちたいのであれば、こういったレースを中心にチェックするようにしてください。

出走表を隅から隅まで確認

当てやすいレースを見つけることができたら、次に出走表の確認です。
出走表は隅から隅まで、購入しようとしている選手以外も含め、全ての選手についてチェックしましょう。

これは競輪で勝つための基本中の基本です。
そもそも競輪で予想することが難しい、と悩んでいる人は上記当てやすいレースのうち、「ガールズケイリン」にチャレンジしてみることをおすすめします。

ガールズケイリンは「LINE」を組むことそのものが禁止されているので、完全な個人戦となります。
競輪は選手自身の能力が勝敗に大きく影響する競技なので、ガールズケイリンで実力上位の選手はそう簡単に負けることはありません。

まずは2車単の中穴を狙おう

出走表を隅から隅までチェックしたら、まずは「2車単」で勝負してみましょう。
競輪では3連単が当たり前だし、それ以外の車券は買う意味がないと思っている人もいるかもしれませんが、そういった事を言えるのは3連単をしっかりと当てることができている人です。

競輪ファンの多くは3連単を当てられていないわけですから、当てられない車券を買い続けたところで勝てるわけがありません。
しかし2車単であれば3連単よりも的中率は一気に上昇しますし、スジ違い決着になればそれなりに高い配当金を得ることも可能です。

ただし、2車単の平均配当は3連単よりも低くなってしまうため、買い目点数は3連単以上に絞り込んでおく必要があります。
競輪の3連単はだいたい10点〜20点の間くらいに絞ることを推奨していますが、2車単の場合は10点以内にしておいたほうがよいでしょう。
それでも2車単10点であれば本命を狙いつつ、スジ違いの穴車券も購入することができます。

慣れてきたら3連単にチャレンジ

2車単をある程度当てられるようになったら（最低でもプラマイゼロくらいの的中率を数か月キープ）、3連単にチャレンジします。
2車単で一定以上の勝率をキープできるようになっている人でも、3連単を的中させるのは至難の業で、恐らく思うように予想できない人が大部分でしょう。

2車単を購入する前に3連単ばかり買っていた人は「こんなに難しい車券に無謀にも挑んでいたのか」と愕然とするかもしれません。
しかし、そういう意識を持てただけでも勝ち組に大きく近づいています。

勝つためのレース選定を慎重におこなうようになるでしょうし、いざとなれば的中率を上昇させることができた2車単を買えば損失を取り戻すことも十分可能です。

まとめ

競輪で勝てている人の割合が正確に出ているわけではありませんが、恐らく全体の1割にも満たないでしょう。
したがって、大部分の人が実践している買い方を真似していてはいつまで経っても競輪では勝てないということになります。
競輪で負けている人は、以下のような買い方をしています。

この記事を読んでいる人で上記買い方に該当している人もまた、ほぼ間違いなく勝てていないでしょう。
勝ちたいと本気で考えているのであれば、まずは上記の買い方を徹底的に排除する必要があります。
そのうえで下記のような事を意識して車券を購入するようにすると、勝ち組に近づくことができるでしょう。

ただし、あくまでも「勝ち組に近づくための手段」であり、本当に競輪で勝つためには上記手段に加えてさらに何かしらの努力を積み重ねなければなりません。

還元率が75パーセントしかなく、なおかつ50万円以上の配当金を得た場合は確定申告をして取得税を支払わなければならない競輪で勝つことは、非常に難しいということは常に頭の中に入れておいてください。